4685 菱友システムズ
割安寄り- 配当利回り
- 3.79%
- 配当性向
- 46%
- DOE
- 5.59%
- 総合スコア
- 78.4pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4685 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.79% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 97.50円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 78.4 |
| 連続増配 | 11年 |
| 非減配 | 12年 |
| 配当性向 | 45.65% |
| PER / PBR | 9.50 / 1.67 |
| ROE | 17.51% |
| DOE(株主資本配当率) | 5.59%(業種中央値 4.34%) |
菱友システムズは情報・通信業に属し、決算は3月です。時価総額は約372億円で、東証の中では小型の部類に入ります。
収益の質は高い水準です。ROEは17.5%、営業利益率は12.7%で、自己資本比率は74.4%に達します。借入に頼らず稼ぐ体質が数字に出ています。
株価は2,772円、PERは9.5倍、PBRは1.67倍です。配当利回りは3.79%で、配当と財務の両面から見ていきます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 6.37% | 4.24% | 2.30% |
| 3年 | 5.65% | 3.74% | 2.30% |
| 1年 | 4.20% | 3.33% | 2.46% |
| 現在 | 3.79% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 17.50円 | 19.86% | 88円 |
| 18/03 | 22.50円 | 24.02% | 94円 |
| 19/03 | 25.00円 | 20.97% | 119円 |
| 20/03 | 27.50円 | 20.76% | 132円 |
| 21/03 | 32.50円 | 26.79% | 121円 |
| 22/03 | 37.50円 | 30.10% | 125円 |
| 23/03 | 45.00円 | 31.17% | 144円 |
| 24/03 | 60.00円 | 31.60% | 190円 |
| 25/03 | 85.00円 | 32.01% | 266円 |
| 26/03 | 97.50円 | 45.65% | 214円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは5.59%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は月ごとの配当利回りで、株価が上がれば下がり、下がれば上がります。直近の3.79%は5年平均の4.24%を下回りますが、2025年10月の2.46%付近からは戻した形です。5年の最高は6.37%でした。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを並べた棒です。平均は5年が4.24%、3年が3.74%、1年が3.33%と、期間が短いほど低くなっています。いまの3.79%は3年平均とほぼ同水準です。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒です。2017年の17.5円から2026年の97.5円まで、毎年伸びています。11年連続増配という数字が、棒の右肩上がりに表れています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの利回りは3.79%です。5年平均の4.24%よりは低く、3年平均の3.74%とはほぼ同じ水準にあります。5年間の最高は6.37%、最低は2.3%でした。
増配は11年続き、減配なしの年数は12年です。最後に減配したのは2014年。調整後の1株配当は2016年の15円から2026年の97.5円へ、10年で6倍超に伸びました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率)は5.59%です。配当が株主資本に対してどれだけ出ているかを示す指標で、景気が揺れても配当を保ちやすいかの目安になります。情報・通信業の中央値4.34%、全国的な目安の2〜4%をどちらも上回っています。配当性向は45.65%で、前年度の32.01%から上がりました。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 17.51% |
| ROA | 12.13% |
| DOE | 5.59% |
| 自己資本比率 | 74.36% |
| EPS / BPS | 307 / 1743 |
| 収益性スコア | 1.63 |
| 還元スコア | 1.15 |
| 割安スコア | 0.75 |
ROEは17.5%で、業種中央値の11.13%を6ポイント以上上回ります。ROAは12.13%(中央値6.68%)、営業利益率は12.7%(同8.5%)。資本を使う効率も、売上から利益を残す力も、業種の真ん中より上です。
自己資本比率は74.4%と厚く、フリーキャッシュフローは約24億円のプラスです。配当の原資は手元で確保されています。
売上高成長率は1.09%と緩やかですが、EPSの成長率は15.5%でした。売上が大きく伸びなくても、利益が先に増えています。
4. 割安度
PERは9.5倍で、業種中央値の15.5倍を大きく下回ります。PBRは1.67倍で、中央値1.87倍よりやや低めです。利益に対する株価の水準は、同業と比べて控えめです。
利回りの面では、いまの3.79%が5年平均の4.24%を下回ります。直近1年の平均3.33%と比べると高く、期間によって見え方が変わります。
株価が5年平均利回りに戻る水準は2,476円で、現在の2,772円はそれより約10.7%上にあります。5年間の最低利回りに対応する株価は4,565円です。売買を推奨するものではありません。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2772円(利回り3.79%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2476円(利回り4.24%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1648円(利回り6.37%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4565円(利回り2.30%) |
いまの株価は2476円(5年平均利回り水準)と4565円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約10.7%下がる計算です。
株価と、利回りを基準にした2本の水準線を重ねた折れ線です。5年平均利回りに戻る株価は2,476円、5年最低利回りに対応する株価は4,565円で、現在の2,772円はその間にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 78.4)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×高利回り連続増配
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは78.4点で、判定は割安寄りです。内訳は収益性1.627、還元1.145、割安0.754。収益性が最も高く、割安度は3項目で最も控えめでした。
加点は、ROE10%以上、10年連続増配、利回り3%以上、DOEが2%以上かつ業種平均以上の4点です。注意項目はありません。異常値も検出されていません。
見ておきたいのは配当性向の動きです。32%前後で推移してきた数字が45.65%に上がりました。増配ペースを保つには、利益の伸びが配当の伸びに追いつくかどうかが焦点になります。2014年の減配以来、増配は11年続いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
菱友システムズの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.79%で、過去5年平均の4.24%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また12年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約46%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2014年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

