3923 ラクス
中立- 配当利回り
- 0.70%
- 配当性向
- 19%
- DOE
- 9.52%
- 総合スコア
- 100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 3923 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 0.70% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 7.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 100.0 |
| 連続増配 | 10年 |
| 非減配 | 10年 |
| 配当性向 | 18.97% |
| PER / PBR | 20.13 / 10.11 |
| ROE | 55.37% |
| DOE(株主資本配当率) | 9.52%(業種中央値 4.34%) |
ラクスは情報・通信業に属し、決算期は3月です。時価総額は約2,633億円。ROEは55.37%、営業利益率は28.77%で、自己資本比率は71.17%あります。
稼ぐ力は業種の中央値を大きく上回っています。成長も止まっていません。売上高は前期比で23.27%伸び、EPSの伸びは67.09%でした。
株価指標はPER20.13倍、PBR10.11倍です。利益を積み上げてきた分だけ、市場はすでに高い評価を与えています。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 0.97% | 0.30% | 0.05% |
| 3年 | 0.97% | 0.44% | 0.09% |
| 1年 | 0.97% | 0.72% | 0.52% |
| 現在 | 0.70% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 0.24円 | 12.07% | 2円 |
| 18/03 | 0.36円 | 30.04% | 1円 |
| 19/03 | 0.55円 | 19.57% | 3円 |
| 20/03 | 0.80円 | 36.28% | 2円 |
| 21/03 | 0.82円 | 10.80% | 8円 |
| 22/03 | 0.95円 | 31.93% | 3円 |
| 23/03 | 0.97円 | 27.74% | 4円 |
| 24/03 | 1.18円 | 10.17% | 12円 |
| 25/03 | 2.25円 | 10.19% | 22円 |
| 26/03 | 7.00円 | 18.97% | 37円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは9.52%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が平均より上にあるほど、過去の自分と比べて利回りが高い局面にあたります。ラクスは2025年4月に0.66%へ上がり、2026年3月に0.94%まで届きました。現在の0.70%は5年平均0.30%を上回っています。
5年・3年・1年のそれぞれで、利回りの最大・平均・最小を並べた棒グラフです。期間が短いほど、最近の水準が見えます。ラクスの平均は5年で0.30%、3年で0.44%、1年で0.72%と、期間が短くなるほど高くなっています。最大は3つの期間とも0.97%です。
年度ごとの1株配当を、株式分割の影響を除いた金額で並べた棒グラフです。右へ伸びているほど増配が続いています。ラクスは2017年の0.24円から2025年の2.25円、2026年の7.0円へ増え、10年連続増配になっています。直近の2026年は、前年からの伸びがとくに大きい年です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは0.70%です。5年平均は0.30%、直近1年の平均は0.72%。5年間の最高は0.97%で、最低は0.05%でした。現在の水準は、5年平均を大きく上回っています。
増配の履歴は10年連続です。分割調整後の1株配当は2016年の0.15円から、2025年に2.25円、2026年に7.0円へ伸びました。減配した年はなく、非減配も10年です。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率。株主の持ち分に対して配当をどれだけ出すかを示す指標で、高いほど減配しにくい傾向があります)は9.52%です。業種中央値の4.34%を上回り、全国目安の2〜4%も超えています。配当性向は18.97%で、利益の2割弱しか配当に回していません。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 55.37% |
| ROA | 36.34% |
| DOE | 9.52% |
| 自己資本比率 | 71.17% |
| EPS / BPS | 37 / 74 |
| 収益性スコア | 4.60 |
| 還元スコア | 1.41 |
| 割安スコア | 3.32 |
ROEは55.37%で、業種中央値11.13%の約5倍にあたります。ROAは36.34%(中央値6.68%)、営業利益率は28.77%(中央値8.50%)。どの収益指標でも、業種の標準を大きく超えています。
財務の土台も厚いです。自己資本比率は71.17%。フリーキャッシュフローは105.6億円で、配当を出したうえで手元に資金が残る水準です。
EPSは2024年の11.6円から2025年に22.08円、2026年に36.9円と伸びました。2年で3倍超に増えた利益が、増配の原資になっています。配当性向が低いままなので、利益が横ばいになっても配当を維持する余地はあります。
4. 割安度
PERは20.13倍で、業種中央値16.35倍より高めです。PBRは10.11倍。中央値1.87倍と比べると、大きく上に離れています。ROE55.37%の高収益が、このPBRを支えています。
利回りの面では印象が変わります。現在の0.70%は5年平均0.30%を上回り、3年平均0.44%も超えています。利益と配当が大きく増えたあとに株価が横ばいで、利回りが押し上げられた形です。
スコアの割安度区分は「中立」で、判定根拠は「割安感が乏しい」でした。利回りは過去より高い一方、PERとPBRは業種の中央値より高いため、指標ごとに見え方が分かれます。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1002円(利回り0.70%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2333円(利回り0.30%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 722円(利回り0.97%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 14000円(利回り0.05%) |
いまの株価は2333円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価の推移と、利回りが5年平均に戻る株価の目安線を重ねた折れ線です。目安線は売買の推奨ではなく、過去の利回りから逆算した事実の参考値です。ラクスの現在の株価は1,002円。年間配当7.0円で利回りが5年平均0.30%になる株価は2,333.3円で、現在値より上に位置しています。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 100.0)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合判断は「中立」です。収益性スコアは4.6、還元スコアは1.414、割安スコアは3.322。基礎スコアは1.868でした。割安度の面では乏しいという判定ですが、配当の質を示す加点が3つ付いています。
加点の中身は、ROE10%以上の高収益、10年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢です。注意事項は付いておらず、配当データに異常値も検出されていません。減配の年は一度もありません。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
見るべき点は、利回りの低さです。0.70%という水準は、配当収入を目的にする人にとって物足りない場合があります。一方で、利益の伸びに合わせて1株配当が積み上がってきた履歴は、数字で確認できます。あなたが重視するのが現在の利回りか、増配の持続力かで、この銘柄の見え方は変わります。
6. よくある質問
ラクスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは0.70%で、過去5年平均の0.30%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
10年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また10年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約19%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

