4627 ナトコ
中立- 配当利回り
- 2.68%
- 配当性向
- 37%
- DOE
- 1.70%
- 総合スコア
- 46.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
ナトコ(4627)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4627 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.68% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 55.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 46.2 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 2年 |
| 配当性向 | 36.52% |
| PER / PBR | 10.50 / 0.49 |
| ROE | 4.73% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.70%(業種中央値 2.48%) |
ナトコは化学に属する小型株で、時価総額は約129億円です。直近本決算のROEは4.73%で、化学の中央値6.49%を下回ります。営業利益率は6.28%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は79.24%、フリーキャッシュフローは約16.4億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年10月期の68円から2025年10月期の151円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.19% | 3.87% | 2.68% |
| 3年 | 4.46% | 3.71% | 2.68% |
| 1年 | 3.76% | 3.34% | 2.68% |
| 現在 | 2.68% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/10 | 26.00円 | 32.76% | 79円 |
| 17/10 | 30.00円 | 20.82% | 144円 |
| 18/10 | 36.00円 | 26.74% | 135円 |
| 19/10 | 40.00円 | 30.84% | 130円 |
| 20/10 | 36.00円 | 29.36% | 123円 |
| 21/10 | 58.00円 | 27.60% | 210円 |
| 22/10 | 55.00円 | 27.40% | 201円 |
| 23/10 | 50.00円 | 39.68% | 126円 |
| 24/10 | 51.00円 | 40.28% | 127円 |
| 25/10 | 55.00円 | 36.52% | 151円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.70%と控えめです(業種中央値は2.48%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
いまの利回りは2.68%で、5年平均の3.87%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は5.19%でした。
直近1年の平均利回り(3.34%)は5年平均(3.87%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
2023年に減配があった点は要チェック。そこからの回復ぶりを棒グラフで確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.68%です。5年平均の3.87%/直近1年平均の3.34%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは2.68%〜5.19%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2000年10月期13円、2001年10月期12円、2002年10月期12円、2003年10月期12円、2004年10月期14円、2007年10月期18円、2010年10月期16円、2011年10月期16円、2012年10月期16円、2013年10月期32円、2014年10月期22円、2015年10月期26円、2016年10月期26円、2017年10月期30円、2018年10月期36円、2019年10月期40円、2020年10月期36円、2021年10月期58円、2022年10月期55円、2023年10月期50円、2024年10月期51円、2025年10月期55円と推移しました。連続増配は2年、非減配は2年です。直近の減配は2023年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.70%です。化学の中央値2.48%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は36.52%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 4.73% |
| ROA | 3.67% |
| DOE | 1.70% |
| 自己資本比率 | 79.24% |
| EPS / BPS | 151 / 3232 |
| 収益性スコア | 0.86 |
| 還元スコア | 0.84 |
| 割安スコア | 0.71 |
売上高成長率は7.33%、EPS成長率は18.97%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年10月期68円、2013年10月期206円、2014年10月期91円、2015年10月期80円、2016年10月期79円、2017年10月期144円、2018年10月期135円、2019年10月期130円、2020年10月期123円、2021年10月期210円、2022年10月期201円、2023年10月期126円、2024年10月期127円、2025年10月期151円と推移しました。ROEは4.73%で、化学の中央値6.49%を下回ります。ROAは3.67%で、化学の中央値3.94%を下回ります。営業利益率は6.28%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は79.24%、フリーキャッシュフローは約16.4億円のプラスです。
4. 割安度
PERは10.50倍、PBRは0.49倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.69倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.71です(収益性スコア0.86・還元スコア0.84との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2090円(利回り2.68%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1447円(利回り3.87%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1079円(利回り5.19%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2090円(利回り2.68%) |
いまの株価は2090円(5年最低利回り水準)を超えています。利回りは5年で最も低い側にあり、過去のレンジでは株価が高い位置です。
株価は2090円(5年最低利回り水準)の上にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は高い側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 46.2)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
△ 直近3年内に減配
総合スコアは46.2点、判定は「中立」です。注意点は「直近3年内に減配」です。
連続増配は2年、非減配は2年です。2023年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
ナトコの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.68%で、過去5年平均の3.87%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約37%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2023年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

