3092 ZOZO
中立- 配当利回り
- 3.40%
- 配当性向
- 72%
- DOE
- 32.30%
- 総合スコア
- 100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 3092 |
| 業種 | 小売業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.40% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 39.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 100.0 |
| 連続増配 | 7年 |
| 非減配 | 7年 |
| 配当性向 | 72.08% |
| PER / PBR | 20.40 / 9.14 |
| ROE | 46.64% |
| DOE(株主資本配当率) | 32.30%(業種中央値 2.34%) |
ZOZOは小売業に分類される企業で、決算月は3月です。時価総額は約9,847億円、直近の最新会計年度は2026年です。
ROEは46.64%、営業利益率は30.37%に達します。小売業の中央値はROE7.46%、営業利益率3.69%なので、収益力は業種の水準を大きく上回っています。
売上高成長率は7.15%、EPS成長率は6.31%です。派手な伸びではありませんが、利益の土台が厚い会社が、着実に数字を積み上げている形です。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.30% | 2.83% | 1.49% |
| 3年 | 4.11% | 3.02% | 2.01% |
| 1年 | 3.94% | 3.30% | 2.76% |
| 現在 | 3.40% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 7.56円 | 65.86% | 11円 |
| 18/03 | 9.67円 | 44.84% | 22円 |
| 19/03 | 8.00円 | 45.98% | 17円 |
| 20/03 | 10.00円 | 48.70% | 21円 |
| 21/03 | 12.67円 | 40.47% | 31円 |
| 22/03 | 19.33円 | 50.43% | 38円 |
| 23/03 | 21.67円 | 49.31% | 44円 |
| 24/03 | 34.67円 | 70.18% | 49円 |
| 25/03 | 35.67円 | —% | —円 |
| 26/03 | 39.00円 | 72.08% | 54円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは32.30%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねています。線が高いほど、株価に対する配当の割合が大きい時期です。ZOZOの利回りは2023年7月に4.09%の山をつけ、2024年9月に2.14%まで下がり、直近は3.40%です。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べた比較です。期間が短いほど直近の水準を映します。平均は5年が2.83%、3年が3.02%、1年が3.30%と、期間が短くなるほど高くなっています。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べた棒グラフです。棒が右へ高くなっていれば増配が続いています。2019年の8.0円から2026年の39.0円まで伸び、7年連続で増配しています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.40%です。5年平均は2.83%、3年平均は3.02%、直近1年平均は3.30%。5年間の最高は4.30%、最低は1.49%でした。現在の水準は5年平均より高く、1年平均とほぼ並んでいます。
連続増配は7年、非減配も7年です。最後に減配した年は2019年で、データは18年分あります。分割調整後の1株配当は2019年の8.0円から2026年の39.0円まで伸びました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率。配当が株主資本の何%にあたるかを示し、減配しにくさの目安になる指標)は32.30%です。全国目安の2〜4%、業種中央値の2.34%を大きく超えています。配当性向も72.08%と高めで、利益の多くを株主へ戻す設計です。私はこの高さを、還元姿勢の強さと、増益が止まったときの余裕の薄さという両面で見ています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 46.64% |
| ROA | 24.17% |
| DOE | 32.30% |
| 自己資本比率 | 53.86% |
| EPS / BPS | 54 / 121 |
| 収益性スコア | 7.21 |
| 還元スコア | 7.17 |
| 割安スコア | 3.90 |
ROEは46.64%、ROAは24.17%、営業利益率は30.37%です。業種中央値はそれぞれ7.46%、3.39%、3.69%で、3指標とも数倍の開きがあります。稼ぐ力は突出しています。
財務の厚みも確認できます。自己資本比率は53.86%、フリーキャッシュフローは約236億円です。配当の原資になる現金を、本業でしっかり生んでいます。
一方、EPSは2026年に54.11円、1株配当は39.0円で、配当性向は72.08%です。2021年から2023年は40%台から50%前後でしたが、2024年に70.18%へ上がり、高い水準が続いています。増益が鈍れば、配当の伸びは利益に追いつかなくなります。
4. 割安度
PERは20.4倍で、業種中央値の15.8倍より高い水準です。PBRは9.14倍と、中央値1.40倍の6倍を超えます。ROEが高い会社は資産を効率よく使うため、PBRが高くなりやすい面はあります。それでも指標だけを見れば、割安感は乏しい水準です。
利回りで見ると、現在の3.40%は5年平均2.83%より高く、5年最高の4.30%には届いていません。過去5年の自社の利回りと比べれば、中間よりやや高い位置です。
スコア上の割安スコアは3.901、自社利回り比は1.2でした。総合の割安度区分は「中立」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1148円(利回り3.40%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1378円(利回り2.83%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 907円(利回り4.30%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2617円(利回り1.49%) |
いまの株価は1378円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価と、利回りが5年平均に戻る株価の水準を折れ線で比べた図です。現在の株価は1,148.5円、1株配当39.0円が5年平均利回り2.83%になる株価は約1,378円です。現在はその水準より下にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 100.0)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超
判定は「中立」で、割安感が乏しいことが主な理由です。加点はROE10%以上の高収益、5年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢の3点。注意点は配当性向70%超の1点です。
収益性スコアは7.208、還元スコアは7.172と高く、割安スコアは3.901にとどまりました。稼ぐ力と還元は強く、株価指標は強くない、という内訳です。
増配は7年続き、最後の減配は2019年です。異常値は検出されていません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。この記事は売買を推奨するものではありません。
6. よくある質問
ZOZOの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.40%で、過去5年平均の2.83%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
7年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また7年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約72%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2019年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

