4716 日本オラクル
- 配当利回り
- 8.93%
- 配当性向
- 173%
- DOE
- 14.89%
- 総合スコア
- 98.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4716 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 8.93% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 858.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 98.2 |
| 連続増配 | 14年 |
| 非減配 | 14年 |
| 配当性向 | 172.99% |
| PER / PBR | 17.37 / 5.39 |
| ROE | 34.49% |
| DOE(株主資本配当率) | 14.89%(業種中央値 4.34%) |
日本オラクルは情報・通信業に属し、決算期は5月です。時価総額は約1兆1,054億円。稼ぐ力は高く、ROEは34.49%、営業利益率は31.50%に達します。
自己資本比率は55.57%で、財務の土台も厚めです。直近の売上成長率は8.18%、EPS(1株あたり利益)の成長率は4.64%でした。派手さはなくても、利益が積み上がる形になっています。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 11.35% | 3.61% | 1.20% |
| 3年 | 11.35% | 4.56% | 1.20% |
| 1年 | 11.35% | 9.00% | 6.27% |
| 現在 | 8.93% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/05 | 114.00円 | 39.98% | 285円 |
| 18/05 | 121.00円 | 39.90% | 303円 |
| 19/05 | 136.00円 | 40.13% | 339円 |
| 20/05 | 149.00円 | 40.00% | 372円 |
| 21/05 | 154.50円 | —% | —円 |
| 22/05 | 160.00円 | 40.05% | 400円 |
| 23/05 | 162.00円 | 39.90% | 406円 |
| 24/05 | 176.00円 | 155.24% | 113円 |
| 25/05 | 190.00円 | 40.09% | 474円 |
| 26/05 | 858.00円 | 172.99% | 496円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは14.89%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りの推移を線で示したグラフで、線が高いほど株価に対する配当の割合が大きい時期です。この銘柄は2025年5月の1.24%から翌6月に5.52%へ跳ね上がり、2026年3月に11.01%まで上昇しました。いまは8.93%で、5年平均3.61%の線を上回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小の利回りを棒で並べたグラフです。期間が短いほど平均が高く、5年平均3.61%、3年平均4.56%、1年平均9.00%と段階的に上がります。1年の最小でも6.27%あり、直近は高い利回りが続いてきたことが分かります。
年度ごとの1株配当を棒で示したグラフで、株式分割は調整済みです。2017年の114円から2025年の190円まで毎年伸び、2026年は858円と大きく上振れしました。最後の棒だけが突出しているので、配当性向172.99%と合わせて読むのが妥当です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは8.93%です。5年平均の3.61%を大きく上回り、5年間の最高は11.35%、最低は1.20%でした。直近1年に限ると6.27%から11.35%の間で動き、平均は9.00%です。
増配は14年連続で、最後に減配したのは2012年。ただし最新年度の1株配当は858円で、前年の190円から大きく跳ねています。配当性向は172.99%と100%を超え、前年比で132.9ポイント急変しました。利益を超える配当を出した年で、この水準が毎年続く前提では読めません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、減配しにくさの目安になる指標)は14.89%です。業種中央値4.34%、全国の目安2〜4%を大きく上回ります。ただしこの数字も858円の配当が反映された結果で、水準の高さと持続性は別に考える必要があります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 34.49% |
| ROA | 17.25% |
| DOE | 14.89% |
| 自己資本比率 | 55.57% |
| EPS / BPS | 496 / 1597 |
| 収益性スコア | 3.13 |
| 還元スコア | 1.72 |
| 割安スコア | 2.00 |
ROEは34.49%で、業種中央値11.13%の3倍あまりです。ROAは17.25%(中央値6.68%)、営業利益率は31.50%(中央値8.50%)と、収益性の指標はそろって業種の水準を上回ります。
自己資本比率は55.57%、フリーキャッシュフローは約426億円のプラスです。EPSは前年の473.93円から495.98円へ伸びました。
気になるのは配当性向のぶれです。通常の年は40%前後で推移していますが、2016年は199.14%、2024年は155.24%、2026年は172.99%と100%を超えました。EPSも2016年に52.48円、2024年に113.37円まで落ち込んでいます。利益の水準と配当の出し方が、年によって大きく入れ替わる銘柄です。
4. 割安度
PERは17.37倍で、業種中央値15.5倍をやや上回ります。PBRは5.39倍で、中央値1.87倍の3倍近い水準です。資産に対する株価の評価は高めです。
配当利回りは8.93%で、5年平均の3.61%の2.47倍にあたります。利回りだけを見れば過去の自社比で高い位置です。ただしこの利回りは858円の1株配当をもとに計算した値です。前年の190円を基準にすると、数字の見え方は変わります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 9608円(利回り8.93%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 23767円(利回り3.61%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 7560円(利回り11.35%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 71500円(利回り1.20%) |
いまの株価は23767円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
利回りが過去5年の平均・最高・最低になるときの株価を線で示したグラフです。858円の配当をもとにすると、平均の3.61%に戻る株価は23,767円、最高の11.35%は7,559円、最低の1.20%は71,500円にあたります。現在の株価9,608円は、最高利回りに相当する線の少し上に位置します。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 98.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スコアリング上の判定は「対象外」です。理由は配当性向が80%を超えていること。総合スコアは98.2で、加点にはROE10%以上の高収益、10年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上が並びます。
数字は二面性を持っています。収益性とDOEは高く、14年連続で増配してきた実績があります。一方で最新年度の配当性向は172.99%、前年比+132.9ptの急変で、異常値として検出されました。配当の水準が利益に裏付けられているかは、あなた自身で確かめたいところです。
見るべきは、858円という水準が今後も続くのか、前年の190円に近い水準へ戻るのか、という点です。配当性向が通常の40%前後に戻れば、同じEPSでも配当額は大きく変わります。決算短信や配当方針の開示で、最新年度の配当の内訳を確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
日本オラクルの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは8.93%で、過去5年平均の3.61%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また14年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約173%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2012年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

