4471 三洋化成工業
割安寄り- 配当利回り
- 7.39%
- 配当性向
- 24%
- DOE
- 2.38%
- 総合スコア
- 73.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
三洋化成工業(4471)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4471 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 7.39% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 42.50円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 73.0 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 17年 |
| 配当性向 | 24.05% |
| PER / PBR | 7.03 / 0.69 |
| ROE | 10.39% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.38%(業種中央値 2.48%) |
三洋化成工業は化学の中型株です。時価総額は約1,170億円。直近本決算のROEは10.39%で、化学の中央値6.49%を上回ります。営業利益率は7.83%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は83.14%、フリーキャッシュフローは約145億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の42円から2026年3月期の177円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 10.76% | 5.10% | 3.03% |
| 3年 | 10.76% | 5.45% | 3.03% |
| 1年 | 10.76% | 6.70% | 3.03% |
| 現在 | 7.39% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 25.00円 | 13.84% | 181円 |
| 18/03 | 27.50円 | 26.15% | 105円 |
| 19/03 | 31.25円 | 51.55% | 61円 |
| 20/03 | 35.00円 | 40.24% | 87円 |
| 21/03 | 37.50円 | 45.41% | 83円 |
| 22/03 | 42.50円 | 55.97% | 76円 |
| 23/03 | 42.50円 | 66.00% | 64円 |
| 24/03 | 42.50円 | —% | —円 |
| 25/03 | 42.50円 | 90.53% | 47円 |
| 26/03 | 42.50円 | 24.05% | 177円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.38%(業種中央値は2.48%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは7.39%。5年平均の5.10%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は10.76%でした。
直近1年の平均利回り(6.70%)が5年平均(5.10%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
派手な増配はないものの、17年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは7.39%です。5年平均の5.10%/直近1年平均の6.70%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは3.03%〜10.76%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年3月期9円、2002年3月期19円、2003年3月期19円、2004年3月期19円、2005年3月期19円、2006年3月期19円、2007年3月期19円、2008年3月期19円、2009年3月期16円、2010年3月期16円、2011年3月期19円、2012年3月期19円、2013年3月期19円、2014年3月期19円、2015年3月期19円、2016年3月期21円、2017年3月期25円、2018年3月期28円、2019年3月期31円、2020年3月期35円、2021年3月期38円、2022年3月期42円、2023年3月期42円、2024年3月期42円、2025年3月期42円、2026年3月期42円と推移しました。連続増配は0年、非減配は17年です。直近の減配は2009年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.38%です。化学の中央値2.48%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は24.05%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 10.39% |
| ROA | 8.00% |
| DOE | 2.38% |
| 自己資本比率 | 83.14% |
| EPS / BPS | 707 / 7198 |
| 収益性スコア | 1.59 |
| 還元スコア | 0.88 |
| 割安スコア | 0.70 |
売上高成長率は-10.12%、EPS成長率は276.43%です。EPSは2012年3月期42円、2013年3月期237円、2014年3月期279円、2015年3月期333円、2016年3月期79円、2017年3月期181円、2018年3月期105円、2019年3月期61円、2020年3月期87円、2021年3月期83円、2022年3月期76円、2023年3月期64円、2025年3月期47円、2026年3月期177円と推移しました。ROEは10.39%で、化学の中央値6.49%を上回ります。ROAは8.00%で、化学の中央値3.94%を上回ります。営業利益率は7.83%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は83.14%、フリーキャッシュフローは約145億円のプラスです。
4. 割安度
PERは7.03倍、PBRは0.69倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.45倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは0.70です(収益性スコア1.59・還元スコア0.88との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1640円(利回り7.39%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2378円(利回り5.10%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1127円(利回り10.76%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4002円(利回り3.03%) |
いまの株価は2378円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は2378円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 73.0)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ 利回り4%以上
総合スコアは73.0点、判定は「買い妙味あり」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、10年以上非減配、利回り4%以上。
連続増配は0年、非減配は17年です。2009年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値を検出しました(配当性向が前年比-66.5pt急変)。背景とリスクを確認してください。
6. よくある質問
三洋化成工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは7.39%で、過去5年平均の5.10%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約24%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

