3844 コムチュア
- 配当利回り
- 4.00%
- 配当性向
- 49%
- DOE
- 7.88%
- 総合スコア
- 77.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 3844 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.00% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 50.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 77.8 |
| 連続増配 | 16年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 48.54% |
| PER / PBR | 14.05 / 2.29 |
| ROE | 16.99% |
| DOE(株主資本配当率) | 7.88%(業種中央値 4.34%) |
コムチュアは情報・通信業に属する企業です。3月決算で、直近の会計年度は2026年です。
収益力は業種の中で上位に入ります。ROEは16.99%、営業利益率は12.23%で、業種中央値の11.13%と8.50%をどちらも上回っています。自己資本比率は74.64%と厚く、借入に頼らない体質です。
時価総額は約466億円、EPSは103.0円、BPSは633.09円です。売上高成長率は4.87%、EPS成長率は3.91%で、伸びは緩やかでも右肩上がりを保っています。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.15% | 2.58% | 1.16% |
| 3年 | 4.15% | 3.02% | 2.15% |
| 1年 | 4.15% | 3.51% | 2.96% |
| 現在 | 4.00% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 12.83円 | 35.20% | 36円 |
| 18/03 | 23.57円 | 64.58% | 36円 |
| 19/03 | 24.00円 | 39.19% | 61円 |
| 20/03 | 29.00円 | 69.97% | 41円 |
| 21/03 | 31.00円 | 47.42% | 65円 |
| 22/03 | 37.00円 | 46.85% | 79円 |
| 23/03 | 44.00円 | 52.03% | 85円 |
| 24/03 | 46.00円 | 46.77% | 98円 |
| 25/03 | 48.00円 | 48.43% | 99円 |
| 26/03 | 50.00円 | 48.54% | 103円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは7.88%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が高いほど、その月は株価に対して配当の割合が大きかったことを示します。コムチュアは2021年12月の1.16%から2026年9月の3.92%まで切り上がり、現在の4.00%は5年平均2.58%を上回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の水準を映します。平均は5年が2.58%、3年が3.02%、1年が3.51%と、期間が短くなるほど高くなっています。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。分割の影響が消えるので、増配か減配かをそのまま読めます。2017年の12.83円から2026年の50.0円まで、毎年棒が伸びています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当利回りは現在4.00%です。5年平均の2.58%を1.42ポイント上回り、5年間の最高値4.15%に近い位置にいます。直近1年の平均は3.51%で、1年の最低でも2.96%あります。
増配は16年連続で、減配の履歴はありません。分割調整後の1株配当は2010年の1.56円から2026年の50.0円まで伸びました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当性向は48.54%です。利益の約半分を配当に回し、残りを内部に残す形になっています。
DOE(株主資本配当率)は7.88%。業種中央値の4.34%を大きく上回り、全国目安の2〜4%も超えています。DOEは株主資本に対して配当をどれだけ払っているかを見る指標で、高いほど還元に積極的です。ただし数字が高い分、業績が落ちたときに配当を維持する負担も重くなります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 16.99% |
| ROA | 12.14% |
| DOE | 7.88% |
| 自己資本比率 | 74.64% |
| EPS / BPS | 103 / 633 |
| 収益性スコア | 1.59 |
| 還元スコア | 1.41 |
| 割安スコア | 1.01 |
ROEは16.99%で、業種中央値11.13%を約5.9ポイント上回ります。ROAは12.14%(中央値6.68%)、営業利益率は12.23%(中央値8.50%)と、収益性の指標はそろって業種の水準より上です。
自己資本比率は74.64%。財務の土台は厚いままです。EPSは2016年の28.31円から2026年の103.01円へ伸び、直近3年も98.35円、99.11円、103.01円と積み上がっています。
気になる点が1つあります。フリーキャッシュフローが4億8,000万円のマイナスです。投資や運転資本に資金が出ており、配当の原資を営業活動だけで賄えているかは、次の決算で確かめたいところです。
配当性向は2014年に108.39%、2015年に118.93%と100%を超えた年がありました。2016年以降は35%から70%の範囲に収まっています。
4. 割安度
PERは14.05倍で、業種中央値17.545倍より低い水準です。一方でPBRは2.29倍で、中央値1.87倍を上回ります。利益に対しては低め、純資産に対しては高めという、二つの顔を持っています。
利回りで見ると位置がはっきりします。現在の4.00%は、5年平均2.58%、3年平均3.02%、1年平均3.51%のいずれよりも高い値です。株価が下がり、配当が伸びた結果、利回りが過去の自分の平均を上回っています。
ROEが高い会社はPBRも高くなりやすく、PBRの数字だけで株価の高低は決まりません。PERと利回りの両方を並べて見るのが確実です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1276円(利回り4.00%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1977円(利回り2.58%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1229円(利回り4.15%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4397円(利回り1.16%) |
いまの株価は1977円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
月次の株価と、利回りが過去の水準に戻るときの株価ラインを重ねたグラフです。現在の株価は1,276.0円、年間配当51.0円を基にした、利回りが5年平均に戻る株価は1,976.7円です。株価は2021年9月の2,746.6円から下がっており、ラインとの差は54.9%あります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 77.8)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは77.8点で、判定は「対象外」です。理由は判定根拠にある通り、フリーキャッシュフローがマイナスであることです。配当や収益性の項目は悪くないのに、この一点でスクリーニングの対象から外れています。
加点された項目は4つあります。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、利回り4%以上、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
スコアの内訳は、収益性が1.594、還元が1.409、割安が1.013、基礎が1.356です。収益性と還元が高く、割安の項目は1.013と控えめでした。
私はこの銘柄を、配当実績は厚く、キャッシュフローだけが課題の会社として読みます。次の決算でフリーキャッシュフローがプラスに戻るかどうかが、判定の分かれ目です。判断はあなた自身の目的と資金計画に沿って行ってください。この記事は売買を推奨するものではありません。
6. よくある質問
コムチュアの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.00%で、過去5年平均の2.58%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
16年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約49%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

