【配当分析】アスクル(2678)配当分析|利回り0.78%

2678 アスクル

対象外
配当利回り
0.78%
配当性向
40%
DOE
1.87%
総合スコア
0.0pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード2678
業種小売業
配当利回り(株価ベース)0.78%
1株配当(最新期・分割調整済)10.00円
総合判定対象外
総合スコア0.0
連続増配0年
非減配0年
配当性向39.81%
PER / PBR15.33 / 1.76
ROE-33.38%
DOE(株主資本配当率)1.87%(業種中央値 2.34%)

アスクル株式会社は、証券コード2678で東証に上場しています。小売業に分類され、時価総額はおよそ1,386億円です。

直近の決算数値は厳しいものでした。ROEはマイナス33.38%、ROAはマイナス9.63%。本業の儲けを示す営業利益率もマイナス4.36%で、黒字を確保できていません。売上高成長率はマイナス16.82%。事業規模自体が縮小に向かっています。

自己資本比率は22.38%です。小売業の中で財務の余裕がある水準とは言いにくい。EPS(1株当たり利益)はマイナス245.41円。私が見る限り、この赤字幅は小さくありません。

このスクリーニングでは、「EPS赤字」と「直直近度での減配」という2つの異常値が検出されています。数字の背景にどんな事情があるのか。投資判断の前には、企業のIR資料で確認することをお勧めします。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年2.80%1.74%0.62%
3年2.80%1.48%0.62%
1年0.91%0.76%0.62%
現在0.78%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0518.00円182.28%10円
18/0518.00円39.07%46円
19/0518.00円—%—円
20/0519.00円34.30%55円
21/0524.50円64.62%38円
22/0531.00円34.13%91円
23/0534.00円33.85%100円
24/0536.00円18.32%197円
25/0538.00円39.81%95円
26/0510.00円—%—円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.87%と控えめです(業種中央値は2.34%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

配当利回りの推移(月次・%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年最大 2.80 5年平均 1.74 5年最小 0.62 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 0.78

配当利回りの推移を月次で示したグラフです。折れ線が5年間の最高・平均・最低の水準線をまたいで動きます。この銘柄では2025年6月に利回りが2.47%から0.65%へ急落しており、年間配当予想の引き下げ(38円→10円)が主因と読み取れます。直近(2026年8月)の利回りは0.78%です。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 2.80 2.80 5年 平均: 1.74 1.74 5年 最小: 0.62 0.62 5年 3年 最大: 2.80 2.80 3年 平均: 1.48 1.48 3年 最小: 0.62 0.62 3年 1年 最大: 0.91 0.91 1年 平均: 0.76 0.76 1年 最小: 0.62 0.62 1年 現在 0.78 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒グラフで比較したものです。この銘柄は5年平均1.74%に対し1年平均が0.76%まで下がっており、直近の利回り水準が過去に比べて低い状態にあることが分かります。

0.00 10.00 20.00 30.00 40.00 50.00 2017 2017年 18.00円 2018 2018年 18.00円 2019 2019年 18.00円 2020 2020年 19.00円 2021 2021年 24.50円 2022 2022年 31.00円 2023 2023年 34.00円 2024 2024年 36.00円 2025 2025年 38.00円 2026 2026年 10.00円

年度別の配当金額(分割調整済み)を棒グラフで示したものです。2004年の3.75円から2025年の38円まで、長期的には増加傾向でしたが、2026年に10円へ大きく減配しています。過去23年分のデータのうち、直近が最大の減配幅となっている点に注目してください。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは0.78%です。過去5年平均の1.74%と比べると、かなり低い水準にあります。1年平均でも0.76%。ここ最近は利回りが縮んだ状態が続いています。

利回りが下がった主因は、株価の上昇ではありません。年間配当予想が38円(2025年)から10円(2026年)へ引き下げられたことが大きく効いています。配当データを追うと、2025年5月の利回り2.47%から翌6月には0.65%まで急落しており、この時期に減配の織り込みが進んだと読み取れます。

