2384 SBSホールディングス
中立- 配当利回り
- 1.72%
- 配当性向
- 30%
- DOE
- 3.70%
- 総合スコア
- 57.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2384 |
| 業種 | 陸運業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.72% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 90.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 57.0 |
| 連続増配 | 11年 |
| 非減配 | 14年 |
| 配当性向 | 30.33% |
| PER / PBR | 12.70 / 1.55 |
| ROE | 9.84% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.70%(業種中央値 1.74%) |
SBSホールディングスは陸運業に分類される企業で、決算は12月です。時価総額は約1,497億円。2025年12月期のEPSは296.69円、1株あたり配当は90円でした。
売上高は前年から9.4%伸び、EPSは22.5%増えています。数字だけを追うと、規模を広げながら利益も積み上げている会社です。配当を受け取る側の目線で見ると、2010年の10円から2025年の90円まで、分割調整後の配当が15年かけて育ってきた銘柄だとわかります。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.05% | 2.51% | 1.46% |
| 3年 | 4.05% | 2.72% | 1.67% |
| 1年 | 2.74% | 2.19% | 1.67% |
| 現在 | 1.72% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 18.00円 | 25.64% | 70円 |
| 17/12 | 21.00円 | 18.76% | 112円 |
| 18/12 | 22.00円 | 19.82% | 111円 |
| 19/12 | 30.00円 | 19.60% | 153円 |
| 20/12 | 32.00円 | 20.36% | 157円 |
| 21/12 | 55.00円 | 20.25% | 272円 |
| 22/12 | 61.00円 | 20.65% | 295円 |
| 23/12 | 65.00円 | 25.67% | 253円 |
| 24/12 | 70.00円 | 28.90% | 242円 |
| 25/12 | 90.00円 | 30.33% | 297円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.70%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線で描き、5年間の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。線が水準線の上にあれば利回りが高く、下にあれば低い時期にあたります。この銘柄は2025年1月の3.73%から下がり続け、直近は1.72%と5年最低の1.46%に近づいています。
5年・3年・1年それぞれの利回りの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の姿が出ます。平均は5年が2.51%、3年が2.72%、1年が2.19%と短い期間ほど低く、今の1.72%は1年の最小1.67%とほぼ同じ位置です。
年度ごとの1株あたり配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。棒が右へ高くなっていれば増配が続いています。2016年の18円から2025年の90円まで、一度も下がらずに伸びました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
増配は11年連続、非減配は14年連続です。集計できた15年のあいだに減配はありません。分割調整後の配当は2020年の32円から2021年に55円へ跳ね、2025年には90円に届きました。
今の配当利回りは1.72%。過去5年の平均2.51%、最高4.05%、最低1.46%と並べると、レンジの下側に位置します。増配を重ねる一方で株価がそれ以上に上がったので、利回りの数字は薄くなりました。
DOE(純資産に対する配当の割合。減配しにくさを測る指標)は3.70%です。業種中央値は1.74%で、全国の目安である2〜4%の中に収まります。配当性向は30.33%と、利益の3割ほどを配当に回している計算です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 9.84% |
| ROA | 3.40% |
| DOE | 3.70% |
| 自己資本比率 | 36.49% |
| EPS / BPS | 297 / 2435 |
| 収益性スコア | 1.04 |
| 還元スコア | 1.56 |
| 割安スコア | 1.60 |
ROEは9.84%で、業種中央値7.73%を上回ります。ROAも3.40%と、中央値2.98%より高い水準です。自己資本比率は36.49%でした。
営業利益率は4.34%。業種中央値の6.22%には届いていません。稼ぐ効率の面では、利益率が課題として残ります。一方でフリーキャッシュフローは約69億円のプラスです。
EPSの推移を見ると、2021年の271.60円から2022年に295.40円、2023年に253.21円、2024年に242.21円と二年続けて下がり、2025年は296.74円で最高水準に戻りました。配当性向は2021年の20.25%から2025年の30.33%へ上がっています。利益の回復と配当の引き上げが同時に進んだ形です。
4. 割安度
PERは12.7倍、PBRは1.55倍です。PBRの業種中央値は0.96倍なので、純資産に対しては業種の中でも高めに評価されています。
配当利回りで見ると、現在の1.72%は5年平均2.51%を下回り、自社利回り比は0.69でした。5年平均の利回りに戻る株価は3,586円で、現在の株価5,230円とは31.4%の開きがあります。
過去5年の最低利回り(1.46%)に相当する株価は6,164円です。今の株価は、5年間の利回りレンジの内側にあります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 5230円(利回り1.72%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3586円(利回り2.51%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2222円(利回り4.05%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 6164円(利回り1.46%) |
いまの株価は3586円(5年平均利回り水準)と6164円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約31.4%下がる計算です。
株価の推移に、利回りを基準にした水準線を重ねたグラフです。5年平均の利回りに戻る株価が3,586円、5年最低の利回りに相当する株価が6,164円で、現在値は5,230円です。この2本の線のあいだに株価があり、売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 57.0)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは57点、判定は中立です。還元スコア1.56と割安スコア1.605が基礎スコア1.001を押し上げ、総合の指標値は1.141になりました。
加点は2点あります。10年連続増配と、DOEが2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢です。注意事項は付いていません。異常値も検出されませんでした。
判定根拠にある通り、利回りが自社の5年平均より低い点が、割安感の乏しさにつながっています。私が数字から読み取れるのは、配当の実績は厚い一方、今の株価水準では利回りが薄いという二面性です。あなたが配当の積み上げを重く見るか、利回りの水準を重く見るかで、評価は変わります。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。本記事は情報提供を目的とし、売買を推奨するものではありません。
6. よくある質問
SBSホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.72%で、過去5年平均の2.51%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また14年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

