【13年連続増配】エスフーズ(2292)配当分析|利回り3.54%・13年連続増配

2292 エスフーズ

中立
配当利回り
3.54%
配当性向
36%
DOE
2.49%
総合スコア
61.9pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード2292
業種食料品
配当利回り(株価ベース)3.54%
1株配当(最新期・分割調整済)104.00円
総合判定中立
総合スコア61.9
連続増配13年
非減配19年
配当性向35.65%
PER / PBR10.97 / 0.77
ROE6.83%
DOE(株主資本配当率)2.49%(業種中央値 2.35%)

エスフーズは食料品セクターに属し、決算は3月です。時価総額は約1,033億円で、PBRは0.77倍、PERは10.97倍。業種中央値のPBR1.13倍、PER18.2倍を下回る水準で取引されています。

自己資本比率は55.9%あり、財務の土台は厚めです。営業キャッシュフローから投資を引いたフリーキャッシュフローは6.14億円のプラスでした。

スコアは61.9点で、判定は「中立」です。増配の実績と配当への姿勢が評価を支える一方、収益性は業種平均に届いていません。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年4.74%3.23%2.21%
3年4.74%3.51%2.57%
1年4.24%3.78%3.23%
現在3.54%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0335.00円15.08%232円
18/0343.00円17.06%252円
19/0356.00円24.68%227円
20/0360.00円29.18%206円
21/0364.00円20.32%315円
22/0370.00円18.53%378円
23/0378.00円23.33%334円
24/0384.00円29.28%287円
25/0389.00円105.59%84円
26/03104.00円35.65%292円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.49%(業種中央値は2.35%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年最大 4.74 5年平均 3.23 5年最小 2.21 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3.54

月次の利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が高いほど、その月の株価が配当に対して低かったことを示します。いまは3.54%で、5年平均3.23%の少し上です。2025年10月の4.23%が期間内の山で、2026年に入ってからは3%台半ばで推移しています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 5年 最大: 4.74 4.74 5年 平均: 3.23 3.23 5年 最小: 2.21 2.21 5年 3年 最大: 4.74 4.74 3年 平均: 3.51 3.51 3年 最小: 2.57 2.57 3年 1年 最大: 4.24 4.24 1年 平均: 3.78 3.78 1年 最小: 3.23 3.23 1年 現在 3.54 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の水準を映します。平均は5年で3.23%、3年で3.51%、1年で3.78%と、期間が短くなるほど高くなっています。現在の3.54%は1年平均を下回り、5年平均を上回る位置です。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 35.00円 2018 2018年 43.00円 2019 2019年 56.00円 2020 2020年 60.00円 2021 2021年 64.00円 2022 2022年 70.00円 2023 2023年 78.00円 2024 2024年 84.00円 2025 2025年 89.00円 2026 2026年 104.00円

年度ごとの1株あたり配当を棒で示したグラフで、株式分割の影響は調整済みです。棒が右へ向かって高くなっていれば増配が続いています。2017年の35円から2026年の104円まで毎年伸び、増配は13年連続です。2025年の89円から2026年の104円へは15円の上積みでした。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.54%です。5年平均の3.23%を上回り、5年間の幅(2.21%〜4.74%)では中ほどよりやや上に位置します。直近1年の平均は3.78%で、そこからは少し下がりました。

1株あたり配当は2017年の35円から2026年の104円へ、10年で約3倍に伸びています。増配は13年連続、減配なしの期間は19年です。最後に減配したのは2005年でした。

異常値の検知が1件あります。配当性向が2025年の105.59%から2026年の35.65%へ、前年比で69.9ポイント下がりました。2025年は利益(EPS84.29円)が落ち込んだ年で、配当を守るために性向が跳ね上がった形です。2026年はEPSが291.73円に戻り、性向も落ち着いています。

DOE(純資産に対する配当の割合。減配しにくさの目安)は2.49%です。業種中央値の2.35%を少し上回り、全国目安の2〜4%の範囲に収まっています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE6.83%
ROA3.67%
DOE2.49%
自己資本比率55.95%
EPS / BPS292 / 4170
収益性スコア0.85
還元スコア1.03
割安スコア0.64

ROEは6.83%で、業種中央値の6.67%とほぼ同じです。ROAは3.67%と中央値3.86%をわずかに下回ります。

差が目立つのは営業利益率です。2.22%で、業種中央値の3.89%に届きません。売上高の伸びは6.2%ありますが、利益率の低さが収益性スコアを押し下げています。

EPSの推移を見ると、2022年の377.77円から2024年の286.89円へ下がり、2025年は84.29円まで落ち込みました。2026年は291.73円に戻っています。利益の振れ幅が大きい点は、あなたが配当の安定性を見るときの確認ポイントです。

自己資本比率は55.9%あり、利益が落ち込んだ年でも配当を続ける余力がありました。

4. 割安度

PERは10.97倍で、業種中央値の18.2倍を大きく下回ります。PBRは0.77倍で、1倍を割り込み、中央値1.13倍よりも低い水準です。

配当利回りの面では、現在の3.54%が5年平均の3.23%より高く、過去5年の中では株価が低めの側にいます。自社利回り比は1.10で、割安スコアは0.64でした。

株価が低い理由は数字から読み取れます。営業利益率が業種を下回り、利益も年によって大きく動きます。指標の低さは、市場がこの不安定さを織り込んでいる結果とも読めます。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2937円(利回り3.54%)
5年平均利回りに戻る株価3220円(利回り3.23%)
5年最高利回り時の株価2194円(利回り4.74%)
5年最低利回り時の株価4706円(利回り2.21%)

いまの株価は3220円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 4,706 5年平均利回り水準 3,220 5年最高利回り水準 2,194 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 2,937

株価と、利回りをもとに算出した水準線を並べたグラフです。基準は年間配当104円で、利回りが5年平均に戻る株価は3,219.8円です。現在の株価は2,937円で、この水準まで9.6%の差があります。下側の線は2,194.1円、上側の線は4,705.9円です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 61.9)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは61.9点、判定は「中立」です。内訳は収益性0.849、還元1.031、割安0.640で、還元だけが基準の1.0を超えています。

加点は3つあります。10年連続増配、利回り3%以上、DOEが2%以上かつ業種平均以上です。減配は2005年が最後で、増配は13年続いています。一方で注意点は、収益性が業種平均に届かないことです。

2025年に配当性向が105.59%まで上がり、翌年に35.65%へ戻った動きも見逃せません。利益が落ちた年にも配当を増やした姿勢は、還元への意思を示します。ただし利益の回復が続くかどうかは、決算ごとに確かめる必要があります。

私なら、営業利益率の改善と配当性向の推移を次の決算で追います。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

エスフーズの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.54%で、過去5年平均の3.23%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

13年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また19年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約36%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2005年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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