【16年連続増配】コムチュア(3844)配当分析|利回り4.00%・16年連続増配

3844 コムチュア

対象外
配当利回り
4.00%
配当性向
49%
DOE
7.88%
総合スコア
77.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード3844
業種情報・通信業
配当利回り(株価ベース)4.00%
1株配当(最新期・分割調整済)50.00円
総合判定対象外
総合スコア77.8
連続増配16年
非減配16年
配当性向48.54%
PER / PBR14.05 / 2.29
ROE16.99%
DOE(株主資本配当率)7.88%(業種中央値 4.34%)

コムチュアは情報・通信業に属する企業です。3月決算で、直近の会計年度は2026年です。

収益力は業種の中で上位に入ります。ROEは16.99%、営業利益率は12.23%で、業種中央値の11.13%と8.50%をどちらも上回っています。自己資本比率は74.64%と厚く、借入に頼らない体質です。

時価総額は約466億円、EPSは103.0円、BPSは633.09円です。売上高成長率は4.87%、EPS成長率は3.91%で、伸びは緩やかでも右肩上がりを保っています。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年4.15%2.58%1.16%
3年4.15%3.02%2.15%
1年4.15%3.51%2.96%
現在4.00%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0312.83円35.20%36円
18/0323.57円64.58%36円
19/0324.00円39.19%61円
20/0329.00円69.97%41円
21/0331.00円47.42%65円
22/0337.00円46.85%79円
23/0344.00円52.03%85円
24/0346.00円46.77%98円
25/0348.00円48.43%99円
26/0350.00円48.54%103円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは7.88%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年最大 4.15 5年平均 2.58 5年最小 1.16 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.92

月次の配当利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が高いほど、その月は株価に対して配当の割合が大きかったことを示します。コムチュアは2021年12月の1.16%から2026年9月の3.92%まで切り上がり、現在の4.00%は5年平均2.58%を上回っています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年 最大: 4.15 4.15 5年 平均: 2.58 2.58 5年 最小: 1.16 1.16 5年 3年 最大: 4.15 4.15 3年 平均: 3.02 3.02 3年 最小: 2.15 2.15 3年 1年 最大: 4.15 4.15 1年 平均: 3.51 3.51 1年 最小: 2.96 2.96 1年 現在 4.00 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の水準を映します。平均は5年が2.58%、3年が3.02%、1年が3.51%と、期間が短くなるほど高くなっています。

0.00 20.00 40.00 60.00 2017 2017年 12.83円 2018 2018年 23.57円 2019 2019年 24.00円 2020 2020年 29.00円 2021 2021年 31.00円 2022 2022年 37.00円 2023 2023年 44.00円 2024 2024年 46.00円 2025 2025年 48.00円 2026 2026年 50.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。分割の影響が消えるので、増配か減配かをそのまま読めます。2017年の12.83円から2026年の50.0円まで、毎年棒が伸びています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは現在4.00%です。5年平均の2.58%を1.42ポイント上回り、5年間の最高値4.15%に近い位置にいます。直近1年の平均は3.51%で、1年の最低でも2.96%あります。

増配は16年連続で、減配の履歴はありません。分割調整後の1株配当は2010年の1.56円から2026年の50.0円まで伸びました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当性向は48.54%です。利益の約半分を配当に回し、残りを内部に残す形になっています。

DOE(株主資本配当率)は7.88%。業種中央値の4.34%を大きく上回り、全国目安の2〜4%も超えています。DOEは株主資本に対して配当をどれだけ払っているかを見る指標で、高いほど還元に積極的です。ただし数字が高い分、業績が落ちたときに配当を維持する負担も重くなります。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE16.99%
ROA12.14%
DOE7.88%
自己資本比率74.64%
EPS / BPS103 / 633
収益性スコア1.59
還元スコア1.41
割安スコア1.01

ROEは16.99%で、業種中央値11.13%を約5.9ポイント上回ります。ROAは12.14%(中央値6.68%)、営業利益率は12.23%(中央値8.50%)と、収益性の指標はそろって業種の水準より上です。

自己資本比率は74.64%。財務の土台は厚いままです。EPSは2016年の28.31円から2026年の103.01円へ伸び、直近3年も98.35円、99.11円、103.01円と積み上がっています。

気になる点が1つあります。フリーキャッシュフローが4億8,000万円のマイナスです。投資や運転資本に資金が出ており、配当の原資を営業活動だけで賄えているかは、次の決算で確かめたいところです。

配当性向は2014年に108.39%、2015年に118.93%と100%を超えた年がありました。2016年以降は35%から70%の範囲に収まっています。

4. 割安度

PERは14.05倍で、業種中央値17.545倍より低い水準です。一方でPBRは2.29倍で、中央値1.87倍を上回ります。利益に対しては低め、純資産に対しては高めという、二つの顔を持っています。

利回りで見ると位置がはっきりします。現在の4.00%は、5年平均2.58%、3年平均3.02%、1年平均3.51%のいずれよりも高い値です。株価が下がり、配当が伸びた結果、利回りが過去の自分の平均を上回っています。

ROEが高い会社はPBRも高くなりやすく、PBRの数字だけで株価の高低は決まりません。PERと利回りの両方を並べて見るのが確実です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1276円(利回り4.00%)
5年平均利回りに戻る株価1977円(利回り2.58%)
5年最高利回り時の株価1229円(利回り4.15%)
5年最低利回り時の株価4397円(利回り1.16%)

いまの株価は1977円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 4,397 5年平均利回り水準 1,977 5年最高利回り水準 1,229 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1,276

月次の株価と、利回りが過去の水準に戻るときの株価ラインを重ねたグラフです。現在の株価は1,276.0円、年間配当51.0円を基にした、利回りが5年平均に戻る株価は1,976.7円です。株価は2021年9月の2,746.6円から下がっており、ラインとの差は54.9%あります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 77.8)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは77.8点で、判定は「対象外」です。理由は判定根拠にある通り、フリーキャッシュフローがマイナスであることです。配当や収益性の項目は悪くないのに、この一点でスクリーニングの対象から外れています。

加点された項目は4つあります。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、利回り4%以上、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

スコアの内訳は、収益性が1.594、還元が1.409、割安が1.013、基礎が1.356です。収益性と還元が高く、割安の項目は1.013と控えめでした。

私はこの銘柄を、配当実績は厚く、キャッシュフローだけが課題の会社として読みます。次の決算でフリーキャッシュフローがプラスに戻るかどうかが、判定の分かれ目です。判断はあなた自身の目的と資金計画に沿って行ってください。この記事は売買を推奨するものではありません。

6. よくある質問

コムチュアの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.00%で、過去5年平均の2.58%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

16年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約49%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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