【高配当】リョーサン菱洋(167A)配当分析|利回り4.49%

167A リョーサン菱洋ホールディングス

中立
配当利回り
4.49%
配当性向
75%
DOE
4.10%
総合スコア
43.9pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード167A
業種卸売業
配当利回り(株価ベース)4.49%
1株配当(最新期・分割調整済)140.00円
総合判定中立
総合スコア43.9
連続増配0年
非減配1年
配当性向75.44%
PER / PBR16.10 / 0.88
ROE5.55%
DOE(株主資本配当率)4.10%(業種中央値 2.66%)

リョーサン菱洋ホールディングス(167A)は、半導体や電子部品を扱う卸売業の持株会社です。社名のとおりリョーサンと菱洋エレクトロの事業を束ねる体制で、詳しい沿革は企業のIR資料でご確認ください。時価総額は約1,494億円、自己資本比率は54.58%あり、財務の土台は安定しています。2026年3月期はEPSが185.59円で、前期から20.8%下がりました。売上高はほぼ横ばいでした。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年8.69%5.75%4.15%
3年6.89%5.41%4.15%
1年5.31%4.81%4.15%
現在4.49%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0340.00円—%—円
18/0360.00円—%—円
19/0360.00円—%—円
20/0380.00円—%—円
21/03180.00円—%—円
22/03120.00円—%—円
23/03110.00円—%—円
24/03180.00円—%—円
25/03140.00円59.73%234円
26/03140.00円75.44%186円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.10%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.66%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年最大 8.69 5年平均 5.75 5年最小 4.15 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 4.49

配当利回りの月次推移に、5年間の最大・平均・最小の水準線を重ねた折れ線です。折れ線が平均線より下にあるほど、株価が買われて利回りが薄い状態を示します。この銘柄はいま4.49%で、5年平均5.75%を下回り、過去5年の最低4.15%に近い位置にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年 最大: 8.69 8.69 5年 平均: 5.75 5.75 5年 最小: 4.15 4.15 5年 3年 最大: 6.89 6.89 3年 平均: 5.41 5.41 3年 最小: 4.15 4.15 3年 1年 最大: 5.31 5.31 1年 平均: 4.81 4.81 1年 最小: 4.15 4.15 1年 現在 4.49 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの利回りの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど水準の変化がわかります。5年平均5.75%、3年平均5.41%、1年平均4.81%と、期間を絞るほど平均が下がっており、利回りが縮んできた流れが読み取れます。

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 2017 2017年 40.00円 2018 2018年 60.00円 2019 2019年 60.00円 2020 2020年 80.00円 2021 2021年 180.00円 2022 2022年 120.00円 2023 2023年 110.00円 2024 2024年 180.00円 2025 2025年 140.00円 2026 2026年 140.00円

株式分割の影響をならした1株あたり配当の推移です。右肩上がりで安定増配なら棒がなだらかに伸びます。この銘柄は2021年の180円をピークに120円、110円、180円、140円と動き、2025年に減配がありました。利益に応じて配当額が変わるタイプだとわかります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは4.49%です。自社の5年平均5.75%を下回り、過去5年のレンジ(4.15〜8.69%)では下限寄りに位置します。株価が買われて利回りが薄まった形ですね。1株あたり配当は2001年の10円から2021年の180円まで伸びましたが、その後は120円、110円、180円、140円と上下し、2025年に減配がありました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、利益のブレに影響されにくい指標です)は4.10%です。卸売業の中央値2.66%、全国の目安である2〜4%(中央値3%前後)をどちらも上回ります。利益が振れても配当の水準を保とうとする姿勢が数字に出ています。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE5.55%
ROA2.97%
DOE4.10%
自己資本比率54.58%
EPS / BPS186 / 3413
収益性スコア0.82
還元スコア1.02
割安スコア0.98

2026年3月期のROEは5.55%、ROAは2.97%でした。どちらも卸売業の中央値(ROE7.78%、ROA3.59%)に届いていません。営業利益率も2.81%と薄く、中央値3.07%をわずかに下回ります。EPSは前期の234.39円から185.58円へ20.8%減り、配当性向は59.73%から75.44%へ切り上がりました。利益の4分の3を配当に回す水準です。

一方で守りの数字は崩れていません。自己資本比率は54.58%、フリーキャッシュフローは約23億円のプラスを確保しています。稼ぐ力の弱さと、財務の厚みが同居している状態です。

4. 割安度

PERは16.1倍、PBRは0.88倍です。PBRは卸売業の中央値0.89倍とほぼ同じで、純資産に対する市場の評価は控えめな水準が続いています。BPSは3,413.06円です。配当利回り4.49%は自社の5年平均5.75%を下回っており、利回りの面では過去よりも買われた位置にあります。収益性が業種平均に届かない点と、利回りが自社平均より低い点が、割安度の評価を抑えています。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3120円(利回り4.49%)
5年平均利回りに戻る株価2435円(利回り5.75%)
5年最高利回り時の株価1611円(利回り8.69%)
5年最低利回り時の株価3374円(利回り4.15%)

いまの株価は2435円(5年平均利回り水準)と3374円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約22.0%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 5年最低利回り水準 3,374 5年平均利回り水準 2,435 5年最高利回り水準 1,611 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3,120

株価に、過去の配当利回りレンジから逆算した水準線を重ねた折れ線です。現在値3,120円は、5年平均利回りに戻る株価2,435円を22%上回っています。5年間で最も利回りが低かったときの株価は3,374円で、いまはそのやや下で推移しています。これらのラインは売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 43.9)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超
△ 直近3年内に減配

総合スコアは43.9点、判定は「中立」です。DOE4.10%と、卸売業の平均を上回る株主還元の姿勢が加点材料になっています。注意点は3つあります。ROE5.55%とROA2.97%が業種中央値を下回る収益性の弱さ、配当性向75.44%という高さ、そして2025年の減配です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは自社の5年平均を下回り、利回り妙味は過去より薄まっています。還元姿勢の強さと稼ぐ力の弱さ、このギャップをどう受け止めるかが判断の分かれ目です。

6. よくある質問

リョーサン菱洋ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.49%で、過去5年平均の5.75%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約75%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2025年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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