【24年連続増配】小林製薬(4967)配当分析|利回り1.51%・24年連続増配

4967 小林製薬

割高寄り
配当利回り
1.51%
配当性向
75%
DOE
3.66%
総合スコア
0.0pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4967
業種化学
配当利回り(株価ベース)1.51%
1株配当(最新期・分割調整済)102.00円
総合判定割高寄り
総合スコア0.0
連続増配24年
非減配24年
配当性向75.32%
PER / PBR110.30 / 1.92
ROE1.72%
DOE(株主資本配当率)3.66%(業種中央値 2.48%)

小林製薬は化学セクターに属し、決算期は3月です。時価総額は約4,235億円で、自己資本比率は76.6%と厚い財務基盤を持ちます。

営業利益率は9.0%で、化学業種の中央値6.8%を上回っています。一方でROEは1.7%にとどまり、業種中央値の6.5%には届いていません。利益率は高くても、株主資本に対する稼ぐ力はいまの水準だと細く見えます。

配当面では、24年連続で増配を続けてきた銘柄です。この記事では、その長い実績と足元の利益水準のずれを数字で追います。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年2.17%1.58%0.86%
3年2.17%1.87%1.51%
1年2.11%1.91%1.51%
現在1.51%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/0348.00円28.99%166円
17/0352.00円28.81%180円
18/0358.00円28.94%200円
19/0366.00円29.91%221円
20/0373.00円31.34%233円
21/0375.00円32.89%228円
22/0383.00円34.66%239円
23/0390.00円37.66%239円
24/03101.00円75.32%134円
25/03102.00円—%—円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.66%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 5年最大 2.17 5年平均 1.58 5年最小 0.86 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1.51

折れ線は月ごとの利回りで、水準線は5年の最大・平均・最小です。いまの利回りは1.51%で、5年平均1.58%を下回りました。直前の2026年8月は1.85%だったので、1か月で大きく下がっています。5年の最大は2.17%、最小は0.86%です。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 5年 最大: 2.17 2.17 5年 平均: 1.58 1.58 5年 最小: 0.86 0.86 5年 3年 最大: 2.17 2.17 3年 平均: 1.87 1.87 3年 最小: 1.51 1.51 3年 1年 最大: 2.11 2.11 1年 平均: 1.91 1.91 1年 最小: 1.51 1.51 1年 現在 1.51 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を棒で並べたものです。1年平均は1.91%で5年平均1.58%より高く、足元の利回りは直近1年のレンジ(1.51〜2.11%)の下端にあります。3年の最小も1.51%で、現在値と同じです。

0.00 50.00 100.00 150.00 2016 2016年 48.00円 2017 2017年 52.00円 2018 2018年 58.00円 2019 2019年 66.00円 2020 2020年 73.00円 2021 2021年 75.00円 2022 2022年 83.00円 2023 2023年 90.00円 2024 2024年 101.00円 2025 2025年 102.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。2016年度の48円から2025年度の102円まで、毎年棒が伸びています。24年連続の増配が、右肩上がりの形でそのまま表れています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは1.51%です。5年平均の1.58%を下回り、5年のレンジ(0.86〜2.17%)では中ほどにあります。直近1年の平均は1.91%で、足元の利回りはそれより低い水準です。

増配の実績は長く、24年連続で増配、減配の年はありません。調整後の1株配当は2001年度の5.83円から2025年度の102円へ積み上がりました。

注意したいのは配当性向です。2023年度の37.66%から2024年度は75.32%へ、37.7ポイント跳ね上がりました。配当は増えたのに1株利益が238.98円から134.09円へ下がったためで、検知システムも異常値として拾っています。

DOE(株主資本配当率、純資産に対する配当の割合で、減配しにくさの目安)は3.66%です。業種中央値2.48%と、全国の目安である2〜4%の双方に照らして、還元の姿勢は厚い側に入ります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE1.72%
ROA1.33%
DOE3.66%
自己資本比率76.64%
EPS / BPS49 / 2828
収益性スコア0.64
還元スコア0.99
割安スコア5.47

1株利益は2023年度の238.98円から2024年度に134.09円へ下がりました。2012年度の143.17円から2023年度まで、ほぼ右肩上がりで伸びてきただけに、落差が目立ちます。

収益性の指標は業種より低めです。ROEは1.7%(業種中央値6.5%)、ROAは1.3%(同3.9%)でした。営業利益率だけは9.0%と、業種中央値6.8%を上回ります。

財務の土台は固く、自己資本比率は76.6%、フリーキャッシュフローは約254億円です。利益が落ち込んだ局面でも、配当を支える現金と資本の余力は残っています。

バリュエーションはPER110.3倍、PBR1.92倍で、業種中央値のPER12.9倍、PBR0.80倍を大きく上回ります。直近の利益が低いぶん、PERが膨らんでいる点は頭に入れておきたいところです。

4. 割安度

PERは110.3倍、PBRは1.92倍です。業種中央値はPER12.9倍、PBR0.80倍なので、どちらも大きく上回っています。

配当利回りで見ても、いまの1.51%は5年平均1.58%を下回り、直近1年の最小値と並ぶ水準です。株価が上がるほど、同じ配当に対する利回りは薄くなります。

本サイトの判定では、割安スコアが5.474と1.2を大きく超え、業種内では割高寄りの区分に入ります。これは割安度を数値で区分したもので、売買を勧める判断ではありません。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価6945円(利回り1.51%)
5年平均利回りに戻る株価6646円(利回り1.58%)
5年最高利回り時の株価4839円(利回り2.17%)
5年最低利回り時の株価12209円(利回り0.86%)

いまの株価は6646円(5年平均利回り水準)と12209円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約4.3%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 5年最低利回り水準 12,209 5年平均利回り水準 6,646 5年最高利回り水準 4,839 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 6,945

線は、利回りが5年の水準に戻る株価を示します。年間配当105円を基に、5年平均利回りでは6,646円、5年最低利回りでは12,209円です。現在の株価6,945円は、この2本のあいだにあります。いずれも過去の利回りから逆算した目安で、売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 割高寄り(スコア 0.0)

株価が自社の過去水準より高く、バリュエーション面のスコアが低い水準です。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超

判定は「割高寄り」です。業種内の割安スコアが5.474と高く、収益性スコア0.641も業種平均に届かなかったことが響きました。基礎スコアは-0.49、総合スコアは0.0です。

一方で、配当の実績は厚みがあります。24年連続増配に加え、DOEは3.66%で業種中央値2.48%を上回り、減配は一度もありません。判定根拠の加点欄にも、10年連続増配とDOEの高さが入っています。

リスクは配当性向にあります。75.32%は70%を超え、前年から37.7ポイントの急上昇でした。1株利益が戻らなければ、増配余地は狭まります。逆に利益が回復すれば、配当性向は自然に下がります。

あなたが確認したいのは、1株利益の水準が次の決算でどこに落ち着くかです。配当の長い実績と足元の利益の弱さが同居しているため、この両方を並べて見るのがこの銘柄の読み方になります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

小林製薬の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.51%で、過去5年平均の1.58%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割高寄り」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

24年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また24年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約75%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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