【13年連続増配】フューチャー(4722)配当分析|利回り1.94%・13年連続増配

4722 フューチャー

中立
配当利回り
1.94%
配当性向
35%
DOE
6.50%
総合スコア
80.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4722
業種情報・通信業
配当利回り(株価ベース)1.94%
1株配当(最新期・分割調整済)46.00円
総合判定中立
総合スコア80.8
連続増配13年
非減配15年
配当性向34.82%
PER / PBR15.01 / 2.80
ROE19.81%
DOE(株主資本配当率)6.50%(業種中央値 4.34%)

フューチャーは情報・通信業に属し、12月決算の企業です。時価総額は約1,890億円で、直近の予想PERは15.01倍、PBRは2.80倍。

この会社の特徴は稼ぐ力の高さにあります。ROE(自己資本でどれだけ利益を出したかの比率)は19.8%で、業種中央値の11.1%を大きく上回ります。営業利益率も21.3%と、業種中央値8.5%の2倍以上です。

自己資本比率は64.4%。借入に頼らず事業を回せる体力があり、フリーキャッシュフローは約73億円のプラスです。直近の売上成長率は8.8%、EPS成長率は13.4%で、成長しながら利益を積み増しています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年3.33%2.49%1.32%
3年3.33%2.52%1.92%
1年3.33%2.52%1.92%
現在1.94%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/1212.50円50.61%25円
17/1213.00円31.13%42円
18/1216.00円34.93%46円
19/1219.50円38.26%51円
20/1220.00円46.79%43円
21/1225.50円70.86%36円
22/1237.00円35.47%104円
23/1240.00円38.42%104円
24/1242.00円36.05%116円
25/1246.00円34.82%132円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは6.50%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 5年最大 3.33 5年平均 2.49 5年最小 1.32 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1.94

月次の配当利回りを折れ線で示し、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねています。線が水準線の上にあれば利回りが高い時期、下なら低い時期です。4722の利回りは2026年6月に3.07%でしたが、7月に1.92%へ下がり、現在は1.94%。5年平均の2.49%を下回っています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 3.33 3.33 5年 平均: 2.49 2.49 5年 最小: 1.32 1.32 5年 3年 最大: 3.33 3.33 3年 平均: 2.52 2.52 3年 最小: 1.92 1.92 3年 1年 最大: 3.33 3.33 1年 平均: 2.52 2.52 1年 最小: 1.92 1.92 1年 現在 1.94 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べています。期間が違っても平均が近いかを見るグラフです。4722の平均は5年が2.49%、3年と1年が2.52%でほぼ横並び。最小は5年が1.32%、3年・1年は1.92%で、現在の1.94%は直近3年の最小に近い位置です。

0.00 20.00 40.00 60.00 2016 2016年 12.50円 2017 2017年 13.00円 2018 2018年 16.00円 2019 2019年 19.50円 2020 2020年 20.00円 2021 2021年 25.50円 2022 2022年 37.00円 2023 2023年 40.00円 2024 2024年 42.00円 2025 2025年 46.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べています。棒が右肩上がりなら増配が続いているということです。4722は2016年の12.5円から2025年の46.0円まで伸び、13年連続増配となっています。2010年に8.0円から6.0円へ減配した以降は、減配がありません。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは現在1.94%です。過去5年の平均は2.49%、最高は3.33%、最低は1.32%で、いまの水準は平均より0.55ポイント低めに位置します。直近1年の平均は2.52%でした。

配当そのものは着実に伸びています。分割調整後の1株配当は2016年の12.5円から2025年の46.0円へ。13年連続で増配しており、非減配は15年続いています。最後の減配は2010年でした。

DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を払うかを示し、業績が振れても減配しにくいかを測る目安)は6.50%です。業種中央値の4.34%、全国的な目安である2〜4%のいずれも上回っています。純資産に対する配当の厚みがあるということです。

配当性向は34.82%。利益の3分の1ほどを配当に回し、残りは内部に留保しています。2021年に70.86%まで上がった年もありましたが、その後は35%前後に落ち着いています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE19.81%
ROA12.01%
DOE6.50%
自己資本比率64.37%
EPS / BPS132 / 708
収益性スコア2.03
還元スコア1.25
割安スコア1.24

収益性の数字は、業種中央値と並べると差がはっきり出ます。ROEは19.8%(中央値11.1%)、ROAは12.0%(中央値6.7%)、営業利益率は21.3%(中央値8.5%)。三つとも中央値を上回っています。

財務の土台も厚めです。自己資本比率は64.4%で、フリーキャッシュフローは約73億円。配当に回す原資を、本業の稼ぎから出せている形です。

1株あたり利益(EPS)は2022年に104.31円へ跳ね上がり、2023年は104.11円、2024年は116.50円、2025年は132.11円と進みました。2021年の35.99円からは大きく水準が変わっています。配当の伸びが利益の裏付けを伴っていた点は、数字から読み取れます。

BPS(1株あたり純資産)は707.69円です。

4. 割安度

PERは15.01倍で、業種中央値の15.5倍とほぼ同じ水準です。一方、PBRは2.80倍。業種中央値1.87倍より高く、純資産に対して市場が厚い評価をつけています。高いROEが、その評価を支える材料です。

利回りの面では、現在の1.94%は過去5年平均の2.49%を下回ります。5年間の最低1.32%よりは高く、最高3.33%よりはかなり低い位置です。スコア上の自社利回り比は0.78で、自社の過去平均と比べると低利回り側にあります。

この結果、割安度のスコアは1.235にとどまりました。収益力は高い一方で、現在の株価は利回りや純資産倍率でみて割安な水準にはない、というのが数字の示す姿です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2425円(利回り1.94%)
5年平均利回りに戻る株価1888円(利回り2.49%)
5年最高利回り時の株価1411円(利回り3.33%)
5年最低利回り時の株価3561円(利回り1.32%)

いまの株価は1888円(5年平均利回り水準)と3561円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約22.2%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5年最低利回り水準 3,561 5年平均利回り水準 1,888 5年最高利回り水準 1,411 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,425

株価の推移に、利回りを基準にした株価水準を重ねた折れ線です。過去の利回り水準から逆算した株価なので、売買の推奨ではなく、いまの株価が過去の利回りでみてどの位置かを測る物差しです。4722の現在株価は2,425円。5年平均利回りに戻る株価は1,887.6円、5年最低利回りに相当する株価は3,560.6円で、現在はその間にあります。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 80.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは80.8点、割安度区分は「中立」です。内訳は収益性スコアが2.027、還元スコアが1.249、割安スコアが1.235でした。

加点はROE10%以上の高収益、10年連続増配、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上の3点です。減点につながる注意事項はありません。異常値も検出されていません。

中立になった理由は割安度にあります。利回りは自社の5年平均より低く、PBRも業種中央値を上回っています。稼ぐ力と増配の実績が強い分、株価がそれを織り込んでいる状況です。

あなたが見るべき点は、配当の伸びが今後も利益の伸びに追いつくかどうかです。配当性向は34.82%と余力があり、13年連続増配という実績も積み上がっています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

フューチャーの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.94%で、過去5年平均の2.49%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

13年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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