【配当分析】ウシオ電機(6925)配当分析|利回り1.62%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ウシオ電機(6925)は光源・光学機器を手がける電気機器メーカーです。配当の姿から確かめます。

項目値
銘柄コード6925
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)1.62%
1株配当(最新期・分割調整済)70.00円
総合判定中立
総合スコア39.4
連続増配0年
非減配4年
配当性向73.78%
PER / PBR29.70 / 1.13
ROE4.01%
DOE(株主資本配当率)2.83%(業種中央値 2.74%)

ウシオ電機はランプや光学装置を主力とする電気機器メーカーで、半導体製造装置向けなどに光源を供給します。時価総額は約2400億円。自己資本比率は60%です。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。

期間最大平均最小
5年4.60%3.13%1.45%
3年4.60%3.11%1.45%
1年3.44%2.46%1.45%
現在1.62%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期50.00円47.83%105円
2023年3月期50.00円43.22%116円
2024年3月期50.00円51.43%97円
2025年3月期70.00円99.62%70円
2026年3月期70.00円73.78%95円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.83%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

現在の利回りは1.62%で、5年平均3.13%を大きく下回ります。5年間では最高4.6%、最低1.45%まで振れました。線は下のほうにあり、株価が過去に比べ高めであることを示します。

直近1年の平均利回り2.46%も、5年平均3.13%を下回ります。この1年、株価は相対的に高い時間帯でした。

配当は50円が続いたあと2025年に70円へ増え、その後は横ばいです。4年間減配はありません。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは1.62%。分割調整後の配当は2022年から2024年まで50円が続き、2025年に70円へ増えたあとは横ばいです。3年据え置きを挟みつつ4年間減配はありません。配当性向は73.8%です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確かめます。

指標値
ROE4.01%
ROA2.41%
DOE2.83%
自己資本比率59.91%
EPS / BPS95 / 2485
収益性スコア0.70
還元スコア0.78
割安スコア1.09

ROEは4.0%、営業利益率は6.7%で、いずれも業種中央値を下回ります。EPSは95円、配当性向は73.8%とやや高めです。フリーキャッシュフローは40億円のプラス。PERは29.7倍、PBRは1.13倍、DOEは2.83%です。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は0.52で、現在の利回りは過去5年平均3.13%の半分程度にとどまります。株価の上昇を受けて利回りが縮み、自社の過去レンジのなかでは高めの株価水準です。割安度の区分は中立ですが、収益性が業種平均を下回る点は注意が要ります。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価4324円(利回り1.62%)
5年平均利回りに戻る株価2236円(利回り3.13%)
5年最高利回り時の株価1522円(利回り4.60%)
5年最低利回り時の株価4828円(利回り1.45%)

いまの株価は2236円(5年平均利回り水準)と4828円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約48.3%下がる計算です。

現在株価4324円は、利回りが5年平均に戻る水準2236円を上回ります。5年平均の利回りに戻るには株価が約48%下がる計算で、それだけ現在の利回りが自社の過去平均より低いことを示します。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 39.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超

総合スコアは39.4。業種平均を上回るDOEは評価点ですが、収益性の低さと配当性向70%超が重なります。利回りは自社の過去平均を大きく下回る位置にあり、株価が過去5年のなかでは高めであることを示しています。

6. よくある質問

ウシオ電機の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.62%で、過去5年平均の3.13%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約74%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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