4028 石原産業
割安寄り- 配当利回り
- 4.92%
- 配当性向
- 28%
- DOE
- 3.60%
- 総合スコア
- 86.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4028 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.92% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 120.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 86.1 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 7年 |
| 配当性向 | 27.60% |
| PER / PBR | 6.40 / 0.83 |
| ROE | 13.66% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.60%(業種中央値 2.48%) |
石原産業は化学セクターに属し、決算は3月です。時価総額は約1,124億円で、直近の1株利益(EPS)は434.78円、1株純資産(BPS)は3,370.85円でした。売上高は前年から6.68%伸び、EPSは97.6%増えています。利益の伸びが売上を大きく上回った年で、あなたが数字を追うなら、この差がどこから来たのかを決算資料で確かめたいところです。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 8.93% | 5.30% | 3.19% |
| 3年 | 8.93% | 5.56% | 3.19% |
| 1年 | 5.64% | 4.67% | 3.19% |
| 現在 | 4.92% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 19/03 | 12.00円 | 5.52% | 217円 |
| 20/03 | 12.00円 | 33.88% | 35円 |
| 21/03 | 12.00円 | 21.32% | 56円 |
| 22/03 | 36.00円 | 12.30% | 293円 |
| 23/03 | 42.00円 | 23.90% | 176円 |
| 24/03 | 70.00円 | 33.45% | 209円 |
| 25/03 | 85.00円 | 38.64% | 220円 |
| 26/03 | 120.00円 | 27.60% | 435円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.60%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は月ごとの配当利回りで、水平線が5年の最高・平均・最低を示します。石原産業の利回りは2025年4月に7.27%まで上がったあと下がり、2026年9月は4.92%です。5年平均の5.30%との距離が、足もとの位置を測る目安になります。
5年・3年・1年のそれぞれで、利回りの最高・平均・最低を棒で並べています。1年の平均は4.67%、3年は5.56%、5年は5.30%でした。最高値は5年と3年がどちらも8.93%で、1年では5.64%に収まっています。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で並べた棒グラフです。2019年から2021年は12円で横ばいでしたが、2022年に36円、2026年には120円まで積み上がりました。5年連続の増配が、右肩上がりの棒としてそのまま現れています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは4.92%です。5年平均の5.30%は下回り、5年間の最高は8.93%、最低は3.19%でした。1年に絞ると平均4.67%で、現在値はその少し上に位置します。
分割調整後の1株配当は2019年から2021年まで12円で動かず、2022年に36円、2023年に42円、2024年に70円、2025年に85円、2026年に120円と階段状に上がりました。増配は5年連続、減配のない年数は7年です。配当性向は27.6%で、利益の3割に届かない範囲で払っています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率。純資産に対して何%を配当に回しているかを示し、減配しにくさの目安になる指標)は3.60%です。業種中央値の2.48%を上回り、全国目安の2〜4%のなかでは上寄りに収まっています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 13.66% |
| ROA | 6.92% |
| DOE | 3.60% |
| 自己資本比率 | 53.73% |
| EPS / BPS | 435 / 3371 |
| 収益性スコア | 1.89 |
| 還元スコア | 1.19 |
| 割安スコア | 0.63 |
ROEは13.66%で、業種中央値6.49%の2倍を超えています。ROAは6.92%(中央値3.94%)、営業利益率は12.32%(中央値6.83%)と、収益性の3指標がそろって業種の上にあります。
EPSは2025年の219.98円から2026年の434.78円へほぼ倍増しました。2020年は35.42円まで落ち込んだ年もあり、利益の振れ幅は小さくありません。自己資本比率は53.7%、フリーキャッシュフローは72.5億円のプラスです。
4. 割安度
PERは6.4倍で、業種中央値27.25倍を大きく下回ります。PBRは0.83倍で、中央値0.80倍とほぼ同じ水準です。PERの差ほどにはPBRの差が開いていません。
配当利回りは4.92%で、5年平均の5.30%の0.93倍にあたります。5年平均と同じ利回りに戻る株価は約2,642円で、現在の2,845円はそれより7.2%上にあります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2845円(利回り4.92%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2642円(利回り5.30%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1568円(利回り8.93%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4389円(利回り3.19%) |
いまの株価は2642円(5年平均利回り水準)と4389円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約7.2%下がる計算です。
実線は株価で、ラインは年間配当140円を各利回り水準で割り戻した株価です。5年平均利回りに戻る株価は約2,642円、5年最高利回りでは約1,568円、5年最低利回りでは約4,389円です。現在の2,845円は平均水準より7.2%高く、最低利回り水準よりは下にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 86.1)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×高利回り連続増配
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
配当の支えは厚く、配当性向27.6%、DOE3.60%(業種中央値2.48%)、自己資本比率53.7%、フリーキャッシュフロー72.5億円のプラスという数字は、5年連続増配・7年非減配の記録と食い違いません。
気にかけたいのは利益の振れです。EPSは2022年の292.68円から2023年に175.73円へ下がり、2026年は前年比97.6%増の434.78円まで跳ねました。配当性向が38.64%だった2025年の利益水準に戻れば、120円の配当を払い続ける余裕は今より細ります。PERは6.4倍で業種中央値27.25倍を大きく下回る一方、PBRは0.83倍と中央値0.80倍にほぼ並んでおり、低PERは株価の出遅れより利益の急増から生まれた面が大きく、この増益が一時的かどうかがバリュートラップかどうかの分かれ目になります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
石原産業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.92%で、過去5年平均の5.30%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また7年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約28%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

