4931 新日本製薬
中立- 配当利回り
- 2.90%
- 配当性向
- 43%
- DOE
- 4.82%
- 総合スコア
- 64.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
新日本製薬(4931)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4931 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.90% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 52.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 64.5 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 6年 |
| 配当性向 | 43.16% |
| PER / PBR | 19.00 / 2.12 |
| ROE | 11.45% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.82%(業種中央値 2.48%) |
新日本製薬は化学に属する中型株で、時価総額は約500億円です。直近本決算のROEは11.45%で、化学の中央値6.49%を上回ります。営業利益率は11.62%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は80.74%、フリーキャッシュフローは約29.0億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2019年9月期の114円から2025年9月期の120円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.55% | 2.69% | 1.94% |
| 3年 | 3.34% | 2.78% | 2.18% |
| 1年 | 3.15% | 2.86% | 2.33% |
| 現在 | 2.90% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 19/09 | 17.50円 | 15.35% | 114円 |
| 20/09 | 28.00円 | 30.46% | 92円 |
| 21/09 | 32.50円 | 30.17% | 108円 |
| 22/09 | 33.00円 | 30.02% | 110円 |
| 23/09 | 33.00円 | 29.63% | 111円 |
| 24/09 | 45.00円 | 34.70% | 130円 |
| 25/09 | 52.00円 | 43.16% | 120円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.82%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは2.90%。5年平均の2.69%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は3.55%でした。
直近1年の平均利回り(2.86%)が5年平均(2.69%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
派手な増配はないものの、6年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.90%です。5年平均の2.69%/直近1年平均の2.86%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは1.94%〜3.55%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2019年9月期18円、2020年9月期28円、2021年9月期32円、2022年9月期33円、2023年9月期33円、2024年9月期45円、2025年9月期52円と推移しました。連続増配は2年、非減配は6年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は4.82%です。化学の中央値2.48%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)も上回ります。配当性向は43.16%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.45% |
| ROA | 9.04% |
| DOE | 4.82% |
| 自己資本比率 | 80.74% |
| EPS / BPS | 120 / 1079 |
| 収益性スコア | 1.92 |
| 還元スコア | 1.47 |
| 割安スコア | 2.06 |
売上高成長率は2.74%、EPS成長率は-7.10%です。EPSは2019年9月期114円、2020年9月期92円、2021年9月期108円、2022年9月期110円、2023年9月期111円、2024年9月期130円、2025年9月期120円と推移しました。ROEは11.45%で、化学の中央値6.49%を上回ります。ROAは9.04%で、化学の中央値3.94%を上回ります。営業利益率は11.62%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は80.74%、フリーキャッシュフローは約29.0億円のプラスです。
4. 割安度
PERは19.00倍、PBRは2.12倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.08倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは2.06です(収益性スコア1.92・還元スコア1.47との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1965円(利回り2.90%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2119円(利回り2.69%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1606円(利回り3.55%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2938円(利回り1.94%) |
いまの株価は2119円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は2119円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 64.5)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは64.5点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は2年、非減配は6年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
新日本製薬の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.90%で、過去5年平均の2.69%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また6年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約43%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

