2674 ハードオフコーポレーション
- 配当利回り
- 3.12%
- 配当性向
- 47%
- DOE
- 5.85%
- 総合スコア
- 97.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2674 |
| 業種 | 小売業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.12% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 85.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 97.2 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 5年 |
| 配当性向 | 46.91% |
| PER / PBR | 10.80 / 1.35 |
| ROE | 13.02% |
| DOE(株主資本配当率) | 5.85%(業種中央値 2.34%) |
ハードオフコーポレーションは、リユース店舗を全国に展開する小売企業です。中古品の買取・販売という商材の性質上、景気変動の影響を受けにくいビジネスモデルを持っています。
2026年3月期のROEは13.02%。自己資本利益率として、低い数字ではありません。ROAも7.96%あり、資産を効率よく収益に変えている姿が見えます。
自己資本比率は64.26%です。借入への依存度が低く、財務基盤は厚いと言えます。営業利益率は8.62%。小売業としては手堅い水準です。
株式時価総額はおよそ273億円。EPSは181.19円、BPSは1453.07円と、1株あたりの利益・純資産ともに積み上がっています。売上成長率は17.14%、EPS成長率は8.81%で、利益の伸びより売上の伸びが勝る一年でした。あなたがこの会社を配当目的で見るなら、まず押さえておきたいのはこの収益基盤の堅さです。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 9.23% | 5.36% | 2.76% |
| 3年 | 6.17% | 4.61% | 2.76% |
| 1年 | 4.98% | 4.15% | 2.76% |
| 現在 | 3.12% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 40.00円 | 59.22% | 68円 |
| 18/03 | 40.00円 | 95.35% | 42円 |
| 19/03 | 40.00円 | 109.20% | 37円 |
| 20/03 | 40.00円 | 138.50% | 29円 |
| 21/03 | 35.00円 | 136.72% | 26円 |
| 22/03 | 40.00円 | 53.29% | 75円 |
| 23/03 | 60.00円 | 50.37% | 119円 |
| 24/03 | 76.00円 | 50.46% | 151円 |
| 25/03 | 78.00円 | 46.84% | 167円 |
| 26/03 | 85.00円 | 46.91% | 181円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは5.85%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線で追った表です。あわせて5年間の平均・最大・最小の水準線も引いてあります。現在値3.12%は5年平均5.36%を下回る位置にあり、2026年に入って利回りが下がるペースが速まっているのが線の傾きから読み取れます。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小の利回りを棒で並べた図です。期間が短くなるほど平均値が下がっており(5年平均5.36%→3年平均4.61%→1年平均4.15%)、株価が右肩上がりで推移してきたことの裏返しと読めます。
年度ごとの配当金額(分割調整済み)を棒グラフにしたものです。2022年の40円から2026年の85円まで、5年連続で棒が伸び続けています。金額ベースの増配ペースは、この期間で倍以上に加速しました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当利回りは今、3.12%です。過去5年平均の5.36%と比べると、見劣りする水準に映るかもしれません。株価が上がった分だけ、利回りは薄まっています。
過去5年のレンジを見ると、最高9.23%、最低2.76%と振れ幅は大きめです。直近1年に絞れば平均4.15%、最高4.98%、最低2.76%。3年平均は4.61%でした。数字を並べるとわかりますが、利回りの水準は年々切り下がる方向で推移しています。
配当そのものは5年連続で増配中です。非減配の年数も同じく5年。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。直近の増配ペースは緩やかではなく、着実に伸びています。
DOE(純資産配当率)は5.85%です。業種中央値の2.34%と比べると、かなり高い数字ですね。全国的な目安は2〜4%、中央値はおおむね3%前後とされていますから、この会社の株主還元姿勢は積極的と読めます。ROEが高い会社はDOEも高い傾向があり、収益力に見合った還元をしていると評価できます。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 13.02% |
| ROA | 7.96% |
| DOE | 5.85% |
| 自己資本比率 | 64.26% |
| EPS / BPS | 181 / 1453 |
| 収益性スコア | 2.15 |
| 還元スコア | 1.75 |
| 割安スコア | 0.79 |
収益性の数字を見てみましょう。ROEは13.02%、業種中央値7.46%を大きく上回ります。ROAも7.96%で、中央値3.39%の倍以上です。資産効率という点では、この会社は業種内でも上位に位置します。
営業利益率は8.62%。業種中央値3.69%と比べると、ここも高水準です。稼ぐ力そのものは強いと評価できます。
一方で、フリーキャッシュフローはマイナス2億4522万円でした。営業活動で稼いだ現金以上に、投資へ資金を振り向けている状態です。店舗展開や在庫投資が先行する時期は珍しくありませんが、この数字自体は財務体質のプラス材料ではありません。
自己資本比率は64.26%と高く、借入依存度は低いままです。配当性向は46.91%。稼いだ利益のおよそ半分を株主に還元し、残りを内部に留保している計算になります。EPS成長率8.81%、売上成長率17.14%という数字を踏まえると、利益の質そのものは悪くありません。
4. 割安度
PERは10.8倍です。業種中央値の17.25倍と比べると、かなり低い水準にあります。市場からの利益評価という観点では、割安に見える数字ですね。
PBRは1.35倍。業種中央値1.40倍とほぼ同じ水準です。純資産に対する株価の評価は、業種平均から大きく外れていません。
利回りの面では、いまの3.12%は過去5年平均5.36%を下回っています。株価上昇が利回りの低下として表れている形です。過去5年の利回りレンジ(最高9.23%〜最低2.76%)の中では、中間よりやや下寄りに位置します。
PERの低さとPBRの並みの水準を合わせて見ると、利益成長のわりに株価の評価はまだ控えめ、という読み方ができます。ただし利回りだけを切り取ると、過去の平均的な水準からは離れた位置にいます。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2723円(利回り3.12%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1586円(利回り5.36%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 921円(利回り9.23%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3080円(利回り2.76%) |
いまの株価は1586円(5年平均利回り水準)と3080円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約41.8%下がる計算です。
株価の実績に、過去の利回り水準から逆算した参考ライン(1585.8円・920.9円・3079.7円)を重ねた折れ線です。現在株価2723円は、5年平均利回り水準の1585.8円を上回り、5年最低利回り水準の3079.7円にはまだ届いていない位置にあります。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 97.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
ここまでの数字を総合スコアに落とし込むと、97.2点でした。区分としては「対象外」に入ります。
内訳を見ると、収益性スコアは2.145、還元スコアは1.748、割安スコアは0.793。基礎スコアは1.744で、自社利回り比は0.58です。加点要素として、ROE10%以上の高収益、5年連続増配、利回り3%以上、DOEが業種平均を上回る積極的な還元姿勢の4点が挙げられています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
一方で判定根拠として記録されているのが、フリーキャッシュフローのマイナスです。収益性・還元姿勢は評価できる一方、キャッシュフローの状態が「対象外」という区分を押し下げる材料になっています。
稼ぐ力と還元姿勢という点では強みを持つ会社です。ただしFCFマイナスという事実は無視できません。数字が示す姿をそのまま受け止めて、ご自身の投資判断に役立ててください。
6. よくある質問
ハードオフコーポレーションの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.12%で、過去5年平均の5.36%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約47%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

