4098 チタン工業
中立- 配当利回り
- 1.19%
- 配当性向
- 18%
- DOE
- 0.66%
- 総合スコア
- 26.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
チタン工業(4098)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4098 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.19% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 12.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 26.7 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 2年 |
| 配当性向 | 17.63% |
| PER / PBR | 16.00 / 0.61 |
| ROE | 3.51% |
| DOE(株主資本配当率) | 0.66%(業種中央値 2.48%) |
チタン工業は化学に属する小型株で、時価総額は約33.0億円です。直近本決算のROEは3.51%で、化学の中央値6.49%を下回ります。営業利益率は3.67%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は42.69%、フリーキャッシュフローは約7.5億円のプラスです。EPSは2012年3月期の167円から2026年3月期の68円へ減りました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 1.75% | 1.16% | 0.69% |
| 3年 | 1.75% | 1.20% | 0.72% |
| 1年 | 1.57% | 1.23% | 0.85% |
| 現在 | 1.19% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 20.00円 | 41.32% | 48円 |
| 18/03 | 20.00円 | 39.60% | 51円 |
| 19/03 | 30.00円 | 16.10% | 186円 |
| 20/03 | 30.00円 | 22.50% | 133円 |
| 21/03 | 10.00円 | —% | —円 |
| 22/03 | 18.00円 | 20.42% | 88円 |
| 23/03 | 20.00円 | 18.34% | 109円 |
| 24/03 | 10.00円 | —% | —円 |
| 25/03 | 10.00円 | 14.82% | 67円 |
| 26/03 | 12.00円 | 17.63% | 68円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは0.66%と低めです(業種中央値は2.48%)。自己資本に対する還元は薄く、配当を最優先にはしていません。利回りが高く見えても、ここは覚えておいてください。
いまの利回りは1.19%。5年平均の1.16%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は1.75%でした。
直近1年の平均利回り(1.23%)が5年平均(1.16%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
2024年に減配があった点は要チェック。そこからの回復ぶりを棒グラフで確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.19%です。5年平均の1.16%/直近1年平均の1.23%と近い水準です。過去5年のレンジは0.69%〜1.75%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2011年3月期20円、2012年3月期30円、2013年3月期40円、2014年3月期20円、2015年3月期20円、2016年3月期20円、2017年3月期20円、2018年3月期20円、2019年3月期30円、2020年3月期30円、2021年3月期10円、2022年3月期18円、2023年3月期20円、2024年3月期10円、2025年3月期10円、2026年3月期12円と推移しました。連続増配は1年、非減配は2年です。直近の減配は2024年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は0.66%です。化学の中央値2.48%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は17.63%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 3.51% |
| ROA | 1.47% |
| DOE | 0.66% |
| 自己資本比率 | 42.69% |
| EPS / BPS | 68 / 1776 |
| 収益性スコア | 0.48 |
| 還元スコア | 0.43 |
| 割安スコア | 0.96 |
売上高成長率は4.43%、EPS成長率は0.84%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年3月期167円、2013年3月期256円、2015年3月期27円、2016年3月期41円、2017年3月期48円、2018年3月期51円、2019年3月期186円、2020年3月期133円、2022年3月期88円、2023年3月期109円、2025年3月期67円、2026年3月期68円と推移しました。ROEは3.51%で、化学の中央値6.49%を下回ります。ROAは1.47%で、化学の中央値3.94%を下回ります。営業利益率は3.67%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は42.69%、フリーキャッシュフローは約7.5億円のプラスです。
4. 割安度
PERは16.00倍、PBRは0.61倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.03倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは0.96です(収益性スコア0.48・還元スコア0.43との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性が業種平均未満」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1009円(利回り1.19%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1034円(利回り1.16%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 686円(利回り1.75%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 1739円(利回り0.69%) |
いまの株価は1034円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は1034円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 26.7)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満
△ DOE1%未満(還元の厚み薄い)
△ 直近3年内に減配
総合スコアは26.7点、判定は「中立」です。注意点は「DOE1%未満(還元の厚み薄い);直近3年内に減配」です。
連続増配は1年、非減配は2年です。2024年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
チタン工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.19%で、過去5年平均の1.16%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約18%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2024年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

