2742 ハローズ
割安寄り- 配当利回り
- 1.74%
- 配当性向
- 17%
- DOE
- 1.92%
- 総合スコア
- 67.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
ハローズ(2742)は小売業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2742 |
| 業種 | 小売業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.74% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 70.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 67.8 |
| 連続増配 | 9年 |
| 非減配 | 19年 |
| 配当性向 | 16.63% |
| PER / PBR | 11.70 / 1.36 |
| ROE | 12.13% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.92%(業種中央値 2.34%) |
ハローズは小売業に属する中型株で、時価総額は約1,058億円です。直近本決算のROEは12.13%で、小売業の中央値7.46%を上回ります。営業利益率は5.53%で、小売業の中央値3.69%を上回ります。自己資本比率は57.16%、フリーキャッシュフローは約122億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の73円から2026年3月期の421円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 1.95% | 1.44% | 1.01% |
| 3年 | 1.95% | 1.45% | 1.01% |
| 1年 | 1.95% | 1.63% | 1.37% |
| 現在 | 1.74% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 20.00円 | 13.46% | 149円 |
| 18/03 | 24.00円 | 13.94% | 172円 |
| 19/03 | 26.00円 | 16.26% | 160円 |
| 20/03 | 28.00円 | 15.62% | 179円 |
| 21/03 | 34.00円 | 12.28% | 277円 |
| 22/03 | 38.00円 | 13.68% | 278円 |
| 23/03 | 42.00円 | 14.47% | 290円 |
| 24/03 | 46.00円 | 11.44% | 402円 |
| 25/03 | 60.00円 | 14.39% | 417円 |
| 26/03 | 70.00円 | 16.63% | 421円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.92%と控えめです(業種中央値は2.34%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
いまの利回りは1.74%。5年平均の1.44%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は1.95%でした。
直近1年の平均利回り(1.63%)が5年平均(1.44%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
9年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.74%です。5年平均の1.44%/直近1年平均の1.63%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは1.01%〜1.95%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2003年3月期5円、2004年3月期5円、2005年3月期5円、2008年3月期11円、2011年3月期11円、2012年3月期11円、2013年3月期11円、2014年3月期14円、2015年3月期16円、2016年3月期20円、2017年3月期20円、2018年3月期24円、2019年3月期26円、2020年3月期28円、2021年3月期34円、2022年3月期38円、2023年3月期42円、2024年3月期46円、2025年3月期60円、2026年3月期70円と推移しました。連続増配は9年、非減配は19年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.92%です。小売業の中央値2.34%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は16.63%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 12.13% |
| ROA | 6.61% |
| DOE | 1.92% |
| 自己資本比率 | 57.16% |
| EPS / BPS | 421 / 3630 |
| 収益性スコア | 1.69 |
| 還元スコア | 0.69 |
| 割安スコア | 0.82 |
売上高成長率は7.10%、EPS成長率は0.95%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年3月期73円、2013年3月期78円、2014年3月期99円、2015年3月期116円、2016年3月期147円、2017年3月期149円、2018年3月期172円、2019年3月期160円、2020年3月期179円、2021年3月期277円、2022年3月期278円、2023年3月期290円、2024年3月期402円、2025年3月期417円、2026年3月期421円と推移しました。ROEは12.13%で、小売業の中央値7.46%を上回ります。ROAは6.61%で、小売業の中央値3.39%を上回ります。営業利益率は5.53%で、小売業の中央値3.69%を上回ります。自己資本比率は57.16%、フリーキャッシュフローは約122億円のプラスです。
4. 割安度
PERは11.70倍、PBRは1.36倍です。PBRは小売業の中央値1.40倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.21倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは0.82です(収益性スコア1.69・還元スコア0.69との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4020円(利回り1.74%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4861円(利回り1.44%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3590円(利回り1.95%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 6931円(利回り1.01%) |
いまの株価は4861円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は4861円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 67.8)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
総合スコアは67.8点、判定は「買い妙味あり」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、5年連続増配。
連続増配は9年、非減配は19年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
ハローズの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.74%で、過去5年平均の1.44%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
9年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また19年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約17%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

