【20年連続増配】サンエー(2659)配当分析|利回り3.70%・20年連続増配

2659 サンエー

割安寄り
配当利回り
3.70%
配当性向
72%
DOE
4.94%
総合スコア
69.9pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード2659
業種小売業
配当利回り(株価ベース)3.70%
1株配当(最新期・分割調整済)125.00円
総合判定割安寄り
総合スコア69.9
連続増配20年
非減配20年
配当性向72.39%
PER / PBR18.00 / 1.23
ROE6.77%
DOE(株主資本配当率)4.94%(業種中央値 2.34%)

サンエー(2659)は小売業に分類され、決算月は3月です。時価総額は約1,988億円、自己資本比率は74.1%と厚い土台を持っています。

営業利益率は7.57%で、小売業の中央値3.69%の2倍ほどです。ROEは6.77%と中央値7.46%をわずかに下回りますが、ROAは4.91%で中央値3.39%を上回っています。

PERは18.0倍、PBRは1.23倍です。中央値と比べるとPERはやや高く、PBRはやや低い位置にあります。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年4.93%2.96%1.56%
3年4.93%3.59%2.35%
1年4.93%4.23%3.68%
現在3.70%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0323.50円15.35%153円
18/0325.00円15.39%162円
19/0326.00円17.67%147円
20/0326.50円22.05%120円
21/0327.50円28.94%95円
22/0330.00円28.42%106円
23/0337.00円30.21%122円
24/0355.00円31.83%173円
25/0380.00円43.13%185円
26/03125.00円72.39%173円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.94%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 5年最大 4.93 5年平均 2.96 5年最小 1.56 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3.70

月次の配当利回りを線で結び、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が平均線より上にあるほど、過去の自分と比べて株価が配当に対して低い状態を指します。サンエーは2021年8月の1.68%から2025年10月の4.85%まで上がり、2026年8月は3.70%でした。5年平均の2.96%は上回っています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 5年 最大: 4.93 4.93 5年 平均: 2.96 2.96 5年 最小: 1.56 1.56 5年 3年 最大: 4.93 4.93 3年 平均: 3.59 3.59 3年 最小: 2.35 2.35 3年 1年 最大: 4.93 4.93 1年 平均: 4.23 4.23 1年 最小: 3.68 3.68 1年 現在 3.70 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べたグラフです。期間を短くするほど平均が上がっているかで、利回りの重心がどちらへ動いたかを読めます。サンエーの平均は5年が2.96%、3年が3.59%、1年が4.23%と短い期間ほど高く、現在値の3.70%は1年の最小3.68%に近い位置です。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 23.50円 2018 2018年 25.00円 2019 2019年 26.00円 2020 2020年 26.50円 2021 2021年 27.50円 2022 2022年 30.00円 2023 2023年 37.00円 2024 2024年 55.00円 2025 2025年 80.00円 2026 2026年 125.00円

年度ごとの1株配当を棒にしたグラフで、株式分割は調整済みです。棒が右へ向かって高くなっていれば増配が続いています。サンエーは2017年の23.5円から2026年の125.0円へ伸び、2025年の80.0円からは45円の上積みでした。連続増配は20年で、減配は2006年が最後です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.70%です。過去5年の平均は2.96%、最高は4.93%、最低は1.56%でした。直近1年に絞ると平均4.23%、レンジは3.68%から4.93%で、現在値はこの1年の下限付近にいます。

分割調整後の1株配当は2022年の30円から2026年の125円へ伸びました。連続増配は20年、減配は2006年が最後です。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率)は4.94%です。DOEは配当を自己資本で割った値で、利益が揺れても配当を保ちやすいかを見る目安になります。小売業の中央値は2.34%、全国の目安は2〜4%なので、どちらも上回っています。配当性向は72.39%で、2025年の43.13%から跳ねました。増配の速度が利益の伸びを追い越している点は、あなたも頭に置いておきたいところです。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE6.77%
ROA4.91%
DOE4.94%
自己資本比率74.08%
EPS / BPS173 / 2529
収益性スコア1.47
還元スコア1.33
割安スコア0.96

利益の水準は業種の中で見劣りしません。営業利益率7.57%は中央値3.69%を大きく上回り、ROAも4.91%で中央値3.39%を超えています。ROEは6.77%で中央値7.46%にわずかに届きません。自己資本が厚い分、ROEは数字が伸びにくい構造です。

財務は堅い造りです。自己資本比率は74.1%、フリーキャッシュフローは約251億円あります。

気になるのはEPSの向きです。2025年の185.49円から2026年は172.68円へ下がり、EPS成長率は-6.9%でした。売上高成長率は3.2%のプラスなので、増収のまま利益が少し縮んだ形です。2026年の配当性向は72.39%まで上がっており、配当の余力は利益の回復に左右されます。

4. 割安度

PERは18.0倍で、業種中央値17.1倍をわずかに上回ります。PBRは1.23倍で、中央値1.40倍より低い水準です。

配当利回りで測ると、位置はもう少し見えやすくなります。現在の3.70%は5年平均2.96%より高く、3年平均3.59%もわずかに上回ります。一方で、直近1年の平均4.23%には届いていません。

株価は3,380円です。1株配当125円を基に、利回りが5年平均の2.96%に戻る株価を計算すると4,223円で、現在値との差は24.9%です。判定の内訳では、収益性スコア1.47、還元スコア1.331、割安スコア0.964でした。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3380円(利回り3.70%)
5年平均利回りに戻る株価4223円(利回り2.96%)
5年最高利回り時の株価2536円(利回り4.93%)
5年最低利回り時の株価8013円(利回り1.56%)

いまの株価は4223円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 5年最低利回り水準 8,013 5年平均利回り水準 4,223 5年最高利回り水準 2,536 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3,380

株価の推移に、1株配当125円から逆算した基準線を重ねたグラフです。基準線は、利回りが5年の平均・最大・最小に戻ったときの株価を指します。5年平均2.96%の水準は4,223円、最大4.93%の水準は2,535.5円、最小1.56%の水準は8,012.8円です。現在の株価3,380円は平均水準の4,223円と最大水準の2,535.5円の間にあります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 割安寄り(スコア 69.9)

収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超

総合スコアは69.9点で、判定は割安寄りです。内訳は収益性1.47、還元1.331、割安0.964。営業利益率の高さと、5年平均を上回る利回りが点数を支えています。

加点は2つあります。1つは連続増配で、もう1つはDOEが2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢です。20年連続増配、減配は2006年が最後という記録も裏づけになります。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

注意点は配当性向の72.39%です。2025年の43.13%から約29ポイント上がり、EPSは2026年に-6.9%でした。次の増配が続くかどうかは、利益が戻るか、配当性向がこの水準で落ち着くかで決まります。決算ごとにこの2つを見ておくと、変化に早く気づけます。

6. よくある質問

サンエーの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.70%で、過去5年平均の2.96%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

20年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また20年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約72%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2006年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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