【15年連続増配】日本駐車場開発(2353)配当分析|利回り3.53%・15年連続増配

2353 日本駐車場開発

中立
配当利回り
3.53%
配当性向
53%
DOE
13.16%
総合スコア
94.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード2353
業種不動産業
配当利回り(株価ベース)3.53%
1株配当(最新期・分割調整済)8.00円
総合判定中立
総合スコア94.8
連続増配15年
非減配15年
配当性向53.16%
PER / PBR17.70 / 4.45
ROE23.16%
DOE(株主資本配当率)13.16%(業種中央値 2.58%)

日本駐車場開発は不動産業に属し、決算月は7月です。時価総額は約928億円。

直近の営業利益率は20.8%で、不動産業の中央値10.2%を大きく上回ります。ROEは23.2%、売上高の伸びは12.7%でした。

配当に関しては、15年連続で増配を続けています。私が数字を追って目を引かれたのは、この利益率の高さと配当の積み上げが並んでいる点です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年4.85%3.24%1.88%
3年4.85%3.30%2.73%
1年3.54%3.11%2.86%
現在3.53%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/073.50円94.09%4円
17/073.75円56.31%7円
18/074.00円60.98%7円
19/074.25円50.36%8円
20/074.50円123.97%4円
21/074.75円66.71%7円
22/075.00円51.98%10円
23/075.25円38.02%14円
24/075.50円34.16%16円
25/078.00円53.16%15円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは13.16%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.58%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 5年最大 4.85 5年平均 3.24 5年最小 1.88 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.14

線は毎月の配当利回りで、株価が下がると上がり、株価が上がると下がります。同社は2022年12月に1.9%まで下がり、2024年8月には4.08%まで上がりました。2026年9月は3.14%で、5年平均3.24%に近い位置です。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 5年 最大: 4.85 4.85 5年 平均: 3.24 3.24 5年 最小: 1.88 1.88 5年 3年 最大: 4.85 4.85 3年 平均: 3.30 3.30 3年 最小: 2.73 2.73 3年 1年 最大: 3.54 3.54 1年 平均: 3.11 3.11 1年 最小: 2.86 2.86 1年 現在 3.53 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒です。1年の平均は3.11%、3年は3.3%、5年は3.24%で、差は小さくそろっています。いまの3.53%は、1年の最大3.54%とほぼ同じ高さです。

0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 2016 2016年 3.50円 2017 2017年 3.75円 2018 2018年 4.00円 2019 2019年 4.25円 2020 2020年 4.50円 2021 2021年 4.75円 2022 2022年 5.00円 2023 2023年 5.25円 2024 2024年 5.50円 2025 2025年 8.00円

棒は年度ごとの配当金で、株式分割を調整した値です。2016年度の3.5円から2024年度の5.5円まで、毎年0.25円ずつ伸びました。2025年度は8.0円と、一段高くなっています。15年連続増配の中身が、棒の高さで確かめられます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.53%です。5年平均は3.24%、5年の最高は4.85%、最低は1.88%でした。直近1年に限ると、2.86%から3.54%の間で動いています。

調整済み配当は2025年度に8.0円となり、前年度の5.5円から上がりました。増配は15年連続で、最後の減配は2010年です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率)は、配当が自己資本に対してどれだけ出ているかを示す指標で、減配しにくさの目安になります。同社は13.2%で、業種中央値の2.58%、全国目安の2〜4%を大きく超えています。配当性向は53.2%です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE23.16%
ROA9.60%
DOE13.16%
自己資本比率45.77%
EPS / BPS15 / 60
収益性スコア2.74
還元スコア3.02
割安スコア3.02

ROEは23.2%。業種中央値8.49%の3倍近い水準です。ROAは9.6%(中央値2.77%)、営業利益率は20.8%(中央値10.2%)と、収益性の指標はそろって中央値の上にあります。

自己資本比率は45.8%です。フリーキャッシュフローは約33億円のプラスでした。

一方でEPSは2024年度の16.1円から2025年度は15.05円へ下がり、変化率はマイナス6.5%です。売上高は12.7%伸びたものの、1株あたりの利益は減っています。あなたが配当の持続性を見るなら、この点は次の決算で確かめたいところです。

4. 割安度

PERは17.7倍で、業種中央値9.71倍を上回ります。PBRは4.45倍で、中央値1.05倍の4倍以上です。株価は利益や資産に対して高い側に付いています。

配当利回りで見ると、いまの3.53%は5年平均3.24%よりやや高く、5年の最高4.85%には届いていません。

スコア上の判定は「中立」で、根拠は割安感が乏しいことです。高いROEと連続増配が加点に働いても、PERとPBRの水準がそれを打ち消しています。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価255円(利回り3.53%)
5年平均利回りに戻る株価278円(利回り3.24%)
5年最高利回り時の株価186円(利回り4.85%)
5年最低利回り時の株価479円(利回り1.88%)

いまの株価は278円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 100 200 300 400 500 600 5年最低利回り水準 479 5年平均利回り水準 278 5年最高利回り水準 186 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 255

折れ線は株価の推移です。いまの255円に対し、利回りが5年平均に戻る株価は277.8円で、現在より8.9%高い位置にあります。上側の線は478.7円、下側の線は185.6円です。いずれも利回りから逆算した事実ベースの目安で、売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 94.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは94.8、判定は「中立」です。収益性スコア2.744、還元スコア3.018、割安スコア3.024と、3つの軸はいずれも3前後に並びます。

加点の理由は4つあります。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、利回り3%以上、DOEが2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢です。注意事項に挙がった項目はなく、異常値も検出されていません。

判定を中立に留めたのは、PERとPBRが示す株価水準です。配当の積み上げと収益力は数字に表れていますが、1株利益は直近で小さく下がりました。この食い違いが続くかどうかが、今後を見るときの焦点になります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

日本駐車場開発の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.53%で、過去5年平均の3.24%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

15年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約53%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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