5011 ニチレキグループ
- 配当利回り
- 3.51%
- 配当性向
- 53%
- DOE
- 2.86%
- 総合スコア
- 61.4pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5011 |
| 業種 | 石油・石炭製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.51% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 80.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 61.4 |
| 連続増配 | 10年 |
| 非減配 | 15年 |
| 配当性向 | 53.43% |
| PER / PBR | 14.00 / 0.75 |
| ROE | 5.47% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.86%(業種中央値 2.86%) |
ニチレキグループは、業種区分が石油・石炭製品の企業で、決算期は3月です。時価総額は約664億円、株価純資産倍率(PBR)は0.75倍で、業種中央値の0.85倍を下回っています。
1株あたり利益(EPS)は149.74円、1株あたり純資産(BPS)は2,798.48円。自己資本比率は65.0%と高く、財務の土台は厚めです。直近の売上高成長率は0.14%と横ばいに近く、EPSは前期比で9.19%減りました。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.29% | 3.74% | 2.71% |
| 3年 | 4.19% | 3.43% | 2.71% |
| 1年 | 4.18% | 3.61% | 3.14% |
| 現在 | 3.51% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 23.00円 | 17.53% | 131円 |
| 18/03 | 27.00円 | 19.94% | 135円 |
| 19/03 | 32.00円 | 25.56% | 125円 |
| 20/03 | 34.00円 | 53.52% | 64円 |
| 21/03 | 36.00円 | 17.29% | 208円 |
| 22/03 | 42.00円 | 18.84% | 223円 |
| 23/03 | 50.00円 | 24.30% | 206円 |
| 24/03 | 70.00円 | 45.83% | 153円 |
| 25/03 | 75.00円 | 45.48% | 165円 |
| 26/03 | 80.00円 | 53.43% | 150円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.86%(業種中央値は2.86%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月ごとの配当利回りを折れ線で示し、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。利回りは2022年4月の4.76%を高値に、2024年12月の2.99%、2025年7月の2.83%へ下がり、2026年4月に4.02%へ戻しました。現在の3.51%は5年平均の3.74%を下回る位置です。
5年・3年・1年それぞれの利回りの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。最大は5年で5.29%、3年で4.19%、1年で4.18%と期間が短いほど下がります。最小は5年と3年がともに2.71%、1年は3.14%で、現在の3.51%はどの期間でも平均に近い水準です。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で示した棒グラフです。2017年度の23円から2026年度の80円まで、10年連続で棒が高くなっています。2024年度の70円、2025年度の75円、2026年度の80円と、直近3年は増加幅が5円刻みです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.51%です。5年平均の3.74%よりやや低く、5年間のレンジ(2.71%〜5.29%)では中ほどに位置します。直近1年に限ると、平均3.61%、最高4.18%、最低3.14%でした。
1株あたり配当は2026年度に80円。2024年度の70円、2025年度の75円と、右肩上がりが続いています。増配は10年連続、減配のない期間は15年です。最後の減配は2011年度で、10円に下がりました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配しにくさを測る指標のDOE(純資産配当率)は2.86%で、業種中央値の2.86%とほぼ同じです。全国目安の2〜4%の範囲に収まっています。配当性向は53.4%。2021年度の17.3%から段階的に上がってきたため、利益に対する配当の比重は以前より重くなりました。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 5.47% |
| ROA | 3.50% |
| DOE | 2.86% |
| 自己資本比率 | 64.98% |
| EPS / BPS | 150 / 2798 |
| 収益性スコア | 1.05 |
| 還元スコア | 0.97 |
| 割安スコア | 0.88 |
ROE(自己資本利益率)は5.47%で、業種中央値の8.00%を下回ります。一方、ROA(総資産利益率)は3.50%で中央値3.37%をわずかに上回り、営業利益率も7.80%と中央値5.41%より高い水準です。収益性は指標ごとに強弱が分かれています。
自己資本比率は65.0%。借入に頼らない構造で、財務の安定性は高い部類に入ります。ただしフリーキャッシュフローは約マイナス28.7億円でした。投資などの支出が営業活動で得た資金を上回った状態で、配当の原資を確認するときの注意点になります。
EPSは2022年度の222.93円から、2026年度は149.73円まで下がりました。配当は増え、利益は減っているので、配当性向が上がっています。
4. 割安度
株価収益率(PER)は14.0倍、PBRは0.75倍です。PBRは業種中央値の0.85倍より低く、純資産に対する株価の水準は業種内で控えめな位置にあります。
利回りで見ると、現在の3.51%は5年平均の3.74%を下回り、3年平均の3.43%を上回ります。自社の過去利回りとの比は0.94で、割安度スコアは0.88でした。
PBRは低めでも、ROEは5.47%と中央値を下回っています。資産の厚さと、その資産が生む利益の水準は別々に見る必要があります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2279円(利回り3.51%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2139円(利回り3.74%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1512円(利回り5.29%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2952円(利回り2.71%) |
いまの株価は2139円(5年平均利回り水準)と2952円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約6.1%下がる計算です。
現在株価2,279円と、利回りから逆算した株価の水準を比べるグラフです。5年平均利回りに戻る株価は2,139円で、現在より6.1%低い位置にあります。5年最低利回りの水準は2,952円で、現在株価はこの二つの間に入っています。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 61.4)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは61.4、判定は「対象外」です。判定根拠は、フリーキャッシュフローがマイナスであることにあります。
加点要素は三つあります。10年連続増配、利回り3%以上、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上で還元姿勢が良好という点です。減配は2011年度が最後で、配当の積み上げは長く続いています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当の実績と財務の厚みはそろっています。一方で、利益が減るなか配当性向は53.4%まで上がり、キャッシュフローもマイナスです。今後の判断では、EPSの動きとフリーキャッシュフローの改善があるかを確認していくことになります。異常値は検出されていません。
6. よくある質問
ニチレキグループの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.51%で、過去5年平均の3.74%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
10年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約53%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2011年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

