2379 ディップ
- 配当利回り
- 5.03%
- 配当性向
- 83%
- DOE
- 13.88%
- 総合スコア
- 91.9pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2379 |
| 業種 | サービス業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 5.03% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 95.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 91.9 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 18年 |
| 配当性向 | 83.47% |
| PER / PBR | 17.80 / 2.88 |
| ROE | 16.22% |
| DOE(株主資本配当率) | 13.88%(業種中央値 3.88%) |
ディップ株式会社(2379)はサービス業に属し、決算期は3月です。時価総額は約1,218億円で、最新の会計年度は2026年です。
自己資本比率は74.46%と高く、財務の土台は厚めです。ROEは16.22%、営業利益率は16.61%で、サービス業の中央値(ROE 8.57%、営業利益率6.46%)を大きく上回っています。
一方で2026年度は、売上高成長率が-2.72%、EPS成長率が-32.42%と伸びが止まりました。配当の話に入る前に、この利益の落ち込みを頭に置いておいてください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.58% | 3.37% | 1.46% |
| 3年 | 5.58% | 4.14% | 2.60% |
| 1年 | 5.58% | 4.79% | 4.03% |
| 現在 | 5.03% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 36.00円 | 32.39% | 111円 |
| 18/03 | 43.00円 | 31.76% | 135円 |
| 19/03 | 50.00円 | 31.08% | 161円 |
| 20/03 | 56.00円 | —% | —円 |
| 21/03 | 56.00円 | —% | —円 |
| 22/03 | 61.00円 | 97.18% | 63円 |
| 23/03 | 72.00円 | 50.69% | 142円 |
| 24/03 | 88.00円 | 53.84% | 163円 |
| 25/03 | 95.00円 | 56.41% | 168円 |
| 26/03 | 95.00円 | 83.47% | 114円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは13.88%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で追い、5年の最大・平均・最小を水準線にしたグラフです。線が上にあるほど、株価に対する配当の比率が高い時期にあたります。ディップは2021年8月の2.01%から2026年8月の5.03%まで上がり、現在は5年最大の5.58%に近い位置です。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べたグラフです。期間ごとの水準を比べると、利回りの重心がどちらへ動いたかが見えます。5年平均3.37%、3年平均4.14%、1年平均4.79%と、期間が短いほど平均が高く、利回りが切り上がってきたことが分かります。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。右へ向かって棒が伸びていれば増配の歴史です。2017年の36円から2025年の95円まで伸び、2026年は95円で横ばいです。減配のない年数は18年ありますが、増配が続いた年数は0年です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
現在の配当利回りは5.03%です。過去5年の平均3.37%を上回り、5年最大の5.58%にも近い位置にいます。直近1年の平均は4.79%でした。
1株配当(分割調整後)は2017年の36円から2025年の95円まで伸び、2026年も95円で据え置きです。増配が続いた年数は0年、減配のない年数は18年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当性向は83.47%。2025年の56.41%から跳ね上がりました。配当を据え置いたまま、EPSが168.41円から113.81円へ下がったためです。
DOE(株主資本配当率、減配しにくさの指標)は13.88%で、業種中央値の3.88%を大きく超えます。全国目安の2〜4%と比べても高い水準です。数字の上では配当に手厚い一方、利益が戻らなければ負担の重い水準でもあります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 16.22% |
| ROA | 11.92% |
| DOE | 13.88% |
| 自己資本比率 | 74.46% |
| EPS / BPS | 114 / 703 |
| 収益性スコア | 2.41 |
| 還元スコア | 1.96 |
| 割安スコア | 1.48 |
ROEは16.22%、ROAは11.92%、営業利益率は16.61%です。業種中央値はそれぞれ8.57%、4.31%、6.46%で、収益性はいずれも中央値の約2倍から2.5倍あります。
自己資本比率は74.46%、BPSは703.28円です。財務の安定感は数字に表れています。
気になるのはフリーキャッシュフローで、-約11.1億円とマイナスでした。配当性向が83.47%まで上がっている局面でこの数字が出ているため、配当の原資をどこから賄っているかは、あなたの目でIR資料を確認しておく価値があります。
EPSは2025年の168.41円から2026年は113.81円に減りました。利益が元の水準へ戻るかどうかが、配当の余裕を左右します。
4. 割安度
PERは17.8倍で、業種中央値の15.9倍をやや上回ります。PBRは2.88倍で、中央値1.57倍の約1.8倍です。指標だけを見ると、株価は業種平均より高めに評価されています。
配当利回りの側から見ると景色が変わります。現在の5.03%は過去5年平均の3.37%、直近3年平均の4.14%、直近1年平均の4.79%のすべてを上回っています。株価が1,890円まで下がり、同じ95円の配当に対する利回りが上がった形です。
つまりPER・PBRは高め、利回りは過去比で高めという、向きの違う2つの数字が並んでいます。利益が減って株価が調整した結果、利回りだけが押し上げられた可能性があり、利回りの高さを割安さと直結させない読み方が要ります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1890円(利回り5.03%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2819円(利回り3.37%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1702円(利回り5.58%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 6507円(利回り1.46%) |
いまの株価は2819円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
現在の株価と、利回りが過去5年の水準に戻るときの株価を折れ線で示したグラフです。配当95円を前提に、5年平均利回りに戻る株価は2,819円、5年最大利回りに戻る株価は1,702.5円、5年最小利回りに戻る株価は6,506.8円です。現在の株価は1,890円で、5年平均利回りに戻る水準との差は49.2%です。売買を推奨する水準ではなく、利回りを株価に置き換えた目安です。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 91.9)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超;FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは91.9点ですが、判定は内部区分で「除外」(表示は「対象外」)です。理由は配当性向80%超とフリーキャッシュフローのマイナスの2点です。
加点側にはROE10%以上の高収益、10年以上の非減配、DOE2%以上かつ業種平均以上があります。収益性スコアは2.41、還元スコアは1.955と高く、数字の厚みは確かです。それでも判定が対象外になるのは、配当を支える利益とキャッシュの裏づけに、いま欠けが出ているからです。
見るべき焦点は2つあります。1つはEPSが168.41円から113.81円へ減った流れが止まるか、もう1つはフリーキャッシュフローがマイナスから戻るかです。配当は2026年まで95円で据え置かれ、減配のない年数は18年ですが、※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
この記事は事実の整理であり、売買を勧めるものではありません。
6. よくある質問
ディップの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは5.03%で、過去5年平均の3.37%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約83%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

