5186 ニッタ
中立- 配当利回り
- 2.43%
- 配当性向
- 33%
- DOE
- 2.68%
- 総合スコア
- 64.6pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
ニッタ(5186)はゴム製品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5186 |
| 業種 | ゴム製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.43% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 160.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 64.6 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 32.62% |
| PER / PBR | 8.97 / 0.73 |
| ROE | 8.46% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.68%(業種中央値 2.68%) |
ニッタはゴム製品の中型株です。時価総額は約1,288億円。直近本決算のROEは8.46%で、ゴム製品の中央値6.72%を上回ります。営業利益率は6.38%で、ゴム製品の中央値5.83%を上回ります。自己資本比率は86.07%、フリーキャッシュフローは約64.8億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の163円から2026年3月期の490円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.15% | 4.04% | 2.36% |
| 3年 | 5.15% | 3.82% | 2.36% |
| 1年 | 4.20% | 3.39% | 2.36% |
| 現在 | 2.43% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 52.00円 | 19.17% | 271円 |
| 18/03 | 63.00円 | 20.02% | 315円 |
| 19/03 | 68.00円 | 22.09% | 308円 |
| 20/03 | 70.00円 | 33.18% | 211円 |
| 21/03 | 70.00円 | 42.52% | 165円 |
| 22/03 | 100.00円 | 26.99% | 371円 |
| 23/03 | 110.00円 | 28.40% | 387円 |
| 24/03 | 122.00円 | 34.48% | 354円 |
| 25/03 | 140.00円 | 32.06% | 437円 |
| 26/03 | 160.00円 | 32.62% | 490円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.68%(業種中央値は2.68%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは2.43%で、5年平均の4.04%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は5.15%でした。
直近1年の平均利回り(3.39%)は5年平均(4.04%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
5年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.43%です。5年平均の4.04%/直近1年平均の3.39%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは2.36%〜5.15%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年3月期6円、2002年3月期11円、2003年3月期11円、2004年3月期11円、2005年3月期11円、2006年3月期18円、2007年3月期35円、2008年3月期37円、2009年3月期25円、2010年3月期16円、2011年3月期26円、2012年3月期30円、2013年3月期30円、2014年3月期35円、2015年3月期43円、2016年3月期52円、2017年3月期52円、2018年3月期63円、2019年3月期68円、2020年3月期70円、2021年3月期70円、2022年3月期100円、2023年3月期110円、2024年3月期122円、2025年3月期140円、2026年3月期160円と推移しました。連続増配は5年、非減配は16年です。直近の減配は2010年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.68%です。ゴム製品の中央値2.68%と同じ水準です。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は32.62%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 8.46% |
| ROA | 7.03% |
| DOE | 2.68% |
| 自己資本比率 | 86.07% |
| EPS / BPS | 490 / 6009 |
| 収益性スコア | 1.48 |
| 還元スコア | 1.00 |
| 割安スコア | 0.86 |
売上高成長率は1.73%、EPS成長率は12.31%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年3月期163円、2013年3月期132円、2014年3月期197円、2015年3月期257円、2016年3月期292円、2017年3月期271円、2018年3月期315円、2019年3月期308円、2020年3月期211円、2021年3月期165円、2022年3月期371円、2023年3月期387円、2024年3月期354円、2025年3月期437円、2026年3月期490円と推移しました。ROEは8.46%で、ゴム製品の中央値6.72%を上回ります。ROAは7.03%で、ゴム製品の中央値3.40%を上回ります。営業利益率は6.38%で、ゴム製品の中央値5.83%を上回ります。自己資本比率は86.07%、フリーキャッシュフローは約64.8億円のプラスです。
4. 割安度
PERは8.97倍、PBRは0.73倍です。PBRはゴム製品の中央値0.76倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.60倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.86です(収益性スコア1.48・還元スコア1.00との対比)。スコアリングの判定根拠は「自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 7110円(利回り2.43%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4282円(利回り4.04%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3359円(利回り5.15%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7330円(利回り2.36%) |
いまの株価は4282円(5年平均利回り水準)と7330円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約39.8%下がる計算です。
株価は4282円(5年平均利回り水準)と7330円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 64.6)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 5年連続増配
総合スコアは64.6点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。5年連続増配。
連続増配は5年、非減配は16年です。2010年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
ニッタの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.43%で、過去5年平均の4.04%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約33%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

