【高配当】共英製鋼(5440)配当分析|利回り4.68%

5440 共英製鋼

中立
配当利回り
4.68%
配当性向
40%
DOE
1.85%
総合スコア
55.0pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード5440
業種鉄鋼
配当利回り(株価ベース)4.68%
1株配当(最新期・分割調整済)90.00円
総合判定中立
総合スコア55.0
連続増配0年
非減配4年
配当性向39.65%
PER / PBR10.20 / 0.48
ROE4.61%
DOE(株主資本配当率)1.85%(業種中央値 2.31%)

共英製鋼は鉄鋼セクターに属する企業で、決算期は3月です。時価総額は約1,039億円、PBRは0.48倍で、1株あたり純資産4,870円に対して株価は1,923円。PERは10.2倍です。

自己資本比率は58.6%と厚く、財務の土台はしっかりしています。一方で最新期は売上高が前期比2.4%減、EPSも8.6%減(226.98円)でした。利益は2024年の318.13円をピークに、2年続けて下がっています。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年7.90%5.13%2.94%
3年6.63%4.73%3.49%
1年5.35%4.35%3.49%
現在4.68%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0330.00円27.17%110円
18/0340.00円49.81%80円
19/0340.00円26.71%150円
20/0375.00円40.86%184円
21/0360.00円29.67%202円
22/0340.00円27.50%145円
23/0380.00円26.52%302円
24/0390.00円28.29%318円
25/0390.00円36.25%248円
26/0390.00円39.65%227円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.85%と控えめです(業種中央値は2.31%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年最大 7.90 5年平均 5.13 5年最小 2.94 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 4.68

折れ線は月ごとの配当利回りで、水平線は5年間の最高・平均・最低の水準です。2022年4月に3.61%から7.23%へ跳ね上がったのは、減配ではなく株価の水準と配当額の組み合わせで利回りが大きく動いた局面です。現在の4.68%は5年平均の5.13%より低く、2026年2月の3.53%からは戻した位置にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年 最大: 7.90 7.90 5年 平均: 5.13 5.13 5年 最小: 2.94 2.94 5年 3年 最大: 6.63 6.63 3年 平均: 4.73 4.73 3年 最小: 3.49 3.49 3年 1年 最大: 5.35 5.35 1年 平均: 4.35 4.35 1年 最小: 3.49 3.49 1年 現在 4.68 最大 平均 最小

5年・3年・1年のそれぞれについて、利回りの最大・平均・最小を並べた棒グラフです。期間が短いほど幅が狭くなり、1年では最小3.49%から最大5.35%、平均は4.35%でした。現在の4.68%は、1年平均より高く5年平均5.13%より低い位置にあります。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 100.00 2017 2017年 30.00円 2018 2018年 40.00円 2019 2019年 40.00円 2020 2020年 75.00円 2021 2021年 60.00円 2022 2022年 40.00円 2023 2023年 80.00円 2024 2024年 90.00円 2025 2025年 90.00円 2026 2026年 90.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で並べた棒グラフです。2017年の30円から2020年に75円まで上がり、2022年に40円へ下がった後、2023年に80円、2024年から2026年は90円で横ばいです。棒の高さがそろってきた直近3期は、配当が安定している様子を示しています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは4.68%。5年平均の5.13%は下回りますが、直近1年の平均4.35%よりは高い水準です。5年間の最高は7.90%、最低は2.94%でした。

1株配当は2024年から3期連続で90円と横ばいです。2022年に40円まで減配した後、2023年に80円、2024年に90円へ戻しました。連続増配は0年で、減配のない期間(非減配)は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当の余力を測るDOE(純資産配当率。純資産に対して何%を配当に回しているかを示す指標)は1.85%です。鉄鋼業の中央値2.31%を下回り、全国目安の2〜4%でも下端に近い位置にあります。配当性向は39.65%で、利益の6割は社内に残る計算です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE4.61%
ROA2.64%
DOE1.85%
自己資本比率58.64%
EPS / BPS227 / 4870
収益性スコア1.01
還元スコア0.90
割安スコア0.85

ROEは4.61%、ROAは2.64%で、業種中央値(4.80%、2.86%)をいずれもわずかに下回ります。営業利益率は5.38%と中央値の4.66%を上回りました。稼ぐ力は、利益率で見ると業種内で悪くない位置です。

自己資本比率は58.6%。フリーキャッシュフローは約93億円のプラスです。配当90円に対して、EPSは226.98円あります。

気になるのは利益の方向です。EPSは2024年の318.13円から2025年に248.28円、2026年に226.99円へ下がりました。配当性向は2024年の28.29%から39.65%に上がっており、配当は据え置かれたまま、利益の減少分だけ負担が重くなっています。

4. 割安度

PBRは0.48倍で、業種中央値の0.56倍より低い水準です。PER10.2倍、時価総額は約1,039億円。純資産に対して市場がつけている評価は、同業の中央値より控えめです。

配当利回りの面では、現在の4.68%が5年平均(5.13%)の約0.91倍にあたります。利回りだけを見ると、過去5年の平均よりやや薄い位置です。5年間の利回りレンジは2.94%から7.90%で、現在はその中ほどにあります。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1923円(利回り4.68%)
5年平均利回りに戻る株価1754円(利回り5.13%)
5年最高利回り時の株価1139円(利回り7.90%)
5年最低利回り時の株価3061円(利回り2.94%)

いまの株価は1754円(5年平均利回り水準)と3061円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約8.8%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 5年最低利回り水準 3,061 5年平均利回り水準 1,754 5年最高利回り水準 1,139 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 1,923

年間配当90円を5年間の利回り水準で割り戻した株価を、折れ線で示したグラフです。5年平均の利回り5.13%に戻る株価は1,754円、5年最低の2.94%の株価は3,061円、5年最高の7.90%の株価は1,139円になります。現在の株価1,923円は、1,754円と3,061円のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 55.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 利回り4%以上

総合スコアは55点、判定は「中立」です。加点材料は利回り4%以上、判定根拠のマイナス側は自社平均より低い利回りでした。収益性スコアは1.013、還元スコアは0.900、割安スコアは0.849です。

配当は2022年の40円から90円まで回復し、3期連続で据え置かれています。減配のない期間は4年で、連続増配はまだありません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOEは1.85%と業種中央値より低く、配当性向も39.65%にとどまるため、数字の上では配当に回せる余力が残っています。ただしEPSは2期連続で下がっており、この流れが続くかどうかが今後の配当の見どころです。異常値は検出されていません。あなたが確認するなら、次の決算でEPSが下げ止まるかと、配当が90円で維持されるかの2点です。

6. よくある質問

共英製鋼の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.68%で、過去5年平均の5.13%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2022年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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