4629 大伸化学
中立- 配当利回り
- 1.81%
- 配当性向
- 23%
- DOE
- 1.18%
- 総合スコア
- 44.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
大伸化学(4629)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4629 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.81% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 45.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 44.0 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 4年 |
| 配当性向 | 23.15% |
| PER / PBR | 9.30 / 0.48 |
| ROE | 5.24% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.18%(業種中央値 2.48%) |
大伸化学は化学に属する小型株で、時価総額は約83.0億円です。直近本決算のROEは5.24%で、化学の中央値6.49%を下回ります。営業利益率は3.38%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は66.69%、フリーキャッシュフローは約24.1億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の139円から2026年3月期の194円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.06% | 3.11% | 1.73% |
| 3年 | 3.56% | 2.86% | 1.73% |
| 1年 | 3.02% | 2.51% | 1.73% |
| 現在 | 1.81% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 40.00円 | 15.55% | 257円 |
| 18/03 | 30.00円 | 18.10% | 166円 |
| 19/03 | 30.00円 | 19.25% | 156円 |
| 20/03 | 37.00円 | 15.27% | 242円 |
| 21/03 | 39.00円 | 15.67% | 249円 |
| 22/03 | 32.00円 | 21.09% | 152円 |
| 23/03 | 40.00円 | 19.14% | 209円 |
| 24/03 | 40.00円 | 29.18% | 137円 |
| 25/03 | 40.00円 | 31.12% | 129円 |
| 26/03 | 45.00円 | 23.15% | 194円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.18%と控えめです(業種中央値は2.48%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
いまの利回りは1.81%で、5年平均の3.11%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は4.06%でした。
直近1年の平均利回り(2.51%)は5年平均(3.11%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
2022年に減配があった点は要チェック。そこからの回復ぶりを棒グラフで確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.81%です。5年平均の3.11%/直近1年平均の2.51%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは1.73%〜4.06%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2000年3月期15円、2002年3月期20円、2003年3月期20円、2004年3月期20円、2008年3月期20円、2010年3月期30円、2011年3月期20円、2012年3月期25円、2013年3月期35円、2014年3月期25円、2015年3月期25円、2016年3月期37円、2017年3月期40円、2018年3月期30円、2019年3月期30円、2020年3月期37円、2021年3月期39円、2022年3月期32円、2023年3月期40円、2024年3月期40円、2025年3月期40円、2026年3月期45円と推移しました。連続増配は1年、非減配は4年です。直近の減配は2022年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.18%です。化学の中央値2.48%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は23.15%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 5.24% |
| ROA | 3.41% |
| DOE | 1.18% |
| 自己資本比率 | 66.69% |
| EPS / BPS | 194 / 3803 |
| 収益性スコア | 0.72 |
| 還元スコア | 0.62 |
| 割安スコア | 0.65 |
売上高成長率は-0.30%、EPS成長率は51.22%です。EPSは2012年3月期139円、2013年3月期160円、2014年3月期108円、2015年3月期139円、2016年3月期245円、2017年3月期257円、2018年3月期166円、2019年3月期156円、2020年3月期242円、2021年3月期249円、2022年3月期152円、2023年3月期209円、2024年3月期137円、2025年3月期129円、2026年3月期194円と推移しました。ROEは5.24%で、化学の中央値6.49%を下回ります。ROAは3.41%で、化学の中央値3.94%を下回ります。営業利益率は3.38%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は66.69%、フリーキャッシュフローは約24.1億円のプラスです。
4. 割安度
PERは9.30倍、PBRは0.48倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.58倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.65です(収益性スコア0.72・還元スコア0.62との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2480円(利回り1.81%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1447円(利回り3.11%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1108円(利回り4.06%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2601円(利回り1.73%) |
いまの株価は1447円(5年平均利回り水準)と2601円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約41.7%下がる計算です。
株価は1447円(5年平均利回り水準)と2601円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 44.0)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
総合スコアは44.0点、判定は「中立」です。
連続増配は1年、非減配は4年です。2022年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
大伸化学の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.81%で、過去5年平均の3.11%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約23%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2022年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

