【11年連続増配】綿半(3199)配当分析|利回り2.23%・11年連続増配

3199 綿半ホールディングス

対象外
配当利回り
2.23%
配当性向
27%
DOE
2.30%
総合スコア
55.5pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード3199
業種小売業
配当利回り(株価ベース)2.23%
1株配当(最新期・分割調整済)30.00円
総合判定対象外
総合スコア55.5
連続増配11年
非減配11年
配当性向27.13%
PER / PBR13.00 / 1.10
ROE8.91%
DOE(株主資本配当率)2.30%(業種中央値 2.34%)

企業概要

綿半ホールディングスは、小売業を営む会社です。時価総額は286.9億円。決して大きくはありませんが、着実に利益を積み上げてきました。

EPSは110.57円、BPSは1303.74円。1株あたりの実力を数字で見ると、この会社の輪郭が浮かびます。ROEは8.91%、ROAは2.57%。自己資本比率は29.63%です。借入への依存度がそれなりにあることが分かります。

売上高成長率は1.39%、EPS成長率は5.69%。売上の伸びは緩やかですが、利益の伸びはそれを上回っています。営業利益率は2.66%。小売業らしい薄利多売の構造が数字に表れています。

気になるのはフリーキャッシュフローです。直近でマイナス3.55億円。設備投資や在庫積み増しが先行している局面だと考えられます。私はこの数字を見て、配当の原資がどこから来ているのかを次の章で確認したくなりました。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年2.35%1.85%1.47%
3年2.35%1.92%1.47%
1年2.35%2.12%1.82%
現在2.23%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0313.00円19.07%68円
18/0316.00円21.27%75円
19/0316.50円20.18%82円
20/0317.00円22.10%77円
21/0318.00円20.63%87円
22/0321.00円18.91%111円
23/0322.00円26.46%83円
24/0323.00円24.71%93円
25/0329.00円27.72%105円
26/0330.00円27.13%111円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.30%(業種中央値は2.34%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 1.50 2.00 2.50 5年最大 2.35 5年平均 1.85 5年最小 1.47 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 2.23

配当利回りの推移を示すグラフです。線が上にあるほど、株価に対して配当が厚く出ていることを意味します。綿半の場合、直近の利回り2.23%は5年平均の1.85%を上回る位置にあり、2025年後半から水準を切り上げてきたことが線の傾きから読み取れます。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 5年 最大: 2.35 2.35 5年 平均: 1.85 1.85 5年 最小: 1.47 1.47 5年 3年 最大: 2.35 2.35 3年 平均: 1.92 1.92 3年 最小: 1.47 1.47 3年 1年 最大: 2.35 2.35 1年 平均: 2.12 2.12 1年 最小: 1.82 1.82 1年 現在 2.23 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で比べたグラフです。期間を短くするほど平均が高くなる傾向があり、1年平均は2.12%、3年平均は1.92%、5年平均は1.85%と、直近ほど利回りが厚くなっていることが分かります。

0.00 10.00 20.00 30.00 40.00 2017 2017年 13.00円 2018 2018年 16.00円 2019 2019年 16.50円 2020 2020年 17.00円 2021 2021年 18.00円 2022 2022年 21.00円 2023 2023年 22.00円 2024 2024年 23.00円 2025 2025年 29.00円 2026 2026年 30.00円

年度ごとの配当金額を、分割の影響を調整したうえで並べたグラフです。2015年度の7.5円から2026年度の30円まで、棒がほぼ一貫して右肩上がりに伸びており、11年連続の増配があなたの目にもはっきり映るはずです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当の魅力(利回り推移・連続増配/非減配)

利回りは2.23%。5年平均の1.85%より高い水準にいます。過去5年でみると、最高は2.35%、最低は1.47%でした。いまの株価は、この5年のレンジの中でも配当が厚めに出ている位置にあります。

1年だけで見ても平均利回りは2.12%。直近1年は2.35%まで伸びた月もあれば、1.82%まで縮んだ月もありました。振れ幅を抱えながらも、平均は3年平均の1.92%よりわずかに高い水準で推移しています。

配当そのものの歩みも見ておきましょう。11年連続で増配し、11年間減配なしという記録が続いています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。あなたがこの推移をグラフで追うと、棒が途切れず伸び続けている様子がそのまま見えるはずです。

