2267 ヤクルト本社
中立- 配当利回り
- 2.40%
- 配当性向
- 46%
- DOE
- 3.38%
- 総合スコア
- 69.3pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2267 |
| 業種 | 食料品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.40% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 70.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 69.3 |
| 連続増配 | 14年 |
| 非減配 | 18年 |
| 配当性向 | 46.44% |
| PER / PBR | 17.60 / 1.28 |
| ROE | 6.89% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.38%(業種中央値 2.35%) |
ヤクルト本社(2267)は食料品セクターの銘柄です。時価総額は約8,178億円、自己資本比率は71.70%と財務の土台は厚めです。直近2026年3月期のROEは6.89%、営業利益率は9.29%で、どちらも食料品の中央値(ROE6.67%、営業利益率3.89%)を上回ります。売上高は前期比-2.65%と小幅に減りましたが、EPSは150.72円でほぼ横ばい(+0.16%)を保ちました。配当は14年連続で増配し、非減配は18年に及びます。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.08% | 1.91% | 1.00% |
| 3年 | 3.08% | 2.35% | 1.54% |
| 1年 | 3.08% | 2.73% | 2.27% |
| 現在 | 2.40% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 16.00円 | 17.54% | 91円 |
| 18/03 | 17.00円 | 16.42% | 104円 |
| 19/03 | 22.00円 | 20.19% | 109円 |
| 20/03 | 23.00円 | 18.55% | 124円 |
| 21/03 | 26.00円 | 21.24% | 122円 |
| 22/03 | 36.00円 | 25.68% | 140円 |
| 23/03 | 45.00円 | 27.76% | 162円 |
| 24/03 | 55.50円 | 50.45% | 110円 |
| 25/03 | 64.00円 | 42.53% | 150円 |
| 26/03 | 70.00円 | 46.44% | 151円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.38%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.35%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは2.40%で、5年平均の1.91%より上にいます。折れ線が上にあるほど、過去の自分と比べて株価が安めのサインです。5年間の最高は3.08%、最低は1.00%でした。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べています。5年平均1.91%に対して1年平均は2.73%と高く、直近ほど利回りが高い状態が続いてきたことが読み取れます。
株式分割の影響をならした1株当たり配当の推移です。2016年の14.25円から2026年の70.0円まで、棒が右肩上がりに伸びています。14年連続の増配がそのまま形に出ています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.40%です。過去5年の平均は1.91%、直近1年の平均は2.73%で、現在値はその間にあります。5年間の利回りレンジは1.00%から3.08%でした。増配は14年連続、非減配は18年続き、最後に配当を下げたのは2008年です。DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、減配しにくさの目安になります)は3.38%で、食料品の中央値2.35%と全国の目安2〜4%(中央値3%前後)をどちらも超えています。配当性向は46.44%で、利益の半分弱を配当に充てています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 6.89% |
| ROA | 4.85% |
| DOE | 3.38% |
| 自己資本比率 | 71.70% |
| EPS / BPS | 151 / 2075 |
| 収益性スコア | 1.56 |
| 還元スコア | 1.22 |
| 割安スコア | 1.14 |
2026年3月期のEPSは150.72円、BPSは2,075.29円です。ROEは6.89%、ROAは4.85%で、食料品の中央値(6.67%、3.86%)をわずかに上回ります。営業利益率は9.29%と中央値3.89%の倍以上で、稼ぐ力に差が出ています。自己資本比率は71.70%、フリーキャッシュフローは約131億円のプラスで、配当を利益とキャッシュの両面から支えています。売上高は前期比-2.65%、EPS成長率は+0.16%で、成長は足踏みしています。
4. 割安度
PERは17.6倍で食料品の中央値15.21倍より高く、PBRは1.28倍で中央値1.13倍をやや上回ります。配当利回り2.40%は5年平均1.91%より高い一方、3年平均2.35%・1年平均2.73%と比べると平準的な水準です。自社の利回り比は1.26倍で、過去の自分と比べれば利回りは高めの位置にあります。スコアリングの割安スコアは1.142で、判定根拠は「割安感が乏しい」でした。指標面では株価の高い低いがはっきりしない中間的な位置づけです。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2919円(利回り2.40%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3665円(利回り1.91%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2273円(利回り3.08%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7000円(利回り1.00%) |
いまの株価は3665円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価と、利回りが過去平均に戻る水準を線で示しています。現在値2,919円は、利回りが5年平均に戻る3,664.9円より下にあります。過去5年の利回りで見れば株価は低い側です。この線は売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 69.3)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは69.3点、判定は「中立」です。収益性スコア1.559が全体を押し上げ、営業利益率9.29%とROE6.89%が食料品の中央値を上回る点が効いています。還元スコアは1.219で、14年連続増配とDOE3.38%(業種中央値2.35%超)が加点材料です。割安スコアは1.142にとどまり、PER17.6倍・PBR1.28倍と株価に割安感が乏しいことが評価を抑えました。売上が前期比-2.65%で伸び悩むなか配当性向が46.44%まで上がってきた点は、今後の増配ペースを見るうえで押さえておきたい部分です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
ヤクルト本社の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.40%で、過去5年平均の1.91%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また18年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約46%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2008年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

