【高配当】日本精化(4362)配当分析|利回り3.91%・5年連続増配

4362 日本精化

中立
配当利回り
3.91%
配当性向
48%
DOE
4.14%
総合スコア
76.5pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

日本精化(4362)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード4362
業種化学
配当利回り(株価ベース)3.91%
1株配当(最新期・分割調整済)98.00円
総合判定中立
総合スコア76.5
連続増配5年
非減配13年
配当性向48.42%
PER / PBR12.01 / 1.03
ROE8.73%
DOE(株主資本配当率)4.14%(業種中央値 2.48%)

日本精化は化学に属する中型株で、時価総額は約579億円です。直近本決算のROEは8.73%で、化学の中央値6.49%を上回ります。営業利益率は15.81%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は80.08%、フリーキャッシュフローは約45.9億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の37円から2026年3月期の202円へ伸びました。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。

期間最大平均最小
5年5.74%3.39%2.41%
3年5.74%3.64%2.49%
1年4.48%3.95%3.31%
現在3.91%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0323.00円30.09%76円
18/0328.00円33.01%85円
19/0330.00円30.93%97円
20/0333.00円29.90%110円
21/0333.00円30.13%110円
22/0354.00円36.91%146円
23/0357.00円32.68%174円
24/0370.00円47.81%146円
25/0374.00円43.01%172円
26/0398.00円48.42%202円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.14%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 5年最大 5.74 5年平均 3.39 5年最小 2.41 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.91

いまの利回りは3.91%。5年平均の3.39%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は5.74%でした。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 5.74 5.74 5年 平均: 3.39 3.39 5年 最小: 2.41 2.41 5年 3年 最大: 5.74 5.74 3年 平均: 3.64 3.64 3年 最小: 2.49 2.49 3年 1年 最大: 4.48 4.48 1年 平均: 3.95 3.95 1年 最小: 3.31 3.31 1年 現在 3.91 最大 平均 最小

直近1年の平均利回り(3.95%)が5年平均(3.39%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 23.00円 2018 2018年 28.00円 2019 2019年 30.00円 2020 2020年 33.00円 2021 2021年 33.00円 2022 2022年 54.00円 2023 2023年 57.00円 2024 2024年 70.00円 2025 2025年 74.00円 2026 2026年 98.00円

5年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.91%です。5年平均の3.39%/直近1年平均の3.95%と近い水準です。過去5年のレンジは2.41%〜5.74%で、低い側にいます。

調整後の1株あたり配当は2001年3月期4円、2002年3月期7円、2003年3月期7円、2004年3月期8円、2005年3月期4円、2008年3月期8円、2010年3月期11円、2011年3月期22円、2012年3月期22円、2013年3月期20円、2014年3月期20円、2015年3月期21円、2016年3月期23円、2017年3月期23円、2018年3月期28円、2019年3月期30円、2020年3月期33円、2021年3月期33円、2022年3月期54円、2023年3月期57円、2024年3月期70円、2025年3月期74円、2026年3月期98円と推移しました。連続増配は5年、非減配は13年です。直近の減配は2013年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は4.14%です。化学の中央値2.48%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)も上回ります。配当性向は48.42%で、利益に見合った水準です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標値
ROE8.73%
ROA6.77%
DOE4.14%
自己資本比率80.08%
EPS / BPS202 / 2369
収益性スコア1.79
還元スコア1.33
割安スコア1.09

売上高成長率は-5.24%、EPS成長率は17.62%です。EPSは2012年3月期37円、2013年3月期50円、2014年3月期48円、2015年3月期60円、2016年3月期76円、2017年3月期76円、2018年3月期85円、2019年3月期97円、2020年3月期110円、2021年3月期110円、2022年3月期146円、2023年3月期174円、2024年3月期146円、2025年3月期172円、2026年3月期202円と推移しました。ROEは8.73%で、化学の中央値6.49%を上回ります。ROAは6.77%で、化学の中央値3.94%を上回ります。営業利益率は15.81%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は80.08%、フリーキャッシュフローは約45.9億円のプラスです。

4. 割安度

PERは12.01倍、PBRは1.03倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.15倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは1.09です(収益性スコア1.79・還元スコア1.33との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい」です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2631円(利回り3.91%)
5年平均利回りに戻る株価3038円(利回り3.39%)
5年最高利回り時の株価1794円(利回り5.74%)
5年最低利回り時の株価4274円(利回り2.41%)

いまの株価は3038円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 4,274 5年平均利回り水準 3,038 5年最高利回り水準 1,794 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,631

株価は3038円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 76.5)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは76.5点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。5年連続増配、利回り3%以上、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。

連続増配は5年、非減配は13年です。2013年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。

6. よくある質問

日本精化の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.91%で、過去5年平均の3.39%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また13年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約48%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2013年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

タイトルとURLをコピーしました