2503 キリンホールディングス
中立- 配当利回り
- 2.43%
- 配当性向
- 41%
- DOE
- 6.14%
- 総合スコア
- 82.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
キリンホールディングス(2503)は食料品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2503 |
| 業種 | 食料品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.43% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 74.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 82.5 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 25年 |
| 配当性向 | 40.63% |
| PER / PBR | 12.89 / 1.48 |
| ROE | 11.95% |
| DOE(株主資本配当率) | 6.14%(業種中央値 2.35%) |
キリンホールディングスは食料品の大型株です。時価総額は約19,157億円。直近本決算のROEは11.95%で、食料品の中央値6.67%を上回ります。営業利益率は8.62%で、食料品の中央値3.89%を上回ります。自己資本比率は36.83%、フリーキャッシュフローは約1,104億円のプラスです。EPSは2012年12月期の58円から2025年12月期の182円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.58% | 3.62% | 2.36% |
| 3年 | 4.06% | 3.45% | 2.36% |
| 1年 | 3.60% | 3.02% | 2.36% |
| 現在 | 2.43% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 39.00円 | 30.12% | 129円 |
| 17/12 | 46.00円 | 32.64% | 141円 |
| 18/12 | 51.00円 | 27.78% | 184円 |
| 19/12 | 64.00円 | 94.12% | 68円 |
| 20/12 | 65.00円 | 75.96% | 86円 |
| 21/12 | 65.00円 | 90.62% | 72円 |
| 22/12 | 69.00円 | 51.08% | 135円 |
| 23/12 | 71.00円 | 51.02% | 139円 |
| 24/12 | 71.00円 | 98.79% | 72円 |
| 25/12 | 74.00円 | 40.63% | 182円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは6.14%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.35%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは2.43%で、5年平均の3.62%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は4.58%でした。
直近1年の平均利回り(3.02%)は5年平均(3.62%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
派手な増配はないものの、25年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.43%です。5年平均の3.62%/直近1年平均の3.02%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは2.36%〜4.58%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2000年12月期12円、2001年12月期12円、2002年12月期12円、2003年12月期12円、2004年12月期14円、2005年12月期14円、2006年12月期17円、2007年12月期21円、2008年12月期23円、2009年12月期23円、2010年12月期24円、2011年12月期27円、2012年12月期29円、2013年12月期36円、2014年12月期38円、2015年12月期38円、2016年12月期39円、2017年12月期46円、2018年12月期51円、2019年12月期64円、2020年12月期65円、2021年12月期65円、2022年12月期69円、2023年12月期71円、2024年12月期71円、2025年12月期74円と推移しました。連続増配は1年、非減配は25年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は6.14%です。食料品の中央値2.35%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)も上回ります。配当性向は40.63%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.95% |
| ROA | 4.22% |
| DOE | 6.14% |
| 自己資本比率 | 36.83% |
| EPS / BPS | 182 / 1589 |
| 収益性スコア | 1.70 |
| 還元スコア | 1.81 |
| 割安スコア | 1.01 |
売上高成長率は4.06%、EPS成長率は153.42%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年12月期58円、2013年12月期91円、2014年12月期35円、2016年12月期129円、2017年12月期141円、2018年12月期184円、2019年12月期68円、2020年12月期86円、2021年12月期72円、2022年12月期135円、2023年12月期139円、2024年12月期72円、2025年12月期182円と推移しました。ROEは11.95%で、食料品の中央値6.67%を上回ります。ROAは4.22%で、食料品の中央値3.86%を上回ります。営業利益率は8.62%で、食料品の中央値3.89%を上回ります。自己資本比率は36.83%、フリーキャッシュフローは約1,104億円のプラスです。
4. 割安度
PERは12.89倍、PBRは1.48倍です。PBRは食料品の中央値1.13倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.67倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは1.01です(収益性スコア1.70・還元スコア1.81との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3084円(利回り2.43%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2072円(利回り3.62%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1638円(利回り4.58%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3178円(利回り2.36%) |
いまの株価は2072円(5年平均利回り水準)と3178円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約32.8%下がる計算です。
株価は2072円(5年平均利回り水準)と3178円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 82.5)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは82.5点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、10年以上非減配、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は1年、非減配は25年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値を検出しました(配当性向が前年比-58.2pt急変)。背景とリスクを確認してください。
6. よくある質問
キリンホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.43%で、過去5年平均の3.62%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また25年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約41%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

