5703 日本軽金属ホールディングス
中立- 配当利回り
- 3.76%
- 配当性向
- 32%
- DOE
- 1.99%
- 総合スコア
- 49.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5703 |
| 業種 | 非鉄金属 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.76% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 80.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 49.5 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 3年 |
| 配当性向 | 31.59% |
| PER / PBR | 10.96 / 0.69 |
| ROE | 6.01% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.99%(業種中央値 3.22%) |
日本軽金属ホールディングスは、非鉄金属セクターに属する持株会社です。決算期は3月で、直近の会計年度は2026年度にあたります。
時価総額は約1,721億円。1株あたり利益(EPS)は253.24円、1株あたり純資産(BPS)は4,037.69円です。自己資本比率は48.16%で、資産のおよそ半分を自己資本でまかなっています。
売上高は前期比6.41%増、EPSは26.61%増でした。利益の伸びが売上の伸びを上回っており、2026年度は採算が上向いた年だと読み取れます。営業利益率は4.38%で、業種中央値の6.50%にはまだ届きません。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 6.52% | 4.13% | 2.62% |
| 3年 | 6.52% | 4.10% | 2.62% |
| 1年 | 4.13% | 3.46% | 2.62% |
| 現在 | 3.76% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 80.00円 | 23.13% | 346円 |
| 18/03 | 80.00円 | 27.50% | 291円 |
| 19/03 | 90.00円 | 27.11% | 332円 |
| 20/03 | 90.00円 | 74.57% | 121円 |
| 21/03 | 65.00円 | 119.55% | 54円 |
| 22/03 | 85.00円 | 31.39% | 271円 |
| 23/03 | 50.00円 | 42.98% | 116円 |
| 24/03 | 50.00円 | 31.16% | 160円 |
| 25/03 | 70.00円 | 35.00% | 200円 |
| 26/03 | 80.00円 | 31.59% | 253円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.99%と控えめです(業種中央値は3.22%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
月ごとの配当利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が水準線の上にあるほど利回りが高く、株価が低い時期にあたります。現在の3.76%は5年平均の4.13%を下回り、最大6.52%、最小2.62%のレンジの内側に入っています。
5年・3年・1年のそれぞれについて、利回りの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の株価水準を反映します。1年平均は3.46%で5年平均の4.13%より低く、最大も6.52%から4.13%に下がっています。
年度ごとの1株あたり配当を、株式分割を調整した値で示した棒グラフです。棒が右肩上がりなら増配、前年より低ければ減配を意味します。この銘柄は2022年の85円から2023年に50円へ下がり、2025年に70円、2026年に80円と戻しました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.76%です。過去5年の平均4.13%を下回り、最大は6.52%、最小は2.62%でした。直近1年に絞ると平均3.46%で、現在値はその少し上に位置します。
1株あたり配当(分割調整済み)は、2021年の65円から2022年に85円へ増え、2023年に50円へ下がりました。2024年も50円で据え置き、2025年に70円、2026年に80円と戻しています。直近の連続増配は2年、非減配は3年、最後の減配は2023年です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(純資産配当率)は1.99%です。配当が純資産の何%にあたるかを示す指標で、利益が振れても純資産は動きにくいため、減配しにくさの目安になります。業種中央値は3.22%、全国の目安は2〜4%(中央値3%前後)なので、この銘柄は両方を下回ります。純資産に対する配当の負担は軽めです。
配当性向は2026年度で31.59%。2021年度は119.55%まで跳ね上がり、利益を超えて配当を払った年もありました。直近は30%台前半に落ち着いています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 6.01% |
| ROA | 2.80% |
| DOE | 1.99% |
| 自己資本比率 | 48.16% |
| EPS / BPS | 253 / 4038 |
| 収益性スコア | 0.68 |
| 還元スコア | 0.81 |
| 割安スコア | 0.55 |
収益性は、業種中央値を下回ります。ROEは6.01%(中央値9.01%)、ROAは2.80%(同3.97%)、営業利益率は4.38%(同6.50%)です。3指標とも中央値の7割前後の水準にとどまります。
財務の土台は厚めです。自己資本比率は48.16%、フリーキャッシュフローは約75億円のプラスでした。配当性向が31.59%なので、利益のうち配当に回る割合は3割ほどです。
EPSの推移には波があります。2017年の345.87円から2021年は54.37円まで下がり、2026年は253.24円まで戻しました。景気や市況の影響を受けやすい事業構造で、減配が起きた2021年度と2023年度はいずれも利益が落ち込んだ時期と重なります。利益の回復が続くかどうかが、配当の行方を左右します。
4. 割安度
PBRは0.69倍で、業種中央値の1.25倍を下回ります。株価が1株あたり純資産(4,037.69円)に届いていない計算です。PERは10.96倍です。
利回りの面では、現在の3.76%が5年平均4.13%を下回っています。自社の過去平均と比べた比率は0.91で、平均より少し低い利回り水準にあたります。
割安スコアは0.551でした。PBRは低い一方で、ROEも6.01%と業種中央値を下回るため、PBRの低さは収益性の弱さを映している面があります。あなたが見るときは、PBRの数字だけでなく、ROEとセットで確認してください。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2789円(利回り3.76%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2542円(利回り4.13%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1610円(利回り6.52%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4008円(利回り2.62%) |
いまの株価は2542円(5年平均利回り水準)と4008円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約8.8%下がる計算です。
現在の株価と、利回りが5年平均・5年最低になる株価水準を並べたグラフです。年間配当105円を基準にすると、5年平均利回り(4.13%)に戻る株価は約2,542円、5年最低利回り(2.62%)に戻る株価は約4,008円です。現在の2,789円はこの2本の線のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 49.5)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ 利回り3%以上
総合スコアは49.5点、判定は「中立」です。内訳は還元スコア0.809、収益性スコア0.682、割安スコア0.551で、配当まわりの評価が最も高く、割安度が最も低くなりました。
加点は「利回り3%以上」の1点です。減点にあたる注意事項はありません。一方で判定根拠には、収益性が業種平均未満であること、現在の利回りが自社の平均より低いことが挙がっています。異常値の検出もありませんでした。
配当面では、2年連続で増配し、DOEは1.99%、配当性向は31.59%と、負担は軽い水準です。ただし2023年に減配した実績があり、利益の振れ幅も大きい業種です。配当の継続性を見るなら、EPSの回復が続いているかを決算ごとに確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。この記事は売買を推奨するものではありません。
6. よくある質問
日本軽金属ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.76%で、過去5年平均の4.13%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約32%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2023年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

