5161 西川ゴム工業
中立- 配当利回り
- 5.18%
- 配当性向
- 62%
- DOE
- 7.55%
- 総合スコア
- 79.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5161 |
| 業種 | ゴム製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 5.18% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 183.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 79.8 |
| 連続増配 | 3年 |
| 非減配 | 6年 |
| 配当性向 | 62.29% |
| PER / PBR | 12.00 / 1.45 |
| ROE | 11.91% |
| DOE(株主資本配当率) | 7.55%(業種中央値 2.68%) |
西川ゴム工業は、ゴム製品業種に属する3月決算の会社です。時価総額は約1,304億円で、PBRは1.45倍、PERは12.0倍になります。
収益力は業種の中央値を上回ります。ROEは11.91%で、業種中央値の6.72%の約1.8倍です。自己資本比率は62.65%あり、財務の土台も厚めです。
株主還元では、配当利回り5.18%、DOE(株主資本配当率)7.55%という数字が並びます。ただし直近2年で配当額が大きく動いているため、数字を見るときは年度ごとの推移も合わせて確認してください。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 13.93% | 5.97% | 2.36% |
| 3年 | 13.93% | 7.41% | 2.36% |
| 1年 | 6.76% | 5.70% | 4.23% |
| 現在 | 5.18% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 18.00円 | —% | —円 |
| 18/03 | 18.00円 | 27.98% | 64円 |
| 19/03 | 21.00円 | 16.73% | 126円 |
| 20/03 | 20.00円 | 17.46% | 115円 |
| 21/03 | 20.00円 | 29.04% | 69円 |
| 22/03 | 20.00円 | 37.22% | 54円 |
| 23/03 | 20.00円 | 36.53% | 55円 |
| 24/03 | 22.00円 | 16.83% | 131円 |
| 25/03 | 104.50円 | —% | —円 |
| 26/03 | 183.00円 | 62.29% | 294円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは7.55%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.68%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線で示し、5年間の最高・平均・最低を水準線で重ねています。2024年4月から2025年1月は10%を超える高い水準でしたが、その後は6%台、5%台へ下がり、直近は5.18%です。平均の5.97%を少し下回っています。
5年・3年・1年のそれぞれについて、最高・平均・最低の利回りを棒で並べています。平均は5年で5.97%、3年で7.41%、1年で5.70%と、期間が短いほど低下しています。直近1年は4.23%から6.76%の狭い範囲に収まっています。
年度ごとの1株配当を、分割調整後の金額で並べた棒グラフです。2017年度から2024年度は18円から22円で推移しましたが、2025年度は104.5円、2026年度は183円まで伸びています。直近2年の水準が過去と大きく違う点に注目してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは5.18%です。5年平均の5.97%よりやや低く、5年間の最高は13.93%、最低は2.36%でした。直近1年に絞ると、4.23%から6.76%のあいだを動いています。
1株あたり配当(分割調整済み)は、2024年度の22円から2025年度に104.5円、2026年度に183円へ跳ね上がりました。配当性向も前年の16.83%から62.29%に上がり、データ上は「前年比+45.5ptの急変」として異常値に分類されています。この増額が一時的なものか、今後も続く水準なのかは、あなた自身でIR資料を確認してください。
増配は3年連続、非減配は6年連続で、直近の減配は2020年度です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOEは7.55%で、業種中央値の2.68%を大きく超え、全国的な目安の2〜4%も上回ります。DOEは株主資本に対する配当の割合で、利益が振れても配当が崩れにくいかを測る物差しです。数字は高いほど配当の負担が重いことも意味するため、業績が続くかどうかを併せて見る必要があります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.91% |
| ROA | 7.44% |
| DOE | 7.55% |
| 自己資本比率 | 62.65% |
| EPS / BPS | 294 / 2424 |
| 収益性スコア | 1.75 |
| 還元スコア | 1.79 |
| 割安スコア | 1.46 |
ROEは11.91%、ROAは7.44%、営業利益率は7.41%です。業種中央値はそれぞれ6.72%、3.40%、5.83%なので、3指標とも上回っています。売上の伸びは1.2%と小幅です。
EPS(1株あたり利益)は2024年度の130.72円から、2026年度は293.79円まで増えました。2022年度の53.73円と比べると、振れ幅の大きい利益構造だと分かります。配当性向が16.83%から62.29%に上がったのは、配当額の増加が利益の伸びより速かったためです。
自己資本比率は62.65%、フリーキャッシュフローは約113.6億円です。借入に頼らず配当を出せる余力はありますが、配当性向が6割を超えた以上、利益の水準が崩れたときの余白は以前より小さくなっています。
4. 割安度
PERは12.0倍で業種中央値と同じ水準です。PBRは1.45倍で、業種中央値の0.76倍を上回ります。利益面では並、資産面では割高寄りという位置です。
配当利回りは5.18%で、5年平均の5.97%を下回っています。自社の平均に対する比率は0.87で、過去の自社水準と比べると利回りは低めです。
スコアは割安スコア1.459で、判定は「中立」です。高い利回り自体は魅力でも、自社の過去水準と比べた割安感は乏しい、というのがデータの示す姿です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3555円(利回り5.18%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3082円(利回り5.97%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1321円(利回り13.93%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7797円(利回り2.36%) |
いまの株価は3082円(5年平均利回り水準)と7797円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約13.3%下がる計算です。
株価のほかに、5年平均利回りに戻る株価と、利回りの水準ごとの株価を示した折れ線です。5年平均利回り水準は3,082円、5年最高利回り水準は1,321円、5年最低利回り水準は7,797円で、現在の3,555円は平均水準を上回り最低水準を下回る範囲にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 79.8)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは79.8点、判定は「中立」です。ROE10%以上の高収益、3年連続増配、利回り4%以上、DOEが2%以上かつ業種平均以上という加点が並び、還元スコアは1.786と3軸で最も高く出ています。一方で割安スコアは1.459にとどまり、利回りが5年平均を下回る点が抑えになっています。
最大の論点は、2025年度から2026年度にかけての配当水準です。1株配当は22円から104.5円、183円へと動き、配当性向は62.29%まで上がりました。この水準が続くなら高配当銘柄としての性格が強まりますが、一時的な増額なら翌年度以降に配当が下がる可能性があります。減配は2020年度が最後ですが、水準が大きく変わった後の実績はまだ2年分しかありません。
私なら、次の決算で配当方針の説明と、利益に対する配当性向の位置を確かめます。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
西川ゴム工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは5.18%で、過去5年平均の5.97%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また6年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約62%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2020年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

