5930 文化シヤッター
中立- 配当利回り
- 3.91%
- 配当性向
- 41%
- DOE
- 4.36%
- 総合スコア
- 76.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5930 |
| 業種 | 金属製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.91% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 74.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 76.2 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 41.32% |
| PER / PBR | 10.61 / 1.12 |
| ROE | 10.83% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.36%(業種中央値 1.78%) |
文化シヤッターは金属製品に分類される3月決算の企業です。時価総額は約1,372億円で、直近の自己資本比率は58.36%と厚めに積み上がっています。
ROEは10.83%、営業利益率は6.59%。金属製品の業種中央値(ROE 5.35%、営業利益率 5.29%)をどちらも上回ります。私が数字で見る限り、稼ぐ力は業種の平均より一段上にあります。
配当は2001年から26年分のデータが残っており、2026年度の年間配当は74円です。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.94% | 4.43% | 2.85% |
| 3年 | 5.54% | 4.09% | 2.85% |
| 1年 | 4.26% | 3.90% | 3.57% |
| 現在 | 3.91% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 20.00円 | 24.03% | 83円 |
| 18/03 | 20.00円 | 44.87% | 45円 |
| 19/03 | 25.00円 | 24.57% | 102円 |
| 20/03 | 25.00円 | 27.14% | 92円 |
| 21/03 | 40.00円 | 34.14% | 117円 |
| 22/03 | 40.00円 | 40.83% | 98円 |
| 23/03 | 42.00円 | 34.52% | 122円 |
| 24/03 | 55.00円 | 35.01% | 157円 |
| 25/03 | 74.00円 | 40.01% | 185円 |
| 26/03 | 74.00円 | 41.32% | 179円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.36%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.78%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の利回りを折れ線にし、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。利回りは株価が下がると上がり、上がると下がります。この銘柄は2023年夏に5%台後半、2025年8月に2.99%まで下がり、いまは3.91%で5年平均4.43%を下回る位置にあります。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど、幅は狭くなります。5年は2.85%から5.94%と広い一方、直近1年は3.57%から4.26%に収まり、平均は3.90%でした。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べた棒グラフです。右肩上がりなら増配の歴史を示します。2017年の20円から2025年の74円まで増え、2026年は74円で同額です。2010年に4円へ下がった後は減配がなく、非減配は16年続いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.91%です。5年平均は4.43%、5年最高は5.94%、最低は2.85%なので、現在地は平均より少し下にあります。直近1年に絞ると平均3.90%で、ほぼ今の水準で推移してきました。
配当は2010年に14円から4円へ下がって以来、減らしていません。非減配は16年続いています。2021年の40円から2025年の74円まで、5年足らずで増えました。ただし増配を毎年重ねる形ではなく、同額を据え置く年を挟みながら段階的に上げてきた点は、あなたも押さえておきたいところです。連続増配年数は0年です。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率。純資産に対して配当をどれだけ払っているかを示す指標)は4.36%です。業種中央値1.78%の2倍を超え、全国目安の2〜4%もわずかに上回ります。純資産に対する還元は厚めです。配当性向は41.32%で、利益の6割弱は社内に残しています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 10.83% |
| ROA | 6.15% |
| DOE | 4.36% |
| 自己資本比率 | 58.36% |
| EPS / BPS | 179 / 1704 |
| 収益性スコア | 1.68 |
| 還元スコア | 1.73 |
| 割安スコア | 1.45 |
ROEは10.83%、ROAは6.15%。業種中央値のROE 5.35%、ROA 3.45%と比べると、資本も総資産も効率よく利益に変えています。営業利益率6.59%も中央値5.29%を上回りました。
財務の土台は自己資本比率58.36%です。フリーキャッシュフローは約68.5億円のプラスで、配当を払う原資は確保されています。
一方で、最新期のEPSは179.09円と、前の期の184.95円からわずかに下がりました。EPS成長率はマイナス3.17%です。売上高成長率は3.44%のプラスなので、売上は伸びても1株利益は足踏みした形になります。配当性向は40.01%から41.32%へ上がりました。
4. 割安度
PERは10.61倍で、業種中央値11.0倍とほぼ同じです。PBRは1.12倍で、中央値0.57倍の約2倍にあたります。資産面では、業種のなかで高く評価されています。
利回りで見ると、現在の3.91%は5年平均の4.43%より低く、自社の平均に対する比は0.88です。株価1,892円は、5年平均利回りに相当する1,670円より高く、5年最低利回りに相当する2,597円より低い位置にあります。
スコア内訳では、割安スコアが1.454で、収益性(1.684)と還元(1.727)を下回りました。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1892円(利回り3.91%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1670円(利回り4.43%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1246円(利回り5.94%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2596円(利回り2.85%) |
いまの株価は1670円(5年平均利回り水準)と2596円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約11.7%下がる計算です。
株価の折れ線に、利回り水準から逆算した価格の線を重ねたグラフです。年間配当74円を、5年平均利回りと5年最低利回りで割って線の高さを決めます。現在の株価1,892円は、5年平均利回りに相当する1,670円と、5年最低利回りに相当する2,597円のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 76.2)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは76.2点、判定は「中立」です。収益性と還元は評価が高く、割安度だけが相対的に控えめでした。
プラス材料は4つあります。ROE10%以上、10年以上の非減配、利回り3%以上、そして業種平均を上回るDOEです。異常値は検出されておらず、注意項目もありません。
点数を押し下げたのは割安感の乏しさです。利回りは自社の5年平均を下回り、PBRも業種中央値の約2倍あります。収益性や還元姿勢は強い一方で、いまの株価はそれを織り込んでいる、とデータは示しています。
配当は2010年の減配以降16年間維持され、足元は74円で2期続けて同額です。EPSが小幅に下がった最新期の動きが、次の増配にどう響くかは、決算ごとに確かめる材料になります。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
文化シヤッターの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.91%で、過去5年平均の4.43%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約41%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

