【高配当】AREホールディングス(5857)配当分析|利回り4.02%・1年連続増配

5857 AREホールディングス

対象外
配当利回り
4.02%
配当性向
40%
DOE
4.46%
総合スコア
64.3pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード5857
業種非鉄金属
配当利回り(株価ベース)4.02%
1株配当(最新期・分割調整済)125.00円
総合判定対象外
総合スコア64.3
連続増配1年
非減配1年
配当性向39.62%
PER / PBR10.60 / 1.25
ROE13.70%
DOE(株主資本配当率)4.46%(業種中央値 3.22%)

AREホールディングスは、業種区分が非鉄金属で3月決算の企業です。時価総額は約2,905億円、PERは10.6倍、PBRは1.25倍。

ROEは13.7%、自己資本比率は37.5%です。収益力は業種中央値のROE 9.01%を上回り、財務の土台も薄くありません。

配当は2011年度の25円から2026年度の125円へ、分割調整後の数字で5倍に伸びてきました。ただし途中で減配の年もあります。この記事では、その足取りを数字で順に追います。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年8.22%5.09%2.75%
3年8.22%4.94%2.75%
1年5.84%3.92%2.75%
現在4.02%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0330.00円—%—円
18/0331.50円23.27%135円
19/0360.00円52.60%114円
20/0365.00円51.95%125円
21/0380.00円52.00%154円
22/0390.00円37.80%238円
23/0390.00円63.74%141円
24/0390.00円28.17%319円
25/0380.00円42.75%187円
26/03125.00円39.62%316円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.46%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.22%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年最大 8.22 5年平均 5.09 5年最小 2.75 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 4.02

月ごとの配当利回りを折れ線で描き、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。線が水準線の上にあるほど、その月は配当が株価に対して厚かったことを示します。この銘柄は2025年4月に7.51%まで上がり、その後は低下して2026年2月に2.85%を付けました。2026年10月は4.02%で、5年平均5.09%と最低2.75%の間にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年 最大: 8.22 8.22 5年 平均: 5.09 5.09 5年 最小: 2.75 2.75 5年 3年 最大: 8.22 8.22 3年 平均: 4.94 4.94 3年 最小: 2.75 2.75 3年 1年 最大: 5.84 5.84 1年 平均: 3.92 3.92 1年 最小: 2.75 2.75 1年 現在 4.02 最大 平均 最小

5年・3年・1年の3期間について、利回りの最高・平均・最低を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の姿を映します。平均は5年が5.09%、3年が4.94%、1年が3.92%と、期間が短くなるにつれて下がりました。最高も5年・3年の8.22%に対して1年は5.84%で、直近は利回りの水準が一段低くなっています。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 30.00円 2018 2018年 31.50円 2019 2019年 60.00円 2020 2020年 65.00円 2021 2021年 80.00円 2022 2022年 90.00円 2023 2023年 90.00円 2024 2024年 90.00円 2025 2025年 80.00円 2026 2026年 125.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。分割で数字が変わった年も同じ条件で比べられます。2018年度の31.5円から2019年度に60円へ伸び、2022年度から2024年度は90円で横ばいでした。2025年度は80円に下がり、2026年度は125円で最高値です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは4.02%です。5年平均の5.09%は下回り、直近1年平均の3.92%とはほぼ同じ水準にあります。5年間の最高は8.22%、最低は2.75%でした。

1株配当(分割調整後)は2024年度の90円から2025年度に80円へ下がり、2026年度は125円に戻りました。連続増配は1年、直近の減配は2025年です。2011年度から2024年度までは30円台から90円へ段階的に積み上げており、全体の流れは右肩上がりといえます。

配当性向は39.6%。利益の4割弱を配当に回している計算で、余力は残っています。

DOE(株主資本配当率、純資産に対する配当の割合)は4.46%です。業種中央値は3.22%、全国の目安は2〜4%なので、業種内でも全国目安の上端を超える高さにあります。DOEが高い会社は、利益の増減に左右されにくい形で配当を出している傾向があります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE13.70%
ROA3.97%
DOE4.46%
自己資本比率37.46%
EPS / BPS315 / 2683
収益性スコア1.17
還元スコア1.19
割安スコア0.87

利益の質は良好です。ROEは13.7%で業種中央値9.01%を上回りました。ROAは3.97%で中央値と同水準、営業利益率は6.51%で中央値6.50%とほぼ並びます。つまり収益性の差はROEに表れていて、自己資本の使い方が効いている形です。

成長も数字に出ています。売上成長率は12.6%、EPS成長率は68.6%。EPSは2025年度の187.13円から2026年度の315.5円へ伸びました。

気になるのはキャッシュです。フリーキャッシュフローは約997億円のマイナスでした。自己資本比率37.5%で支えていますが、マイナスが続けば財務の厚みは削られます。私は、配当そのものより先にここを確認します。

4. 割安度

PERは10.6倍で、業種中央値14.38倍を下回っています。PBRは1.25倍で、中央値1.25倍と同じ水準です。利益に対する株価は軽く、純資産に対する株価は業種並み、という組み合わせになります。

利回りで見ると、現在の4.02%は5年平均の5.09%より低めです。自社の過去平均と比べた利回り比は0.79、割安スコアは0.869でした。

株価が上がって利回りが縮んだ分、過去5年の自社水準と比べた割安さは薄れています。一方でPERは中央値を下回ったままです。見る物差しによって印象が変わるため、複数の指標を並べて確認してください。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3230円(利回り4.02%)
5年平均利回りに戻る株価2554円(利回り5.09%)
5年最高利回り時の株価1582円(利回り8.22%)
5年最低利回り時の株価4727円(利回り2.75%)

いまの株価は2554円(5年平均利回り水準)と4727円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約20.9%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 5年最低利回り水準 4,727 5年平均利回り水準 2,554 5年最高利回り水準 1,582 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 3,230

年間配当130円を、5年の利回り水準で割り戻した株価を折れ線で示したグラフです。5年平均利回り5.09%に戻る株価が2,554円、5年最低利回り2.75%に当たる株価が4,727円です。現在の株価3,230円は、2,554円まで20.9%の距離にあり、2つの線の間に収まっています。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 64.3)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配

総合スコアは64.3点で判定は「対象外」ですが、配当性向39.62%とDOE4.46%(業種中央値3.22%)の組み合わせは、ROE13.7%の収益力に支えられた厚めの還元を示しています。

ただ、EPSは2022年度238.1円から2023年度141.2円へ、2024年度319.49円から2025年度187.13円へと、山の翌年に崩れる形を2度繰り返しました。2025年度の80円への減配も、この落ち込みの年と重なります。

2026年度のEPSは315.5円と再び山の水準にあり、フリーキャッシュフローもマイナスのため、私は利回り4.02%とPER10.6倍(業種中央値14.38倍)の組み合わせをそのまま安さとは受け取らず、次の決算でEPSが3度目の崩れを見せるかを先に確かめます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

AREホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.02%で、過去5年平均の5.09%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また1年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2025年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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