【高配当】JFEホールディングス(5411)配当分析|利回り4.65%

5411 JFEホールディングス

対象外
配当利回り
4.65%
配当性向
73%
DOE
1.99%
総合スコア
33.9pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード5411
業種鉄鋼
配当利回り(株価ベース)4.65%
1株配当(最新期・分割調整済)80.00円
総合判定対象外
総合スコア33.9
連続増配0年
非減配0年
配当性向72.53%
PER / PBR16.50 / 0.44
ROE2.73%
DOE(株主資本配当率)1.99%(業種中央値 2.31%)

JFEホールディングスは鉄鋼セクターに属し、決算は3月期です。時価総額は約1兆1637億円で、PBRは0.44倍とBPS(1株あたり純資産)4,117.88円を大きく下回る水準にあります。

収益面は控えめです。最新期のEPSは110.3円、ROEは2.73%、営業利益率は2.47%で、鉄鋼業の中央値(ROE 4.80%、営業利益率4.66%)には届いていません。売上高成長率は-6.59%、EPS成長率は-23.63%でした。

自己資本比率は44.43%、PERは16.5倍です。配当データは24年分あり、年ごとの増減幅が大きい銘柄だと数字から読み取れます。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年7.43%5.27%3.15%
3年6.58%5.03%3.54%
1年5.29%4.51%3.54%
現在4.65%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0330.00円25.46%118円
18/0380.00円47.24%169円
19/0395.00円33.47%284円
20/0320.00円—%—円
21/0310.00円—%—円
22/0345.00円27.98%161円
23/0380.00円28.50%281円
24/03100.00円30.93%323円
25/03100.00円69.24%144円
26/0380.00円72.53%110円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.99%と控えめです(業種中央値は2.31%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 4.00 6.00 8.00 5年最大 7.43 5年平均 5.27 5年最小 3.15 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 4.65

月次の配当利回りを折れ線で追ったグラフで、水平線は5年の最大・平均・最小の水準です。この銘柄の利回りは2022年9月の7.11%や2023年4月の7.31%まで上がった後、いまは4.65%まで下がりました。5年平均の5.27%を下回る位置にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年 最大: 7.43 7.43 5年 平均: 5.27 5.27 5年 最小: 3.15 3.15 5年 3年 最大: 6.58 6.58 3年 平均: 5.03 5.03 3年 最小: 3.54 3.54 3年 1年 最大: 5.29 5.29 1年 平均: 4.51 4.51 1年 最小: 3.54 3.54 1年 現在 4.65 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを並べた棒グラフです。平均は5年が5.27%、3年が5.03%、1年が4.51%と、期間が短いほど低くなっています。現在の4.65%は1年の最高5.29%と最低3.54%のあいだです。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 30.00円 2018 2018年 80.00円 2019 2019年 95.00円 2020 2020年 20.00円 2021 2021年 10.00円 2022 2022年 45.00円 2023 2023年 80.00円 2024 2024年 100.00円 2025 2025年 100.00円 2026 2026年 80.00円

年度ごとの1株配当を分割調整後の金額で並べたグラフです。2017年の30円から2019年の95円まで増えた後、2020年は20円、2021年は10円に落ち、2024年と2025年は100円、2026年は80円でした。年ごとの振れ幅が大きいと読み取れます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは4.65%です。5年平均の5.27%より低く、5年の最高7.43%、最低3.15%のレンジでは中ほどに位置します。直近の配当落ち日は2026年9月29日でした。

年間配当は2024年と2025年が100円、2026年は80円で、直直近度に減配となりました。連続増配年数・非減配年数はどちらも0年です。過去を見ても、2019年の95円から2020年は20円、2021年は10円まで落ちており、業績に合わせて配当が大きく動く銘柄です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率。純資産に対して配当をどれだけ払っているかを示す指標で、高いほど配当が厚い)は1.99%です。鉄鋼業の中央値2.31%を下回り、全国の目安である2〜4%でも下限に近い水準です。配当性向は72.53%で、2024年の30.93%から2年で大きく上がりました。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE2.73%
ROA1.19%
DOE1.99%
自己資本比率44.43%
EPS / BPS110 / 4118
収益性スコア0.50
還元スコア0.71
割安スコア0.79

利益の水準は同業の中央値を下回っています。ROEは2.73%で中央値4.80%、ROAは1.19%で中央値2.86%、営業利益率は2.47%で中央値4.66%です。EPSは2024年の323.31円から2025年に144.43円、2026年に110.3円へ下がりました。

フリーキャッシュフロー(本業の稼ぎから設備投資を引いた手元に残る現金)は約-737億円で、マイナスです。配当を払う原資を利益だけでなく手元資金にも頼る形になっており、あなたが持続性を見るなら外せない数字です。

財務の土台は厚めです。自己資本比率は44.43%あり、PBRは0.44倍で中央値0.56倍より低く出ています。ただし配当性向は2025年に69.24%、2026年に72.53%と、利益に対して配当の比率が高まっています。

4. 割安度

PBRは0.44倍で、鉄鋼業の中央値0.56倍を下回ります。PERは16.5倍です。利益水準が低いため、PBRの低さは資産に対して利益が伴っていない状況も映しています。

利回りで見ると、現在の4.65%は5年平均5.27%より0.62ポイント低く、3年平均5.03%、1年平均4.51%のあいだにあります。1年の最高は5.29%、最低は3.54%でした。

スコアは割安スコアが0.789と高めの一方、収益性スコアは0.504にとどまります。割安度の数字だけでは、減配後の利益水準までは測れません。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1722円(利回り4.65%)
5年平均利回りに戻る株価1518円(利回り5.27%)
5年最高利回り時の株価1077円(利回り7.43%)
5年最低利回り時の株価2540円(利回り3.15%)

いまの株価は1518円(5年平均利回り水準)と2540円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約11.8%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 5年最低利回り水準 2,540 5年平均利回り水準 1,518 5年最高利回り水準 1,077 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 1,722

株価と、過去の利回りの水準に対応する株価ラインを重ねたグラフです。直近の年間配当80円を使うと、5年平均利回り5.27%に対応する株価は1,518円、5年最低利回り3.15%に対応する株価は2,539.7円です。現在の株価1,722円は、この2本のラインのあいだにあります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 33.9)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
△ 配当性向70%超
△ 直近3年内に減配

総合スコアは33.9点で、判定は「対象外」です。還元スコアは0.706、割安スコアは0.789と悪くありませんが、収益性スコアが0.504にとどまり、判定根拠にはFCFのマイナスが挙がっています。注意点は配当性向70%超と、直近3年内の減配の2つです。

減配は異常値としても検出されています。2026年度は配当が100円から80円へ下がり、同じ期のEPSは110.3円、配当性向は72.53%でした。利益が縮む局面で配当比率が高まっており、配当の水準がEPSの動きに連動しやすい構図です。

この銘柄を見るあなたは、利回り4.65%の数字より先に、EPSが323.31円から110.3円まで下がった流れと、フリーキャッシュフローの-737億円を確認してください。配当が業績に連動してきた履歴は、2020年の20円、2021年の10円という過去の底にも表れています。DOEは1.99%と業種中央値より低く、配当の下支えは強くありません。売買の判断材料ではなく、配当の持続性を点検するための事実整理としてお読みください。

6. よくある質問

JFEホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.65%で、過去5年平均の5.27%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約73%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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