4928 ノエビアホールディングス
- 配当利回り
- 5.13%
- 配当性向
- 98%
- DOE
- 14.61%
- 総合スコア
- 93.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4928 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 5.13% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 225.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 93.2 |
| 連続増配 | 4年 |
| 非減配 | 14年 |
| 配当性向 | 97.83% |
| PER / PBR | 19.00 / 2.84 |
| ROE | 14.85% |
| DOE(株主資本配当率) | 14.61%(業種中央値 2.48%) |
ノエビアホールディングスは化学セクターに分類される企業で、決算は3月期です。時価総額は約1,526億円。
収益力は同業の水準を大きく上回ります。ROEは14.85%で、業種中央値の6.49%の2倍以上です。営業利益率も17.11%あり、業種中央値6.83%との差は10ポイントを超えます。
自己資本比率は70.87%で、財務の土台は厚めです。一方、PERは19.0倍、PBRは2.84倍。業種中央値(PER 12.9倍、PBR 0.80倍)と並べると、市場はこの会社の収益力を相応に織り込んでいます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 6.36% | 5.04% | 4.39% |
| 3年 | 6.36% | 5.22% | 4.42% |
| 1年 | 5.77% | 5.31% | 4.79% |
| 現在 | 5.13% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/03 | 100.00円 | 84.25% | 119円 |
| 17/03 | 120.00円 | 75.14% | 160円 |
| 18/03 | 150.00円 | 78.75% | 190円 |
| 19/03 | 180.00円 | 94.53% | 190円 |
| 20/03 | 200.00円 | 124.64% | 160円 |
| 21/03 | 200.00円 | 112.37% | 178円 |
| 22/03 | 205.00円 | 96.76% | 212円 |
| 23/03 | 215.00円 | 97.93% | 220円 |
| 24/03 | 220.00円 | 96.43% | 228円 |
| 25/03 | 225.00円 | 97.83% | 230円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは14.61%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は、各月の株価で年間配当を割った利回りです。線が高いほど、その時点の株価が低かったことを示します。この銘柄は2025年4月に6.16%まで上がり、2026年9月は5.13%です。5年平均の5.04%とほぼ同じ高さにいます。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒です。現在の利回り5.13%を各期間の平均と見比べられます。平均は5年が5.04%、3年が5.22%、1年が5.31%で、直近ほど高めに推移していました。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒です。2016年度の100円から2025年度の225円まで、2021年度の横ばいを除いて毎年伸びています。増配は4年連続で、減配の記録はありません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは5.13%。5年平均の5.04%を少し上回り、直近1年平均の5.31%は下回る位置です。5年間の幅は4.39%から6.36%でした。
1株あたり配当は2011年度の36円から2025年度の225円(分割調整後)へ伸びています。増配は4年連続で、減配の記録は集計できた15年間にありません。非減配は14年続いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率、純資産に対する配当の割合で、減配しにくさを測る指標)は14.61%です。全国的な目安の2〜4%、業種中央値2.48%を大きく超えており、純資産に対して厚く配当を出しています。配当性向は97.83%。利益のほぼ全額を配当に回している計算になります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 14.85% |
| ROA | 10.50% |
| DOE | 14.61% |
| 自己資本比率 | 70.87% |
| EPS / BPS | 235 / 1574 |
| 収益性スコア | 2.49 |
| 還元スコア | 2.97 |
| 割安スコア | 2.51 |
利益水準は高く、ROAは10.50%、営業利益率は17.11%です。1株利益(EPS)は2012年度の66.03円から2025年度の229.99円まで伸びました。2020年度は160.46円へ落ち込み、翌年から回復しています。
足元の伸びは緩やかです。売上成長率は1.41%、EPS成長率は0.75%。増益のペースは落ち着いています。
配当性向は2020年度に124.64%、2021年度に112.37%と100%を超えました。2022年度以降は96〜98%台で推移し、2025年度は97.83%です。利益に対する余白が薄く、あなたが配当の持続性を見るなら、ここが最初に確認する数字になります。
フリーキャッシュフローは55.11億円のプラス、自己資本比率は70.87%。手元の資金面には支えがあります。
4. 割安度
利回りで測ると、現在の5.13%は5年平均5.04%の1.02倍です。5年間の最大6.36%には届かず、最小4.39%よりは高い位置にあります。
指標で測ると見え方が変わります。PERは19.0倍で業種中央値12.9倍より高く、PBRは2.84倍で中央値0.80倍の3倍を超えます。高いROE(14.85%)が、この水準の評価につながっているとみられます。
利回りは自社の過去と比べて平均的、PER・PBRは業種と比べて高め。基準を変えると見え方が分かれる銘柄です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4480円(利回り5.13%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4564円(利回り5.04%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3616円(利回り6.36%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 5239円(利回り4.39%) |
いまの株価は4564円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
年間配当230円を前提に、利回りが5年平均に戻る株価を線で示したものです。その水準は4,564円で、現在の株価4,480円はそれより1.9%低い位置にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 93.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは93.2、判定は「対象外」です。理由は配当性向が80%を超えている点で、スコアの高さとは別に、この条件が判定を決めています。
加点は3つあります。ROE10%以上の高収益、DOE2%以上かつ業種平均以上、そして増配の継続です。減配の記録は15年間ありません。
見るべき数字は配当性向97.83%です。利益のほぼ全額を配当に回しているため、EPSの増加が止まれば増配の余地は狭まります。EPS成長率が0.75%にとどまる現状では、次の決算で配当性向と1株利益がどう動くかが焦点です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
ノエビアホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは5.13%で、過去5年平均の5.04%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また14年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約98%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

