1904 大成温調
割安寄り- 配当利回り
- 3.50%
- 配当性向
- 31%
- DOE
- 3.66%
- 総合スコア
- 63.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
大成温調(1904)は建設業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1904 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.50% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 179.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 63.7 |
| 連続増配 | 6年 |
| 非減配 | 13年 |
| 配当性向 | 31.20% |
| PER / PBR | 8.90 / 1.03 |
| ROE | 12.16% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.66%(業種中央値 3.74%) |
大成温調は建設業の中型株です。時価総額は約351億円。直近本決算のROEは12.16%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。営業利益率は6.45%で、建設業の中央値7.08%を下回ります。自己資本比率は59.22%、フリーキャッシュフローは約91.7億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の20円から2026年3月期の574円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 7.22% | 4.43% | 2.37% |
| 3年 | 6.27% | 3.89% | 2.37% |
| 1年 | 4.46% | 3.82% | 3.21% |
| 現在 | 3.50% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 46.00円 | 15.28% | 301円 |
| 18/03 | 46.00円 | 15.85% | 290円 |
| 19/03 | 70.00円 | 80.82% | 87円 |
| 20/03 | 70.00円 | 30.96% | 226円 |
| 21/03 | 72.00円 | 41.28% | 174円 |
| 22/03 | 76.00円 | 50.00% | 152円 |
| 23/03 | 82.00円 | 33.33% | 246円 |
| 24/03 | 128.00円 | 38.13% | 336円 |
| 25/03 | 132.00円 | 32.32% | 408円 |
| 26/03 | 179.00円 | 31.20% | 574円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.66%(業種中央値は3.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは3.50%で、5年平均の4.43%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は7.22%でした。
直近1年の平均利回り(3.82%)は5年平均(4.43%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
6年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.50%です。5年平均の4.43%/直近1年平均の3.82%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは2.37%〜7.22%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2000年3月期30円、2001年3月期26円、2002年3月期20円、2003年3月期20円、2004年3月期24円、2007年3月期44円、2010年3月期30円、2011年3月期30円、2012年3月期36円、2013年3月期26円、2014年3月期26円、2015年3月期30円、2016年3月期36円、2017年3月期46円、2018年3月期46円、2019年3月期70円、2020年3月期70円、2021年3月期72円、2022年3月期76円、2023年3月期82円、2024年3月期128円、2025年3月期132円、2026年3月期179円と推移しました。連続増配は6年、非減配は13年です。直近の減配は2013年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は3.66%です。建設業の中央値3.74%と同じ水準です。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は31.20%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 12.16% |
| ROA | 6.84% |
| DOE | 3.66% |
| 自己資本比率 | 59.22% |
| EPS / BPS | 574 / 4943 |
| 収益性スコア | 1.15 |
| 還元スコア | 0.99 |
| 割安スコア | 0.81 |
売上高成長率は-1.25%、EPS成長率は40.44%です。EPSは2012年3月期20円、2013年3月期68円、2014年3月期23円、2016年3月期181円、2017年3月期301円、2018年3月期290円、2019年3月期87円、2020年3月期226円、2021年3月期174円、2022年3月期152円、2023年3月期246円、2024年3月期336円、2025年3月期408円、2026年3月期574円と推移しました。ROEは12.16%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。ROAは6.84%で、建設業の中央値5.08%を上回ります。営業利益率は6.45%で、建設業の中央値7.08%を下回ります。自己資本比率は59.22%、フリーキャッシュフローは約91.7億円のプラスです。
4. 割安度
PERは8.90倍、PBRは1.03倍です。PBRは建設業の中央値1.15倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.79倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.81です(収益性スコア1.15・還元スコア0.99との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性◎×業種内割安×高利回り連続増配」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 5120円(利回り3.50%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4041円(利回り4.43%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2479円(利回り7.22%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7553円(利回り2.37%) |
いまの株価は4041円(5年平均利回り水準)と7553円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約21.1%下がる計算です。
株価は4041円(5年平均利回り水準)と7553円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 63.7)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×高利回り連続増配
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
総合スコアは63.7点、判定は「買い妙味あり」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、5年連続増配、利回り3%以上。
連続増配は6年、非減配は13年です。2013年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
大成温調の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.50%で、過去5年平均の4.43%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
6年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また13年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約31%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2013年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

