【配当分析】宝ホールディングス(2531)配当分析|利回り1.50%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

宝ホールディングス(2531)は食料品セクターの企業です。配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 2531
業種 食料品
配当利回り(株価ベース) 1.50%
1株配当(最新期・分割調整済) 31.00円
総合判定 中立
総合スコア 41.7
連続増配 0年
非減配 2年
配当性向 51.22%
PER / PBR 25.50 / 1.15
ROE 3.82%
DOE(株主資本配当率) 2.31%(業種中央値 2.35%)

宝ホールディングス(2531)は食料品に属する。宝酒造の酒類・調味料と、タカラバイオのバイオ事業を持つ。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・減配非減配の記録を見ます。

期間 最大 平均 最小
5年 4.58% 2.87% 1.33%
3年 3.25% 2.39% 1.33%
1年 2.43% 1.82% 1.33%
現在 1.50%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 37.00円 35.22% 105円
2023年3月期 38.00円 35.43% 107円
2024年3月期 29.00円 35.33% 82円
2025年3月期 31.00円 37.36% 83円
2026年3月期 31.00円 51.22% 61円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.31%(業種中央値は2.35%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは1.50%で、5年平均2.87%を下回る。過去5年の最高は4.58%、最低は1.33%で、いまは低い側にある。

直近1年の平均利回りは1.82%で、5年平均2.87%を下回る。

1株配当は2024年に38円から29円へ減配し、その後31円で横ばい。増配は途切れている。配当性向51.2%。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは1.50%で、5年平均2.87%を大きく下回る。過去5年は1.33〜4.58%で推移した。1株配当は2024年3月期に38円から29円へ減配し、その後は31円で横ばい。非減配は2年にとどまる。配当性向は51.2%。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確認します。

指標
ROE 3.82%
ROA 2.28%
DOE 2.31%
自己資本比率 60.52%
EPS / BPS 61 / 1345
収益性スコア 0.76
還元スコア 0.98
割安スコア 1.01

ROEは3.8%で業種中央値6.7%を下回る。営業利益率4.3%、自己資本比率60.5%と財務は厚い。EPSは60.5円まで低下し、配当性向は51.2%。DOEは2.31%。フリーキャッシュフローはプラス(約20億円)。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は0.52で、いまの利回りは自社の過去平均を大きく下回る。割安度の区分は中立。PBRは1.15倍で業種中央値1.13倍とほぼ同水準。利回りが5年平均に戻るには株価が約48%低い水準が必要な計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2060円(利回り1.50%)
5年平均利回りに戻る株価 1080円(利回り2.87%)
5年最高利回り時の株価 677円(利回り4.58%)
5年最低利回り時の株価 2331円(利回り1.33%)

いまの株価は1080円(5年平均利回り水準)と2331円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約47.6%下がる計算です。

株価は2060円。利回りが5年平均に戻る水準はこれより下にあり、過去5年のレンジでは利回りが低めの側にある。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 41.7)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
△ 直近3年内に減配

総合区分は中立。直近3年内に減配(38円→29円)があり、その後31円で横ばいという点が注意材料。いまの利回り1.50%は自社の過去平均2.87%を下回り、株価は利益・配当に対して控えめには付いていない。

6. よくある質問

宝ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.50%で、過去5年平均の2.87%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約51%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2024年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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