【配当分析】太陽誘電(6976)配当分析|利回り0.93%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

太陽誘電(6976)は電気機器セクターの電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ(MLCC)を主力とする。

項目値
銘柄コード6976
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)0.93%
1株配当(最新期・分割調整済)90.00円
総合判定割高寄り
総合スコア36.5
連続増配0年
非減配4年
配当性向75.96%
PER / PBR31.20 / 1.34
ROE4.46%
DOE(株主資本配当率)3.27%(業種中央値 2.74%)

太陽誘電(6976)は電気機器に属する電子部品メーカー。直近本決算はROE4.5%、営業利益率5.6%。EPSは前期の落ち込みからの反動で大きく戻したが、水準としては控えめ。自己資本比率は56.0%。市況の波を受けやすい事業構造を持つ。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、配当の推移を確認する。

期間最大平均最小
5年5.23%2.47%0.40%
3年5.23%2.77%0.40%
1年3.37%2.01%0.40%
現在0.93%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期80.00円18.46%433円
2023年3月期90.00円48.30%186円
2024年3月期90.00円134.83%67円
2025年3月期90.00円—%—円
2026年3月期90.00円75.96%118円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.27%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

現在の利回りは0.93%で、5年平均の2.47%を大きく下回る。5年間の最高は5.23%だった。

直近1年の平均利回り2.01%は、5年平均2.47%より低め。

調整後の1株配当は90円で3年横ばい。増減の跡を棒グラフで確認してほしい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは0.93%。5年平均2.47%を大きく下回る。調整後の1株配当は90円で3年横ばいが続き、連続増配はない(非減配は4年)。配当性向は76.0%と高く、利益に対する配当の重さが目立つ。利益が伸び悩むなかで配当を維持している構図。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を見る。

指標値
ROE4.46%
ROA2.41%
DOE3.27%
自己資本比率55.95%
EPS / BPS118 / 2754
収益性スコア0.67
還元スコア0.84
割安スコア1.29

ROEは4.5%と低め。自己資本比率は56.0%、EPSは118円、配当性向は76.0%。営業利益率5.6%、フリーキャッシュフローは324億円のプラス。配当性向が7割を超えており、増配の余地は利益の回復次第となる。

4. 割安度

PERは31倍、PBRは1.3倍。割安度の区分は割高寄り。自社利回り比は0.38で、現在利回りは自社平均を大きく下回る。配当が一定なら、利回りが5年平均の2.47%へ戻るには株価が約62%下がる計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価9699円(利回り0.93%)
5年平均利回りに戻る株価3644円(利回り2.47%)
5年最高利回り時の株価1721円(利回り5.23%)
5年最低利回り時の株価22500円(利回り0.40%)

いまの株価は3644円(5年平均利回り水準)と22500円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約62.4%下がる計算です。

配当が一定なら、利回りが5年平均の2.47%へ戻るには株価が約62%下がる計算になる。過去5年の利回りレンジの内側にある。本記事は売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 割高寄り(スコア 36.5)

株価が自社の過去水準より高く、バリュエーション面のスコアが低い水準です。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超

割安度の区分は割高寄り。配当は横ばいで、配当性向は76%と高い。ROEは業種平均を下回り、現在の利回りも自社平均から離れている。配当の伸びしろは利益の回復にかかる。

6. よくある質問

太陽誘電の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは0.93%で、過去5年平均の2.47%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割高寄り」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約76%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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