3050 DCMホールディングス
中立- 配当利回り
- 2.91%
- 配当性向
- 37%
- DOE
- 2.23%
- 総合スコア
- 60.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 3050 |
| 業種 | 小売業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.91% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 47.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 60.5 |
| 連続増配 | 11年 |
| 非減配 | 19年 |
| 配当性向 | 37.00% |
| PER / PBR | 13.40 / 0.79 |
| ROE | 6.15% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.23%(業種中央値 2.34%) |
DCMホールディングスは小売業に分類される企業で、決算期は3月です。時価総額は約2,494億円、PBRは0.79倍で、純資産を下回る水準で取引されています。
最新期の1株利益(EPS)は127.02円、1株純資産(BPS)は2,154.31円です。営業利益率は5.72%で、小売業の中央値3.69%を上回っています。自己資本比率は44.4%と、財務の土台は厚めです。
売上高成長率は-0.4%、EPS成長率は-0.8%と、直近は横ばいに近い動きです。派手な伸びはありませんが、利益を大きく崩さずに配当を積み上げてきた点が、この銘柄を見るうえでの軸になります。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.54% | 3.50% | 2.75% |
| 3年 | 3.93% | 3.29% | 2.75% |
| 1年 | 3.33% | 3.06% | 2.75% |
| 現在 | 2.91% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 24.00円 | 28.47% | 84円 |
| 18/03 | 26.00円 | 32.38% | 80円 |
| 19/03 | 27.00円 | 29.98% | 90円 |
| 20/03 | 28.00円 | 27.10% | 103円 |
| 21/03 | 32.00円 | 25.13% | 127円 |
| 22/03 | 33.00円 | 26.15% | 126円 |
| 23/03 | 40.00円 | 31.99% | 125円 |
| 24/03 | 42.00円 | 26.33% | 160円 |
| 25/03 | 45.00円 | 35.15% | 128円 |
| 26/03 | 47.00円 | 37.00% | 127円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.23%(業種中央値は2.34%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月ごとの配当利回りの推移を、5年の最大・平均・最小の水準線と重ねたグラフです。線が平均より上なら、過去の自分と比べて利回りが高い局面にあたります。この銘柄の最新値は2.91%で、5年平均3.50%を下回り、最小2.75%に近い位置です。2022年6月の4.39%を頂点に、その後は低下傾向でした。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを並べた棒グラフです。期間が短いほど、足もとの水準に近い数字になります。平均は5年3.50%、3年3.29%、1年3.06%と期間が短くなるほど下がっており、利回りの水準が切り下がってきた様子が分かります。
年度ごとの1株配当を、株式分割の影響を調整して並べた棒グラフです。右へ向かって棒が高くなっていれば、増配が続いています。2017年の24円から2026年の47円まで、10年間で配当はほぼ2倍になりました。11年連続の増配で、減配の年は見当たりません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.91%です。5年平均の3.50%を下回り、5年間の最低2.75%に近い位置にいます。5年間の最高は4.54%でした。
1株配当は2008年の15円から2026年の47円へ伸びました。11年連続で増配しており、19年間は減配がありません。20年の記録の中に減配の年はなく、最後の減配年は確認されていません。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当性向は37.0%で、利益の4割弱を配当に回している計算です。2012年以降の配当性向は25〜37%の範囲に収まっており、余力を残した出し方が続いています。
DOE(株主資本配当率、純資産に対する配当の割合)は2.23%です。小売業の中央値2.34%とほぼ同じ水準で、全国目安の2〜4%の下限に近い位置です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 6.15% |
| ROA | 2.58% |
| DOE | 2.23% |
| 自己資本比率 | 44.45% |
| EPS / BPS | 127 / 2154 |
| 収益性スコア | 1.05 |
| 還元スコア | 0.97 |
| 割安スコア | 0.67 |
ROEは6.15%で、小売業の中央値7.46%より低めです。ROAも2.58%と、中央値3.39%を下回ります。一方、営業利益率は5.72%で中央値3.69%を超えており、稼ぐ力そのものは業種内で見劣りしません。
自己資本比率は44.4%です。フリーキャッシュフローは約252億円のプラスで、配当を払ったうえでも手元に資金が残る形です。
EPSは2024年の159.51円から2025年に128.02円、2026年に127.03円へ下がりました。配当は同じ期間に42円、45円、47円と増え続けており、利益の振れを配当性向の上昇(26.3%から37.0%)で受け止めています。EPSが戻らないまま配当だけが伸びると、配当性向の余白は少しずつ減ります。
4. 割安度
PERは13.4倍で、小売業の中央値17.1倍より低い水準です。PBRは0.79倍で、中央値1.40倍の約6割にとどまります。2指標とも業種の中央値を下回っています。
配当利回りで見ると、いまの2.91%は5年平均3.50%より低く、直近1年の平均3.06%も下回ります。株価は2021年8月の918.6円から2026年8月の1,615.0円まで上がっており、利回りが縮んだ背景には株価の上昇があります。
スコア上の割安スコアは0.673、自社利回り比は0.83です。業種内では低PER・低PBRですが、自社の過去と比べた利回りは平均を下回る、という二面を持っています。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1615円(利回り2.91%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1343円(利回り3.50%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1035円(利回り4.54%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 1709円(利回り2.75%) |
いまの株価は1343円(5年平均利回り水準)と1709円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約16.8%下がる計算です。
株価の推移に、配当をもとに計算した目安ラインを重ねたグラフです。ラインは、利回りが過去の水準に戻ったときの株価を示します。現在の株価1,615.0円は、下側のライン1,342.9円と上側のライン1,709.1円の間にあります。年間配当47円をもとにした計算で、売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 60.5)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
DCMホールディングスの割安度区分は「中立」で、総合スコアは60.5点です。収益性スコア1.046と還元スコア0.975が1前後を保つ一方、割安スコアは0.673にとどまりました。
加点要素は10年連続増配です。注意事項はなく、データ上の異常値も検出されていません。20年の記録で減配がない点は、配当の継続性を見るうえでの材料になります。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
見ておきたいのはEPSの動きです。2024年の159.51円から2026年は127.03円まで下がり、その間に配当性向は26.3%から37.0%へ上がりました。利益が戻れば余力は回復し、横ばいが続けば増配の余地は狭まります。次の決算でEPSと配当の組み合わせがどう出るかを、あなた自身の目で確認してください。
6. よくある質問
DCMホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.91%で、過去5年平均の3.50%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また19年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約37%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