減配しにくさを測るDOE(株主資本配当率)は2.30%。業種中央値の2.34%とほぼ同じ水準です。全国の目安は2〜4%で、中央値はおおむね3%前後です。この会社のDOEはその範囲に収まりつつ、中央値よりやや低い位置にあります。配当性向は27.13%。利益に対する配当の重さは軽めで、増配を続ける余地はまだ残っていそうです。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE8.91%
ROA2.57%
DOE2.30%
自己資本比率29.63%
EPS / BPS111 / 1304
収益性スコア0.89
還元スコア0.94
割安スコア0.76

業績と財務の安定性

ROEは8.91%。業種中央値の7.46%を上回っています。資本を使って利益を生み出す力は、同業の中央的な水準より高いということです。

一方でROAは2.57%、業種中央値3.39%には届いていません。総資産に対するリターンでは、中央値より見劣りします。自己資本比率29.63%という数字と合わせて読むと、負債を使ってROEを押し上げている構図が見えてきます。

営業利益率は2.66%。業種中央値3.69%と比べると低めです。小売業は価格競争が激しく、利益率が薄くなりやすい業態ですが、この会社もその傾向の中にあります。EPS成長率は5.69%とプラスを保っており、利益の絶対額は伸びています。

フリーキャッシュフローはマイナス3.55億円でした。稼いだ利益がそのまま手元資金に残っていない局面です。私はこの点を、配当の持続性を考えるうえで無視できない材料だと捉えています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。増配を11年続けてきた実績はありますが、キャッシュフローの動きは今後も注視する価値があります。

4. 割安度

割安度

PERは13.0倍。業種中央値の17.6倍より低い水準にあります。利益に対して株価が割安な位置にいる、と数字は示しています。

PBRは1.10倍。業種中央値1.40倍と比べても低めです。純資産に対する評価は控えめで、市場がこの会社にまだ高い成長期待を織り込んでいないことがうかがえます。

配当利回りは2.23%。5年平均の1.85%を上回り、3年平均の1.92%も上回っています。利回りの面から見ると、いまの株価水準は、過去の自分自身と比べてあなたにとって配当が厚めに出ている局面だと分かります。

価格の目安として、5年平均利回りに戻る株価は1621.6円。現在の株価1344.0円は、そこまで20.7%の距離があります。強気の目安となる株価は1276.6円、利回りが下限に近づく株価は2040.8円です。これらはあくまで過去の利回りレンジから逆算した参考値であり、売買を推奨するものではありません。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1344円(利回り2.23%)
5年平均利回りに戻る株価1622円(利回り1.85%)
5年最高利回り時の株価1277円(利回り2.35%)
5年最低利回り時の株価2041円(利回り1.47%)

いまの株価は1622円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 1,500 2,000 2,500 5年最低利回り水準 2,041 5年平均利回り水準 1,622 5年最高利回り水準 1,277 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 1,344

株価の推移に、過去の利回りレンジから算出した目安ラインを重ねたグラフです。現在の株価1344.0円は、5年平均利回りに戻る目安である1621.6円を下回っており、強気の目安1276.6円と標準の目安1621.6円の間に位置しています。これらは売買を推奨するものではなく、利回りの参考水準です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 55.5)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ 10年連続増配

総合判断

総合スコアは55.5点。個別のスコアを見ると、還元スコア0.943、収益性スコア0.89、割安スコア0.762と、還元と収益性は水準を保っています。配当は11年連続で増配し、11年間減配していません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

判定の分類は「対象外」です。理由ははっきりしています。フリーキャッシュフローがマイナスだからです。稼いだ利益が手元資金として残らない局面が続けば、配当の原資は借入や資産の取り崩しに頼ることになりかねません。増配の実績があっても、この一点が評価を押し下げています。

自社利回り比は1.21。過去の自分自身の利回り水準と比べると、いまの株価は配当が厚めに出ている側にいます。基礎スコアは1.01で、加点要素として10年以上の連続増配が計上されています。プラス材料とマイナス材料が同時に存在する銘柄だと、私は捉えています。

異常値は検知されていません。派手なリスク要因はない一方で、フリーキャッシュフローの弱さは構造的な問題である可能性があります。配当実績の良さだけで判断せず、キャッシュフローの改善が続くかどうかを、次の決算以降も確かめる必要があります。

6. よくある質問

綿半ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.23%で、過去5年平均の1.85%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また11年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約27%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

タイトルとURLをコピーしました