4212 積水樹脂
中立- 配当利回り
- 3.19%
- 配当性向
- 55%
- DOE
- 2.20%
- 総合スコア
- 51.3pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4212 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.19% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 72.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 51.3 |
| 連続増配 | 17年 |
| 非減配 | 17年 |
| 配当性向 | 55.17% |
| PER / PBR | 16.20 / 0.64 |
| ROE | 4.00% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.20%(業種中央値 2.48%) |
積水樹脂は化学セクターに属し、3月決算の企業です。時価総額は約673億円で、株価純資産倍率(PBR)は0.64倍。純資産より低い値段が市場でついています。
自己資本比率は70.92%と高く、財務の土台は厚めです。一方で自己資本利益率(ROE)は4.00%、総資産利益率(ROA)は2.79%にとどまります。
最新期の1株利益(EPS)は130.51円、1株純資産(BPS)は3,311.88円でした。直近の売上成長率は5.30%、EPS成長率は16.46%です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.65% | 3.57% | 2.76% |
| 3年 | 4.65% | 3.44% | 2.76% |
| 1年 | 4.65% | 3.61% | 2.95% |
| 現在 | 3.19% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 38.00円 | 25.67% | 148円 |
| 18/03 | 44.00円 | 27.08% | 162円 |
| 19/03 | 48.00円 | 30.22% | 159円 |
| 20/03 | 50.00円 | 30.75% | 163円 |
| 21/03 | 56.00円 | 32.16% | 174円 |
| 22/03 | 62.00円 | 33.65% | 184円 |
| 23/03 | 63.00円 | 38.47% | 164円 |
| 24/03 | 65.00円 | 49.54% | 131円 |
| 25/03 | 70.00円 | 62.47% | 112円 |
| 26/03 | 72.00円 | 55.17% | 131円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.20%(業種中央値は2.48%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月ごとの配当利回りを折れ線にし、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。線が平均より上なら利回りが高く、下なら低い時期だと読めます。積水樹脂の利回りは2026年4月に4.48%まで上がり、9月は3.19%でした。5年平均の3.57%を下回っています。
5年・3年・1年の3つの期間で、利回りの最高・平均・最低を並べた棒グラフです。期間ごとの水準を並べて、いまの3.19%の位置を測ります。1年平均は3.61%、5年平均は3.57%で、ほぼ同じ水準です。最高4.65%は全期間で共通でした。
年度ごとの1株配当を棒にしたグラフで、株式分割は調整済みです。棒が右へ高くなるほど、配当が積み上がっています。2017年の38円から2026年の72円まで、10年でほぼ倍になりました。増配は17年連続です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.19%です。5年平均は3.57%なので、現在の水準は平均を下回っています。5年間の最高は4.65%、最低は2.76%でした。
増配は17年続いています。減配は2009年が最後で、記録の対象は26年分です。1株配当は2025年の70円から2026年に72円へ伸びました。
配当性向は55.17%。2022年の33.65%から上がり、2025年には62.47%をつけています。利益の半分強を配当に回している計算です。
DOE(株主資本配当率)は2.20%で、業種中央値の2.48%をやや下回ります。全国目安の2〜4%には収まっています。純資産に対する配当の重さは、業種の中でも平均並みか、少し軽めです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 4.00% |
| ROA | 2.79% |
| DOE | 2.20% |
| 自己資本比率 | 70.92% |
| EPS / BPS | 131 / 3312 |
| 収益性スコア | 0.80 |
| 還元スコア | 0.89 |
| 割安スコア | 1.00 |
収益性は業種中央値を下回る指標が目立ちます。ROEは4.00%(中央値6.49%)、ROAは2.79%(中央値3.94%)です。営業利益率だけは7.27%で、中央値の6.83%を上回りました。
EPSの動きには波があります。2022年の184.25円をピークに2025年は112.05円まで下がり、2026年は130.51円へ戻しました。それでも配当は減らさず、増配を続けています。そのぶん配当性向が上がった形です。
財務の安定性は高水準です。自己資本比率は70.92%、フリーキャッシュフローは約36.7億円のプラスでした。借入への依存が小さいので、利益が落ちた期でも配当を支える余力があります。
ただし、利益の回復が続かなければ配当性向の高止まりが続きます。EPSの推移を次の決算でも確認したいところです。
4. 割安度
株価収益率(PER)は16.2倍で、業種中央値の13.44倍より高めです。一方でPBRは0.64倍と、中央値0.80倍を下回ります。利益で見ると割高寄り、純資産で見ると割安寄りと、指標が逆を向いています。
配当利回りの3.19%は、5年平均3.57%の0.89倍にあたります。平均より利回りが薄い状態です。株価は2026年5月の2,087.4円から9月の2,886.0円へ上がりました。
5年平均利回りの3.57%に戻る株価は2,577円、5年最低の2.76%に戻る株価は3,333円です。現在値の2,886円はこの2本の間に入ります。売買を推奨するものではなく、過去の利回りレンジとの位置関係を示した数字です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2886円(利回り3.19%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2577円(利回り3.57%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1978円(利回り4.65%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3333円(利回り2.76%) |
いまの株価は2577円(5年平均利回り水準)と3333円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約10.7%下がる計算です。
株価の推移に、利回りから逆算した水準線を重ねたグラフです。「5年平均利回りに戻る株価」と「5年最低利回りに戻る株価」が目安として引かれます。現在値は2,886円で、2,577円と3,333円の間にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 51.3)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
総合スコアは51.3点で、判定は中立です。収益性スコアは0.797、還元スコアは0.892、割安スコアは1.002でした。
加点は2つあります。10年以上の連続増配と、利回り3%以上です。17年連続で増配してきた実績は、数字として確かなものです。注意項目の記載はありません。
一方で、収益性は業種平均を下回り、利回りも自社の過去平均より低い位置にあります。配当性向は55.17%まで上がっており、増配を続ける余地は利益の回復次第です。
あなたが見るべきは、EPSが130.51円からどこまで戻るかでしょう。増配の継続力と収益性の改善、この2点を決算ごとに追ってください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
積水樹脂の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.19%で、過去5年平均の3.57%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
17年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また17年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約55%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

