4519 中外製薬
- 配当利回り
- 3.42%
- 配当性向
- 103%
- DOE
- 22.10%
- 総合スコア
- 100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4519 |
| 業種 | 医薬品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.42% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 272.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 100.0 |
| 連続増配 | 9年 |
| 非減配 | 9年 |
| 配当性向 | 103.14% |
| PER / PBR | 31.26 / 6.70 |
| ROE | 22.10% |
| DOE(株主資本配当率) | 22.10%(業種中央値 2.88%) |
中外製薬は医薬品セクターに属し、決算は12月期です。時価総額は約13.8兆円。営業利益率は47.6%、ROEは22.1%、自己資本比率は82.1%と、収益性と財務の厚みがそろっています。
株価指標はPER 31.26倍、PBR 6.70倍で、業種中央値のPER 22.15倍、PBR 1.11倍を上回る水準です。1株当たり利益(EPS)は263.73円、1株当たり純資産(BPS)は1,230.91円でした。
配当は9年連続で増えています。ただし配当性向は直近で103.14%に達し、データ上は異常値として検出されています。あなたが配当目的で見るなら、この点は最初に押さえておきたいところです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.65% | 2.54% | 1.31% |
| 3年 | 4.65% | 2.71% | 1.31% |
| 1年 | 4.33% | 2.97% | 2.06% |
| 現在 | 3.42% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 17.33円 | 53.00% | 33円 |
| 17/12 | 20.67円 | 46.60% | 44円 |
| 18/12 | 28.67円 | 50.86% | 56円 |
| 19/12 | 46.67円 | 48.64% | 96円 |
| 20/12 | 50.00円 | 42.09% | 119円 |
| 21/12 | 76.00円 | 41.24% | 184円 |
| 22/12 | 78.00円 | 34.26% | 228円 |
| 23/12 | 80.00円 | 40.44% | 198円 |
| 24/12 | 98.00円 | 41.63% | 235円 |
| 25/12 | 272.00円 | 103.14% | 264円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは22.10%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを線で結び、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。線が平均より上にあれば、その時点の利回りは過去より高かったことを示します。中外製薬は2024年12月の1.46%から2025年1月に4.22%へ跳ね上がり、2026年2月の2.06%まで下がったあと、直近は3.42%まで戻しています。
5年・3年・1年のそれぞれについて、利回りの最高・平均・最低を並べた棒グラフです。期間が短いほど、足元の水準に近い比較ができます。1年平均は2.97%で、5年平均の2.54%より0.43ポイント高く、現在値の3.42%はそのどちらも上回っています。
年度ごとの1株配当を棒で示したグラフで、株式分割を調整した値で比べています。棒が右へ向かって高くなるほど、増配が続いたことになります。中外製薬は2016年の17.33円から2024年の98円まで伸び、2025年は272円と、前年から大きく積み上がりました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.42%です。5年平均は2.54%、5年間の最高は4.65%、最低は1.31%。直近1年に絞ると平均2.97%で、現在値はその上に位置しています。
増配は9年続いています。分割調整後の1株配当は2024年の98円から2025年に272円へ跳ね上がりました。最後の減配は2016年です。
配当性向は2024年の41.63%から2025年に103.14%へ、61.5ポイント上がりました。利益を上回る額を配当に回した計算で、データ上は異常値として扱っています。この水準が一時的なものか続くものかは、IR資料で確認してください。
DOE(株主資本配当率)は22.10%です。配当が純資産に対してどれだけ大きいかを示す指標で、業種中央値の2.88%、全国目安の2〜4%を大きく超えています。DOEは配当を減らしにくい度合いの目安ですが、この数値は直近の配当急増が押し上げた面もあります。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 22.10% |
| ROA | 17.58% |
| DOE | 22.10% |
| 自己資本比率 | 82.06% |
| EPS / BPS | 264 / 1231 |
| 収益性スコア | 11.78 |
| 還元スコア | 3.83 |
| 割安スコア | 3.73 |
ROEは22.10%で、業種中央値3.00%の7倍超です。ROAは17.58%(中央値1.58%)、営業利益率は47.60%(中央値2.83%)。どの指標も業種の中心を大きく上回っています。
自己資本比率は82.06%。借入に頼らず事業を回せる体力があります。フリーキャッシュフローは約1,850億円のプラスでした。
成長も続いています。売上高の伸びは7.46%、EPSの伸びは12.04%です。EPSは2011年の21.58円から2025年の263.72円まで、15年で約12倍になりました。
一方で、2025年の1株配当272円はEPS 263.72円を上回ります。利益の裏づけを超えた配当になっている点は、数字がそのまま示しています。
4. 割安度
PERは31.26倍で、業種中央値の22.15倍より高い水準です。PBRは6.70倍で、中央値1.11倍の6倍近くにあたります。株価指標だけを見れば、業種の中で評価は高めです。
配当利回りの面では、現在の3.42%が5年平均2.54%の1.35倍です。過去5年の自社の利回りと比べると、利回りは高い側にいます。
株価は6,225円。5年平均利回りに戻る株価は約8,386円です。ただし配当性向が100%を超えている以上、この配当額が今後も続く前提で計算した水準である点は、頭に入れておく必要があります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 6225円(利回り3.42%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 8386円(利回り2.54%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 4581円(利回り4.65%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 16260円(利回り1.31%) |
いまの株価は8386円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
現在の株価と、利回りが5年平均などに戻る株価水準を線で比べたグラフです。売買を推奨するものではなく、利回りの位置関係を株価に置き換えた参考値です。現在の株価は6,225円で、5年平均利回りに戻る株価は約8,386円。この水準との差は34.7%です。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 100.0)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スコア上の割安度区分は「対象外」です。理由は配当性向が80%を超えたことで、判定ルール上、この区分に分類されます。売買を勧める区分ではなく、配当の持続性を確認するための目印と考えてください。
加点要素は3つあります。ROE 10%以上の高収益、5年連続増配、そしてDOE 2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢です。数字だけを並べれば、収益力と株主還元の両方が強い企業です。
気になるのは配当性向の急変です。2024年の41.63%から2025年の103.14%へ。配当が前年の98円から272円に増えた背景が通常の増配なのか、一時的な要因を含むのかは、このデータだけでは判断できません。
最後の減配は2016年で、以降は9年連続の増配です。ただし直近の配当額はEPSを上回っており、あなたが配当を長期の収入源として見るなら、次の決算での配当方針の発表を確認する価値があります。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
中外製薬の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.42%で、過去5年平均の2.54%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
9年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また9年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約103%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2016年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

