1885 東亜建設工業
中立- 配当利回り
- 4.81%
- 配当性向
- 40%
- DOE
- 6.98%
- 総合スコア
- 67.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1885 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.81% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 100.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 67.0 |
| 連続増配 | 3年 |
| 非減配 | 15年 |
| 配当性向 | 40.26% |
| PER / PBR | 12.20 / 2.01 |
| ROE | 17.15% |
| DOE(株主資本配当率) | 6.98%(業種中央値 3.74%) |
東亜建設工業は建設業に属し、時価総額はおよそ2,666億円です。2026年3月期のROEは17.1%と業種中央値の10.1%を上回り、EPSは248.4円まで伸びました。増収率は8.5%、EPS成長率は32.2%で、利益の伸びが数字に表れています。配当は2024年3月期以降の3年間で増配が続いています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 10.44% | 5.31% | 2.21% |
| 3年 | 10.44% | 5.76% | 2.21% |
| 1年 | 5.07% | 3.99% | 2.21% |
| 現在 | 4.81% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/03 | 5.00円 | 13.85% | 36円 |
| 18/03 | 5.00円 | 23.88% | 21円 |
| 19/03 | 7.50円 | 20.41% | 37円 |
| 20/03 | 12.50円 | 20.44% | 61円 |
| 21/03 | 20.00円 | 22.82% | 88円 |
| 22/03 | 22.50円 | 23.51% | 96円 |
| 23/03 | 22.50円 | 40.08% | 56円 |
| 24/03 | 40.00円 | 125.26% | 32円 |
| 25/03 | 76.00円 | 40.44% | 188円 |
| 26/03 | 100.00円 | 40.26% | 248円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは6.98%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は毎月の配当利回りに、5年間の最大・平均・最小の水準線を重ねたものです。線が水準線に近づくほど、利回りが動いた位置が分かります。東亜建設工業では2024年前半に平均5.31%を大きく超えた後、直近は4.81%まで下がり、平均線の下に位置しています。
棒は5年・3年・1年それぞれの利回りの最大・平均・最小を並べたものです。期間が短いほど最近の傾向が出ます。1年平均は3.99%と5年平均5.31%より低く、株価が上がって利回りが縮んだ動きが読み取れます。
棒は年度ごとの1株配当で、株式分割の影響をそろえた分割調整後の値です。右へ伸びるほど増配を示します。2020年3月期の12.5円から2026年3月期の100円まで積み上がり、直近3年は連続で増えています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
現在の配当利回りは4.81%で、5年平均の5.31%を下回ります。5年間で利回りは最高10.44%、最低2.21%まで動いており、いまはレンジの中ほどより下です。分割調整後の1株配当は2020年3月期の12.5円から2026年3月期の100円へ増え、直近は3年連続増配、非減配は15年、最後の減配は2009年です。DOE(株主資本配当率、減配しにくさの目安)は6.98%で、建設業の中央値3.74%と全国目安の2〜4%をともに上回ります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 17.15% |
| ROA | 6.34% |
| DOE | 6.98% |
| 自己資本比率 | 38.61% |
| EPS / BPS | 248 / 1507 |
| 収益性スコア | 1.30 |
| 還元スコア | 1.43 |
| 割安スコア | 1.37 |
2026年3月期のROEは17.1%、ROAは6.34%で、いずれも建設業の中央値(10.1%、5.08%)を上回ります。営業利益率は6.75%で、中央値7.08%をわずかに下回る水準です。EPSは2024年3月期の31.93円から2026年3月期は248.39円まで回復し、増収率8.5%、EPS成長率32.2%と利益の戻りが大きく出ています。自己資本比率は38.6%、フリーキャッシュフローは約464億円で、配当性向40.3%と合わせて還元の原資は確保されています。
4. 割安度
PERは12.2倍で、建設業の中央値12.37倍とほぼ同じです。PBRは2.01倍と中央値の1.15倍を上回り、株価には純資産に対する上乗せが乗っています。配当利回りで見ると現在の4.81%は自社の5年平均5.31%の0.91倍で、過去の自社水準よりやや低い位置です。ROE17.1%の高さを踏まえるとPERは割高ではない一方、PBRと自社利回り比は割安感の乏しさを示します。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2081円(利回り4.81%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1883円(利回り5.31%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 958円(利回り10.44%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4525円(利回り2.21%) |
いまの株価は1883円(5年平均利回り水準)と4525円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約9.5%下がる計算です。
折れ線は株価に、過去5年の利回り水準から逆算した参考ラインを重ねたものです。年間配当100円を5年平均利回りで割ると約1,883円、5年最低利回りで割ると約4,525円です。現在値2,081円はこの範囲の内側にあり、平均利回り水準まではあと約9.5%の下落幅です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 67.0)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スコアは67.0点、判定は「中立」です。ROE10%超の高収益、3年連続増配、利回り4%超、DOEが業種平均以上の4点が加点され、還元姿勢と収益性は評価されています。一方で判定根拠は「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」で、PBR2.01倍と自社利回り比0.91倍がブレーキです。異常値の検出はなく、増配の実績を取るか割高感が薄れるまで待つかで評価が分かれます。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
東亜建設工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.81%で、過去5年平均の5.31%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

