4722 フューチャー
中立- 配当利回り
- 1.94%
- 配当性向
- 35%
- DOE
- 6.50%
- 総合スコア
- 80.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4722 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.94% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 46.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 80.8 |
| 連続増配 | 13年 |
| 非減配 | 15年 |
| 配当性向 | 34.82% |
| PER / PBR | 15.01 / 2.80 |
| ROE | 19.81% |
| DOE(株主資本配当率) | 6.50%(業種中央値 4.34%) |
フューチャーは情報・通信業に属し、12月決算の企業です。時価総額は約1,890億円で、直近の予想PERは15.01倍、PBRは2.80倍。
この会社の特徴は稼ぐ力の高さにあります。ROE(自己資本でどれだけ利益を出したかの比率)は19.8%で、業種中央値の11.1%を大きく上回ります。営業利益率も21.3%と、業種中央値8.5%の2倍以上です。
自己資本比率は64.4%。借入に頼らず事業を回せる体力があり、フリーキャッシュフローは約73億円のプラスです。直近の売上成長率は8.8%、EPS成長率は13.4%で、成長しながら利益を積み増しています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.33% | 2.49% | 1.32% |
| 3年 | 3.33% | 2.52% | 1.92% |
| 1年 | 3.33% | 2.52% | 1.92% |
| 現在 | 1.94% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 12.50円 | 50.61% | 25円 |
| 17/12 | 13.00円 | 31.13% | 42円 |
| 18/12 | 16.00円 | 34.93% | 46円 |
| 19/12 | 19.50円 | 38.26% | 51円 |
| 20/12 | 20.00円 | 46.79% | 43円 |
| 21/12 | 25.50円 | 70.86% | 36円 |
| 22/12 | 37.00円 | 35.47% | 104円 |
| 23/12 | 40.00円 | 38.42% | 104円 |
| 24/12 | 42.00円 | 36.05% | 116円 |
| 25/12 | 46.00円 | 34.82% | 132円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは6.50%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で示し、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねています。線が水準線の上にあれば利回りが高い時期、下なら低い時期です。4722の利回りは2026年6月に3.07%でしたが、7月に1.92%へ下がり、現在は1.94%。5年平均の2.49%を下回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べています。期間が違っても平均が近いかを見るグラフです。4722の平均は5年が2.49%、3年と1年が2.52%でほぼ横並び。最小は5年が1.32%、3年・1年は1.92%で、現在の1.94%は直近3年の最小に近い位置です。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べています。棒が右肩上がりなら増配が続いているということです。4722は2016年の12.5円から2025年の46.0円まで伸び、13年連続増配となっています。2010年に8.0円から6.0円へ減配した以降は、減配がありません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当利回りは現在1.94%です。過去5年の平均は2.49%、最高は3.33%、最低は1.32%で、いまの水準は平均より0.55ポイント低めに位置します。直近1年の平均は2.52%でした。
配当そのものは着実に伸びています。分割調整後の1株配当は2016年の12.5円から2025年の46.0円へ。13年連続で増配しており、非減配は15年続いています。最後の減配は2010年でした。
DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を払うかを示し、業績が振れても減配しにくいかを測る目安)は6.50%です。業種中央値の4.34%、全国的な目安である2〜4%のいずれも上回っています。純資産に対する配当の厚みがあるということです。
配当性向は34.82%。利益の3分の1ほどを配当に回し、残りは内部に留保しています。2021年に70.86%まで上がった年もありましたが、その後は35%前後に落ち着いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 19.81% |
| ROA | 12.01% |
| DOE | 6.50% |
| 自己資本比率 | 64.37% |
| EPS / BPS | 132 / 708 |
| 収益性スコア | 2.03 |
| 還元スコア | 1.25 |
| 割安スコア | 1.24 |
収益性の数字は、業種中央値と並べると差がはっきり出ます。ROEは19.8%(中央値11.1%)、ROAは12.0%(中央値6.7%)、営業利益率は21.3%(中央値8.5%)。三つとも中央値を上回っています。
財務の土台も厚めです。自己資本比率は64.4%で、フリーキャッシュフローは約73億円。配当に回す原資を、本業の稼ぎから出せている形です。
1株あたり利益(EPS)は2022年に104.31円へ跳ね上がり、2023年は104.11円、2024年は116.50円、2025年は132.11円と進みました。2021年の35.99円からは大きく水準が変わっています。配当の伸びが利益の裏付けを伴っていた点は、数字から読み取れます。
BPS(1株あたり純資産)は707.69円です。
4. 割安度
PERは15.01倍で、業種中央値の15.5倍とほぼ同じ水準です。一方、PBRは2.80倍。業種中央値1.87倍より高く、純資産に対して市場が厚い評価をつけています。高いROEが、その評価を支える材料です。
利回りの面では、現在の1.94%は過去5年平均の2.49%を下回ります。5年間の最低1.32%よりは高く、最高3.33%よりはかなり低い位置です。スコア上の自社利回り比は0.78で、自社の過去平均と比べると低利回り側にあります。
この結果、割安度のスコアは1.235にとどまりました。収益力は高い一方で、現在の株価は利回りや純資産倍率でみて割安な水準にはない、というのが数字の示す姿です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2425円(利回り1.94%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1888円(利回り2.49%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1411円(利回り3.33%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3561円(利回り1.32%) |
いまの株価は1888円(5年平均利回り水準)と3561円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約22.2%下がる計算です。
株価の推移に、利回りを基準にした株価水準を重ねた折れ線です。過去の利回り水準から逆算した株価なので、売買の推奨ではなく、いまの株価が過去の利回りでみてどの位置かを測る物差しです。4722の現在株価は2,425円。5年平均利回りに戻る株価は1,887.6円、5年最低利回りに相当する株価は3,560.6円で、現在はその間にあります。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 80.8)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは80.8点、割安度区分は「中立」です。内訳は収益性スコアが2.027、還元スコアが1.249、割安スコアが1.235でした。
加点はROE10%以上の高収益、10年連続増配、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上の3点です。減点につながる注意事項はありません。異常値も検出されていません。
中立になった理由は割安度にあります。利回りは自社の5年平均より低く、PBRも業種中央値を上回っています。稼ぐ力と増配の実績が強い分、株価がそれを織り込んでいる状況です。
あなたが見るべき点は、配当の伸びが今後も利益の伸びに追いつくかどうかです。配当性向は34.82%と余力があり、13年連続増配という実績も積み上がっています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
フューチャーの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.94%で、過去5年平均の2.49%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
13年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

