【高配当】DMG森精機(6141)配当分析|利回り2.87%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

DMG森精機(6141)は工作機械の世界大手です。配当を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード6141
業種機械
配当利回り(株価ベース)2.87%
1株配当(最新期・分割調整済)100.00円
総合判定中立
総合スコア45.9
連続増配3年
非減配3年
配当性向67.48%
PER / PBR16.90 / 1.08
ROE7.34%
DOE(株主資本配当率)4.36%(業種中央値 2.83%)

DMG森精機(6141・機械)は、金属加工の工作機械を手がける世界有数のメーカーです。ドイツのDMGと統合し、欧州を含むグローバルな販売・サービス網を持ちます。時価総額は約3700億円。顧客の設備投資サイクルが業績に効きます。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録、支払いの余力を見ていきます。

期間最大平均最小
5年5.45%3.51%1.56%
3年5.04%3.44%2.28%
1年4.35%3.41%2.56%
現在2.87%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期30.00円37.11%81円
2023年3月期70.00円35.07%200円
2024年3月期90.00円—%—円
2025年3月期100.00円67.48%148円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.36%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.83%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

利回りは2.87%で、5年平均3.51%を下回ります。線が下にあるほど、過去の自分と比べて株価は高い評価です。5年間の最高は5.45%でした。

直近1年の平均3.41%も5年平均3.51%よりやや低く、株価が水準を上げた1年でした。

3年連続の増配です。棒は伸びていますが、配当性向67%と利益率の水準はあわせて確認したい点です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは 2.87% です。決算期は3月で、分割調整済みの1株配当は30円(2022年度)から100円(2025年度)へ3年連続で増えました。DOEは4.36%と機械の中央値2.83%を上回ります。配当性向は67.5%とやや高めです。

3. 業績と財務の安定性

設備投資の波を受けやすい収益と、還元の姿勢を見ます。

指標値
ROE7.34%
ROA2.77%
DOE4.36%
自己資本比率39.18%
EPS / BPS156 / 2444
収益性スコア0.68
還元スコア1.09
割安スコア1.17

ROEは7.3%(機械中央値7.8%)、営業利益率は3.68%で中央値7.93%を下回ります。自己資本比率は39.2%。EPSは156円、フリーキャッシュフローはプラス148億円。利益率の改善が今後の配当余力を左右します。

4. 割安度

PBRは1.08倍で機械中央値0.92倍よりやや高め、PERは16.9倍。自社利回り比は0.82で、過去平均より利回りは低い位置です。いまの利回り2.87%が5年平均3.51%まで戻るには、株価が約18%下がる計算です。割安度は割高寄り寄りの中立と整理できます。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3655円(利回り2.87%)
5年平均利回りに戻る株価2992円(利回り3.51%)
5年最高利回り時の株価1927円(利回り5.45%)
5年最低利回り時の株価6731円(利回り1.56%)

いまの株価は2992円(5年平均利回り水準)と6731円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約18.2%下がる計算です。

株価は2992円(利回りが5年平均に戻る水準)より上にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は高い側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 45.9)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合的な区分は 中立 です。3年連続増配とDOEに表れる還元姿勢は評価できますが、営業利益率が業種平均を下回り、株価も過去の利回り水準に対して割安感は乏しい状況です。

6. よくある質問

DMG森精機の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.87%で、過去5年平均の3.51%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約67%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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