3267 フィル・カンパニー
- 配当利回り
- 3.09%
- 配当性向
- 27%
- DOE
- 3.23%
- 総合スコア
- 51.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
フィル・カンパニー(3267)は建設業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 3267 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.09% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 20.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 51.2 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 4年 |
| 配当性向 | 26.98% |
| PER / PBR | 12.20 / 1.47 |
| ROE | 12.59% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.23%(業種中央値 3.74%) |
フィル・カンパニーは建設業の小型株です。時価総額は約52.3億円。直近本決算のROEは12.59%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。営業利益率は7.15%で、建設業の中央値7.08%とほぼ同じ水準です。自己資本比率は33.65%、フリーキャッシュフローは約-13.0億円のマイナスです。EPSは2019年11月期の107円から2025年11月期の74円へ減りました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.42% | 1.34% | 0.15% |
| 3年 | 3.42% | 1.95% | 0.66% |
| 1年 | 3.36% | 2.31% | 1.66% |
| 現在 | 3.09% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 19/11 | 5.00円 | 4.69% | 107円 |
| 21/11 | 5.00円 | 13.84% | 36円 |
| 23/11 | 5.00円 | 69.83% | 7円 |
| 24/11 | 10.00円 | 20.50% | 49円 |
| 25/11 | 20.00円 | 26.98% | 74円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.23%(業種中央値は3.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは3.09%。5年平均の1.34%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は3.42%でした。
直近1年の平均利回り(2.31%)が5年平均(1.34%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
年ごとの1株配当(分割調整済み)の推移です。デコボコがないか、右肩上がりかを見てください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.09%です。5年平均の1.34%/直近1年平均の2.31%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは0.15%〜3.42%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2019年11月期5円、2021年11月期5円、2023年11月期5円、2024年11月期10円、2025年11月期20円と推移しました。連続増配は2年、非減配は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は3.23%です。建設業の中央値3.74%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は26.98%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 12.59% |
| ROA | 4.00% |
| DOE | 3.23% |
| 自己資本比率 | 33.65% |
| EPS / BPS | 74 / 616 |
| 収益性スコア | 1.01 |
| 還元スコア | 0.88 |
| 割安スコア | 1.15 |
売上高成長率は14.59%、EPS成長率は52.00%です。直近の業績は伸びています。EPSは2019年11月期107円、2021年11月期36円、2023年11月期7円、2024年11月期49円、2025年11月期74円と推移しました。ROEは12.59%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。ROAは4.00%で、建設業の中央値5.08%を下回ります。営業利益率は7.15%で、建設業の中央値7.08%とほぼ同じ水準です。自己資本比率は33.65%、フリーキャッシュフローは約-13.0億円のマイナスです。
4. 割安度
PERは12.20倍、PBRは1.47倍です。PBRは建設業の中央値1.15倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて2.31倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは1.15です(収益性スコア1.01・還元スコア0.88との対比)。スコアリングの判定根拠は「FCFマイナス」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 648円(利回り3.09%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1492円(利回り1.34%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 585円(利回り3.42%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 13333円(利回り0.15%) |
いまの株価は1492円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は1492円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 51.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 利回り3%以上
総合スコアは51.2点、判定は「除外」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、利回り3%以上。
連続増配は2年、非減配は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
フィル・カンパニーの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.09%で、過去5年平均の1.34%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約27%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