連続増配年数は0年、非減配年数も0年です。直近の減配年は2026年。過去23年分のデータをたどっても、増配が続いている局面ではありません。EPSが赤字という状況も踏まえると、配当の原資をどう確保しているかは注視したいところです。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当性向は39.81%。DOE(株主資本配当率)は1.87%で、業種中央値の2.34%を下回っています。全国的な目安とされる2〜4%(中央値3%前後)からも低めです。DOEは利益が変動しても配当を維持しやすいかを測る指標のひとつですが、この水準だけを見ると、減配への耐性は強いとは言えません。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE-33.38%
ROA-9.63%
DOE1.87%
自己資本比率22.38%
EPS / BPS-245 / 534
収益性スコア-2.83
還元スコア0.90
割安スコア1.07

ROEはマイナス33.38%、ROAはマイナス9.63%。業種中央値のROE7.46%、ROA3.39%と比べると、大きく水を開けられています。

営業利益率はマイナス4.36%で、中央値の3.69%をやはり下回ります。本業の売上から利益を生み出す力が弱まっていることが分かります。売上高成長率もマイナス16.82%。EPS成長率はマイナス51.42%まで落ち込みました。

フリーキャッシュフローはマイナス約250.18億円。事業活動でお金を生み出せていない状態です。自己資本比率は22.38%。手元の財務基盤にも余裕は多くありません。

あなたがこの銘柄を検討するなら、収益性の各指標が業種平均を軒並み下回っている点は見逃せません。数字がそろって弱含んでいる状況は、一時的な要因なのか構造的な課題なのか、決算資料での確認が要ります。

4. 割安度

PERは15.33倍。業種中央値の17.25倍と比べると、やや低めの水準です。PBRは1.76倍で、こちらは中央値1.40倍を上回っています。

配当利回りは0.78%。5年平均の1.74%、3年平均の1.48%のいずれも下回っています。利回り面で見ると、過去の水準に比べて株価は高めの位置にあります。

PERとPBRの評価は指標によって方向が分かれています。PERだけ見れば控えめな水準ですが、PBRと利回りは逆の印象を与えます。EPSが赤字である点を踏まえると、PERの数値自体の解釈には注意が必要です。1つの指標だけで判断せず、複数の角度から確認することをお勧めします。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1278円(利回り0.78%)
5年平均利回りに戻る株価575円(利回り1.74%)
5年最高利回り時の株価357円(利回り2.80%)
5年最低利回り時の株価1613円(利回り0.62%)

いまの株価は575円(5年平均利回り水準)と1613円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約55.0%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 5年最低利回り水準 1,613 5年平均利回り水準 575 5年最高利回り水準 357 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 1,278

株価の推移に、過去の利回り水準から算出した価格ラインを重ねたグラフです。574.7円は5年平均利回り(1.74%)に相当する株価水準、1612.9円は5年最低利回り(0.62%)に相当する水準を示しています。現在の株価は1278.0円で、この2つの水準の間にあります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 0.0)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
△ 直近3年内に減配

このスクリーニングでの判定は「対象外」です。総合スコアは0.0点で、収益性スコアはマイナス2.833、還元スコアは0.9、割安スコアは1.071という内訳になっています。

判定根拠として挙げられているのは「FCFマイナス」と「直近3年内に減配」の2点です。基礎スコアはマイナス0.585。自社の利回りを自社の過去水準と比べた「自社利回り比」は0.45で、現在の利回りが過去水準の半分以下にとどまっていることを示しています。

連続増配年数は0年、直近の減配は2026年に発生しています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

異常値としては「EPS赤字」と「直直近度での減配」が検出されています。収益性の悪化と配当方針の転換が同じ時期に重なっている点は、背景を確認したい要素です。私としては、この銘柄の数字を見る限り、財務面の立て直しが今後の焦点になると感じます。

6. よくある質問

アスクルの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは0.78%で、過去5年平均の1.74%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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