1407 ウエストホールディングス
- 配当利回り
- 3.76%
- 配当性向
- 48%
- DOE
- 7.11%
- 総合スコア
- 67.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1407 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.76% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 65.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 67.7 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 7年 |
| 配当性向 | 48.12% |
| PER / PBR | 12.00 / 1.77 |
| ROE | 15.32% |
| DOE(株主資本配当率) | 7.11%(業種中央値 3.74%) |
ウエストホールディングスは建設業に区分される銘柄です。時価総額はおよそ746億円で、建設セクターの中では中堅どころに位置します。
収益力を見ると、ROEは15.32%、ROAは3.61%です。業種中央値のROE10.08%と比べると、資本を使って利益を生む力は業界平均を上回ります。営業利益率も18.30%あり、業種中央値7.08%の2倍を超える水準です。本業で稼ぐ力は数字の上でしっかり出ています。
一方で、財務の骨格には目を配る必要があります。自己資本比率は24.60%。建設業は工事の進行に応じて運転資金が動きやすい業態で、この比率だけで健全性を語るのは早計ですが、目安として押さえておきたい数字です。フリーキャッシュフローは直近でマイナス21.96億円。稼いだ利益がそのまま手元資金に残っていない局面にあります。
EPSは135.09円、BPSは913.4円です。ただし売上高成長率はマイナス6.23%、EPS成長率はマイナス19.33%と、直近は減収減益の局面にあります。PERは12.0倍、PBRは1.77倍で、業種中央値のPBR1.15倍よりやや高めの評価を市場から受けています。数字を並べただけでは、あなたにとって魅力があるかどうかは決まりません。次章以降で配当と財務の中身を見ていきます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.06% | 2.54% | 0.83% |
| 3年 | 5.06% | 3.23% | 1.67% |
| 1年 | 4.98% | 3.50% | 2.09% |
| 現在 | 3.76% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/03 | 20.71円 | 44.17% | 47円 |
| 17/03 | 20.71円 | 85.03% | 24円 |
| 18/03 | 17.75円 | 56.10% | 32円 |
| 19/03 | 20.71円 | 52.58% | 39円 |
| 20/03 | 26.63円 | 41.80% | 64円 |
| 21/03 | 34.62円 | 31.31% | 111円 |
| 22/03 | 50.00円 | 52.53% | 95円 |
| 23/03 | 55.00円 | 37.17% | 148円 |
| 24/03 | 55.00円 | 38.82% | 142円 |
| 25/03 | 65.00円 | 48.12% | 135円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは7.11%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
配当利回りの月ごとの動きを示したグラフです。線が上にあるほど、株価に対して配当が高く見える局面だと考えてください。ウエストホールディングスの利回りは直近で3.76%。グラフの中では、5年平均2.54%のラインより上の位置にいます。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小の利回りを棒で比べたグラフです。期間を短くするほど、直近の市場評価に近づきます。この銘柄は1年平均が3.50%で、5年平均2.54%より高く出ています。直近1年は利回りが相対的に高めの時間帯だったことがわかります。
年度ごとの配当金額(分割調整済み)を棒グラフにしたものです。棒が右肩上がりかどうかで、増配の継続性を確認できます。ウエストホールディングスは2018年の17.75円を底に、2025年には65.00円まで積み上がっています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの利回りは3.76%です。過去5年平均の2.54%を大きく上回り、3年平均の3.23%と比べても高い水準にあります。5年間の最高値は5.06%、最安値は0.83%でした。振れ幅の大きい銘柄だということが、この数字だけでもわかります。
配当の連続増配年数は1年、非減配年数は7年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。直近の減配は2018年で、それ以降は増配か据え置きが続いています。16年分のデータで見ると、減配の記憶は少しずつ遠くなりつつあります。
配当性向は48.12%です。利益のおよそ半分を配当に回しています。極端に高くも低くもなく、増配余地と安定感を両立させる水準に収まっています。
減配のしにくさを示すDOE(自己資本配当率)は7.11%。業種中央値の3.74%と比べると、ほぼ倍の水準です。全国の目安とされる2〜4%のレンジからも上に外れており、自己資本に対する還元姿勢はかなり強めです。株価が下がっても配当を減らしにくい設計になっている、と読み取れます。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 15.32% |
