【高配当】サカタインク(4633)配当分析|利回り3.79%・3年連続増配

4633 サカタインクス

中立
配当利回り
3.79%
配当性向
40%
DOE
3.93%
総合スコア
64.1pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4633
業種化学
配当利回り(株価ベース)3.79%
1株配当(最新期・分割調整済)95.00円
総合判定中立
総合スコア64.1
連続増配3年
非減配9年
配当性向40.38%
PER / PBR10.10 / 0.98
ROE9.45%
DOE(株主資本配当率)3.93%(業種中央値 2.48%)

サカタインクスは化学セクターに属する企業です。直近の最終年度は2025年12月期で、決算月は12月になります。

時価総額は約1,287億円。PERは10.1倍で、化学業種の中央値13.1倍を下回っています。PBRは0.98倍と1倍を割り込み、業種中央値の0.80倍よりやや高い水準です。

1株あたり利益(EPS)は235.26円、1株あたり純資産(BPS)は2,425.44円。EPSは前期から30.24%伸び、売上高も4.93%増えました。数字だけを見れば、利益の伸びが売上の伸びを大きく上回っています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年6.47%4.15%2.84%
3年6.47%4.58%2.84%
1年4.71%4.19%3.71%
現在3.79%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/1228.00円21.62%130円
17/1230.00円21.01%143円
18/1230.00円37.33%80円
19/1230.00円42.58%70円
20/1230.00円33.22%90円
21/1230.00円35.53%84円
22/1230.00円35.08%86円
23/1235.00円23.46%149円
24/1270.00円38.75%181円
25/1295.00円40.38%235円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.93%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 5年最大 6.47 5年平均 4.15 5年最小 2.84 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.79

折れ線は月ごとの配当利回りで、水平線は5年間の最高・平均・最低を示します。2026年9月の利回りは3.79%で、5年平均の4.15%を下回っています。2025年1月の5.92%を頂点に、緩やかに低下してきた流れが読み取れます。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 6.47 6.47 5年 平均: 4.15 4.15 5年 最小: 2.84 2.84 5年 3年 最大: 6.47 6.47 3年 平均: 4.58 4.58 3年 最小: 2.84 2.84 3年 1年 最大: 4.71 4.71 1年 平均: 4.19 4.19 1年 最小: 3.71 3.71 1年 現在 3.79 最大 平均 最小

5年・3年・1年の3つの期間について、利回りの最高・平均・最低を並べた棒グラフです。平均は5年が4.15%、3年が4.58%、1年が4.19%でした。現在の3.79%は、1年間の最低である3.71%に近い位置にあります。

0.00 50.00 100.00 150.00 2016 2016年 28.00円 2017 2017年 30.00円 2018 2018年 30.00円 2019 2019年 30.00円 2020 2020年 30.00円 2021 2021年 30.00円 2022 2022年 30.00円 2023 2023年 35.00円 2024 2024年 70.00円 2025 2025年 95.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で並べています。2016年の28円から2022年まで30円前後で推移し、2023年に35円、2024年に70円、2025年に95円へ伸びました。直近3年は連続増配で、2023年以降の伸びが特に目立ちます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.79%です。5年平均の4.15%は下回り、3年平均の4.58%と比べても低めの位置にいます。5年間の最高は6.47%、最低は2.84%でした。直近1年に絞ると、3.71%から4.71%の間で動いています。

配当そのものは着実に増えてきました。分割調整後の1株配当は、2022年の30円から2023年に35円、2024年に70円、2025年に95円へ伸びています。連続増配は3年、減配のなかった期間は9年です。最後に減配したのは2016年で、2015年の33円から28円に下がりました。

DOE(株主資本配当率)は3.93%。自己資本に対してどれだけ配当を出しているかを示す指標で、減配しにくさの目安になります。化学業種の中央値は2.48%、全国的な目安は2〜4%ですから、目安の上限に近い水準です。配当性向は40.38%と、利益の半分以下に収まっています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE9.45%
ROA5.14%
DOE3.93%
自己資本比率56.02%
EPS / BPS235 / 2425
収益性スコア1.21
還元スコア1.29
割安スコア1.00

収益性は業種の中央値を上回る項目が多く並びます。ROEは9.45%で中央値6.49%を、ROAは5.14%で中央値3.94%を超えました。一方、営業利益率は5.91%で、中央値6.83%には届いていません。

財務の土台は厚めです。自己資本比率は56.02%。フリーキャッシュフローは約125億円のプラスで、配当を払う原資を営業活動の中で確保できています。

利益の回復は配当にも反映されました。EPSは2022年の85.52円から2025年の235.26円まで伸び、同じ期間に配当性向は35.08%から40.38%へ上がっています。利益が増えた分の一部を、株主に回した形です。

4. 割安度

PERは10.1倍で、化学業種の中央値13.1倍より低い水準にあります。PBRは0.98倍。業種中央値の0.80倍を上回り、純資産の1倍を割る水準でもあります。指標によって見え方が分かれる点は、そのまま受け取ってください。

配当利回りの面では、現在の3.79%が5年平均4.15%の約0.91倍にあたります。自社の過去平均と比べると、利回りはやや低い側にいます。株価が上がった分、配当に対する株価の位置が高くなったということです。

スコアリングでは割安スコアが0.998でした。判定は「中立」です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2641円(利回り3.79%)
5年平均利回りに戻る株価2410円(利回り4.15%)
5年最高利回り時の株価1546円(利回り6.47%)
5年最低利回り時の株価3521円(利回り2.84%)

いまの株価は2410円(5年平均利回り水準)と3521円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約8.8%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5年最低利回り水準 3,521 5年平均利回り水準 2,410 5年最高利回り水準 1,546 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,641

年間配当100円を前提に、5年間の利回りの平均や最低を当てはめた株価の水準を示しています。現在の株価は2,641円で、5年平均利回り(4.15%)に相当する2,409.6円より高く、5年最低利回り(2.84%)に相当する3,521.1円より低い位置にあります。この線は過去の利回りレンジから逆算した事実表現で、売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 64.1)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは64.1点、判定は「中立」です。収益性スコアが1.209、還元スコアが1.295、割安スコアが0.998。還元面が最も高く、割安度は平均付近に収まりました。

加点の理由は3つあります。3年連続増配、利回り3%以上、そしてDOEが2%以上かつ業種平均以上であることです。配当を積み増してきた実績と、自己資本に対する還元の厚さが評価されました。注意すべき項目はなく、異常値も検出されていません。

判定が「中立」にとどまった背景には、自社の平均利回りとの比較があります。利回り比は0.91で、過去の平均より低い位置にあります。減配は2016年が最後ですが、直近2年で配当が35円から95円へ急に伸びたため、この水準を今後も続けられるかは決算ごとに確かめたいところです。あなたが保有を考えるなら、配当性向40.38%とEPSの推移を、次の決算で見直してください。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

サカタインクスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.79%で、過去5年平均の4.15%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また9年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2016年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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