【高配当】岡山製紙(3892)配当分析|利回り3.12%・4年連続増配

3892 岡山製紙

中立
配当利回り
3.12%
配当性向
28%
DOE
1.60%
総合スコア
65.3pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

岡山製紙(3892)はパルプ・紙の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード3892
業種パルプ・紙
配当利回り(株価ベース)3.12%
1株配当(最新期・分割調整済)50.00円
総合判定中立
総合スコア65.3
連続増配4年
非減配17年
配当性向28.25%
PER / PBR10.40 / 0.59
ROE5.99%
DOE(株主資本配当率)1.60%(業種中央値 2.04%)

岡山製紙はパルプ・紙の小型株です。時価総額は約101億円。直近本決算のROEは5.99%で、パルプ・紙の中央値4.90%を上回ります。営業利益率は8.38%で、パルプ・紙の中央値3.60%を上回ります。自己資本比率は78.20%、フリーキャッシュフローは約10.5億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年5月期の33円から2026年5月期の177円へ伸びました。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。

期間最大平均最小
5年3.89%2.63%1.49%
3年3.89%2.89%1.49%
1年3.38%3.05%2.54%
現在3.12%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0512.00円92.02%13円
18/0512.00円134.53%9円
19/0513.00円12.05%108円
20/0515.00円7.65%196円
21/0516.00円12.91%124円
22/0516.00円13.50%119円
23/0517.00円16.77%101円
24/0524.00円9.59%250円
25/0540.00円23.21%172円
26/0550.00円28.25%177円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.60%と控えめです(業種中央値は2.04%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年最大 3.89 5年平均 2.63 5年最小 1.49 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.12

いまの利回りは3.12%。5年平均の2.63%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は3.89%でした。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年 最大: 3.89 3.89 5年 平均: 2.63 2.63 5年 最小: 1.49 1.49 5年 3年 最大: 3.89 3.89 3年 平均: 2.89 2.89 3年 最小: 1.49 1.49 3年 1年 最大: 3.38 3.38 1年 平均: 3.05 3.05 1年 最小: 2.54 2.54 1年 現在 3.12 最大 平均 最小

直近1年の平均利回り(3.05%)が5年平均(2.63%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。

0.00 20.00 40.00 60.00 2017 2017年 12.00円 2018 2018年 12.00円 2019 2019年 13.00円 2020 2020年 15.00円 2021 2021年 16.00円 2022 2022年 16.00円 2023 2023年 17.00円 2024 2024年 24.00円 2025 2025年 40.00円 2026 2026年 50.00円

4年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.12%です。5年平均の2.63%/直近1年平均の3.05%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは1.49%〜3.89%で、高い側にいます。

調整後の1株あたり配当は2001年5月期8円、2002年5月期8円、2003年5月期8円、2004年5月期9円、2005年5月期5円、2007年5月期7円、2008年5月期5円、2010年5月期6円、2011年5月期12円、2012年5月期12円、2013年5月期12円、2014年5月期12円、2015年5月期12円、2016年5月期12円、2017年5月期12円、2018年5月期12円、2019年5月期13円、2020年5月期15円、2021年5月期16円、2022年5月期16円、2023年5月期17円、2024年5月期24円、2025年5月期40円、2026年5月期50円と推移しました。連続増配は4年、非減配は17年です。直近の減配は2008年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.60%です。パルプ・紙の中央値2.04%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は28.25%で、利益に対して余裕があります。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標値
ROE5.99%
ROA4.44%
DOE1.60%
自己資本比率78.20%
EPS / BPS177 / 3118
収益性スコア1.76
還元スコア0.86
割安スコア1.08

売上高成長率は-2.61%、EPS成長率は2.72%です。EPSは2012年5月期33円、2013年5月期59円、2014年5月期22円、2015年5月期13円、2016年5月期34円、2017年5月期13円、2018年5月期9円、2019年5月期108円、2020年5月期196円、2021年5月期124円、2022年5月期119円、2023年5月期101円、2024年5月期250円、2025年5月期172円、2026年5月期177円と推移しました。ROEは5.99%で、パルプ・紙の中央値4.90%を上回ります。ROAは4.44%で、パルプ・紙の中央値2.58%を上回ります。営業利益率は8.38%で、パルプ・紙の中央値3.60%を上回ります。自己資本比率は78.20%、フリーキャッシュフローは約10.5億円のプラスです。

4. 割安度

PERは10.40倍、PBRは0.59倍です。PBRはパルプ・紙の中央値0.55倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.19倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは1.08です(収益性スコア1.76・還元スコア0.86との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい」です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1605円(利回り3.12%)
5年平均利回りに戻る株価1901円(利回り2.63%)
5年最高利回り時の株価1285円(利回り3.89%)
5年最低利回り時の株価3356円(利回り1.49%)

いまの株価は1901円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5年最低利回り水準 3,356 5年平均利回り水準 1,901 5年最高利回り水準 1,285 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1,605

株価は1901円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 65.3)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上

総合スコアは65.3点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。3年連続増配、利回り3%以上。

連続増配は4年、非減配は17年です。2008年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。

6. よくある質問

岡山製紙の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.12%で、過去5年平均の2.63%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また17年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約28%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2008年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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