| ROA | 3.61% |
| DOE | 7.11% |
| 自己資本比率 | 24.60% |
| EPS / BPS | 135 / 913 |
| 収益性スコア | 1.60 |
| 還元スコア | 1.45 |
| 割安スコア | 1.55 |
私がまず見るのは、利益率と資金繰りのバランスです。2025年3月期の数字を軸に見ていきます。ROEは15.32%で、業種中央値10.08%を5ポイント以上上回ります。ROAは3.61%。業種中央値5.08%には届いていません。自己資本に対するリターンは高いのに総資産に対するリターンは平均以下という組み合わせで、負債を使ったレバレッジが効いていることをうかがわせます。
営業利益率は18.30%。業種中央値7.08%の2倍を超える水準で、本業の稼ぐ力そのものは強いです。ただし売上高成長率はマイナス6.23%、EPS成長率はマイナス19.33%と、直近は縮小方向に動いています。利益率は高いのに、規模そのものは縮んでいる局面です。
自己資本比率は24.60%。フリーキャッシュフローはマイナス21.96億円です。稼いだ利益が投資や運転資金に吸収され、手元に残っていない状態が続いています。建設業は工期に応じて資金の出入りが大きくなりやすい業態です。この数字だけで危険度を判断するのは難しいですが、資金繰りの動きは追う価値があります。
PBRは1.77倍。業種中央値1.15倍と比べると、市場は資産価値以上の評価をこの銘柄に与えています。EPSは135.09円、BPSは913.4円。稼ぐ力への評価は高いものの、規模の縮小がこの先も続くかどうかが焦点になります。
4. 割安度
PERは12.0倍です。利益に対する株価の割高・割安を測る代表的な指標で、この水準は極端に高くも低くもありません。PBRは1.77倍。業種中央値の1.15倍と比べると、資産価値に対しては市場からやや高めの評価を受けています。
利回りの面から見るとどうでしょうか。いまの利回りは3.76%で、5年平均の2.54%より高い位置にいます。過去の自分自身と比べれば、株価は割安寄りの水準にいます。3年平均は3.23%、1年平均は3.50%。直近1年で見ても、いまの利回りは平均を上回っています。
ROEの高さ(15.32%)とPBRの高さ(1.77倍)は表裏一体です。稼ぐ力を評価されているからこそ、資産価値以上の株価がついています。株価の割安・割高を判断するときは、PERやPBRの数字だけでなく、この収益力とセットで見る必要があります。
配当性向48.12%とDOE7.11%を踏まえると、還元姿勢の強さが利回りの高さを下支えしています。株価水準は一つの指標だけでは測れません。複数の指標を重ねることで、輪郭がはっきりしてきます。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2662円(利回り3.76%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3937円(利回り2.54%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1976円(利回り5.06%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 12048円(利回り0.83%) |
いまの株価は3937円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価の動きに、利回りの水準から逆算した価格ラインを重ねたグラフです。このラインは売買を推奨するものではなく、過去の利回り水準を株価に置き換えた目安にすぎません。直近の株価は2662円。5年平均利回りに戻る水準は3937円で、現在の株価はそこまでおよそ47.9%の距離があります。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 67.7)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは67.7点です。内訳を見ると、収益性スコア1.605、還元スコア1.451、割安スコア1.548とどれも高めに出ています。ROE10%以上の高収益、利回り3%以上、DOEが業種平均を上回る還元姿勢。この3点が加点の理由です。
ただし、この銘柄はスクリーニングの区分としては対象外に位置づけられます。理由はフリーキャッシュフローがマイナスであることです。収益力や還元姿勢のスコアが高くても、キャッシュの出入りに課題を抱えている場合、総合判断はそこで慎重寄りに傾きます。
非減配年数は7年、連続増配年数は1年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。直近の減配は2018年で、その後は減配のない期間が続いています。
この記事は売買を推奨するものではありません。収益力と還元姿勢の高さ、そしてキャッシュフローの弱さ。この2つをどう重ね合わせるかで、この銘柄の見え方は変わってきます。
6. よくある質問
ウエストホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.76%で、過去5年平均の2.54%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また7年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約48%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2018年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

