【12年非減配】三井化学(4183)配当分析|利回り3.49%

4183 三井化学

対象外
配当利回り
3.49%
配当性向
123%
DOE
3.77%
総合スコア
37.3pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4183
業種化学
配当利回り(株価ベース)3.49%
1株配当(最新期・分割調整済)75.00円
総合判定対象外
総合スコア37.3
連続増配0年
非減配12年
配当性向122.79%
PER / PBR20.28 / 0.79
ROE4.01%
DOE(株主資本配当率)3.77%(業種中央値 2.48%)

三井化学は化学セクターに属し、決算は3月期です。時価総額は約7,464億円、PBRは0.79倍で、化学業種の中央値0.80倍とほぼ同じ水準にあります。

収益面では、ROEが4.01%、営業利益率が4.42%です。業種中央値はそれぞれ6.49%と6.83%なので、稼ぐ力は同業の真ん中より低めに出ています。自己資本比率は40.19%、直近の売上高成長率はマイナス7.76%でした。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年5.79%4.29%3.24%
3年5.79%4.13%3.24%
1年4.43%3.78%3.24%
現在3.49%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0335.00円21.60%162円
18/0345.00円15.07%299円
19/0350.00円25.93%193円
20/0350.00円57.30%87円
21/0350.00円33.56%149円
22/0360.00円21.22%283円
23/0360.00円27.83%216円
24/0370.00円53.23%132円
25/0375.00円87.95%85円
26/0375.00円122.79%61円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.77%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 5年最大 5.79 5年平均 4.29 5年最小 3.24 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.49

折れ線は月ごとの配当利回りで、株価が下がると上がり、株価が上がると下がります。この銘柄は2025年4月の5.07%から2026年2月の3.27%まで低下し、2026年9月は3.49%でした。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 5.79 5.79 5年 平均: 4.29 4.29 5年 最小: 3.24 3.24 5年 3年 最大: 5.79 5.79 3年 平均: 4.13 4.13 3年 最小: 3.24 3.24 3年 1年 最大: 4.43 4.43 1年 平均: 3.78 3.78 1年 最小: 3.24 3.24 1年 現在 3.49 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒グラフで、いまの利回りがどこにあるかを測れます。1年平均は3.78%、5年平均は4.29%で、現在の3.49%はどの期間の平均よりも低い位置です。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 100.00 2017 2017年 35.00円 2018 2018年 45.00円 2019 2019年 50.00円 2020 2020年 50.00円 2021 2021年 50.00円 2022 2022年 60.00円 2023 2023年 60.00円 2024 2024年 70.00円 2025 2025年 75.00円 2026 2026年 75.00円

年度ごとの配当金を、株式分割を調整した金額で並べたグラフです。2017年の35円から2025年の75円まで伸び、2026年も75円で横ばいでした。2014年に7.5円へ下がって以降は、減配がありません。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.49%です。5年平均の4.29%を下回り、5年間の最高は5.79%、最低は3.24%でした。現在値は、このレンジの下寄りに位置しています。

減配は2014年が最後で、そこから12年間は前年を下回っていません。ただし連続増配の年数は0年で、2025年と2026年の調整後配当は、どちらも75円で横ばいです。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率、純資産に対して配当をどれだけ出しているかの指標)は3.77%で、業種中央値の2.48%を上回ります。全国目安の2〜4%でも上限に近く、株主資本を土台に配当を出す姿勢は強めです。

注意したいのは配当性向です。直近は122.79%と100%を超え、前年の87.95%から34.8ポイント跳ね上がりました。利益を上回る配当を払っている状態で、2026年のEPS 61.08円に対して配当は75円です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE4.01%
ROA1.60%
DOE3.77%
自己資本比率40.19%
EPS / BPS92 / 2349
収益性スコア0.56
還元スコア0.76
割安スコア1.25

利益水準は同業の中央値を下回っています。ROEは4.01%(中央値6.49%)、ROAは1.60%(同3.94%)、営業利益率は4.42%(同6.83%)でした。

EPSの流れを見ると、2022年の282.75円から2023年は215.59円、2024年は131.50円、2025年は85.28円、2026年は61.08円と、4年続けて下がっています。配当は70円から75円へ増えたので、利益と配当の距離が縮み、2026年に逆転しました。

守りの面は悪くありません。自己資本比率は40.19%、フリーキャッシュフローは約782億円のプラスです。PERは20.28倍で、業種中央値の13.44倍より高く、利益の落ち込みが株価に織り込まれ切っていない形です。

4. 割安度

PBRは0.79倍で、業種中央値の0.80倍と並びます。純資産の面では、同業と比べて目立った差はありません。

一方でPERは20.28倍と、中央値13.44倍を大きく上回ります。EPSが下がっているため、株価に対する利益の見え方が重くなっています。

利回りで測ると、現在の3.49%は5年平均4.29%の0.81倍です。平均より低い利回りで取引されており、過去5年の中では株価が高い側にあります。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2146円(利回り3.49%)
5年平均利回りに戻る株価1748円(利回り4.29%)
5年最高利回り時の株価1295円(利回り5.79%)
5年最低利回り時の株価2315円(利回り3.24%)

いまの株価は1748円(5年平均利回り水準)と2315円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約18.6%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 1,500 2,000 2,500 5年最低利回り水準 2,315 5年平均利回り水準 1,748 5年最高利回り水準 1,295 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,146

株価と、過去5年の利回り水準から逆算した株価の線を重ねたグラフです。5年平均利回り(4.29%)に当たる株価は1748.3円、5年最低利回り(3.24%)に当たる株価は2314.8円で、現在の2146.5円はその間にあります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 37.3)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ 10年以上非減配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

判定は「除外」、総合スコアは37.3です。配当性向は2024年の53.23%から2025年に87.95%、2026年に122.79%へ上がりましたが、この間の調整後配当は70円から75円、75円とほぼ動いておらず、性向を押し上げた主因は2022年の282.75円から2026年の61.08円まで下がり続けたEPSの側にあります。

12年続く非減配とDOE 3.77%(業種中央値2.48%)は、利益ではなく株主資本を目安に配当を据え置いてきた記録で、フリーキャッシュフローも約782億円のプラスですが、EPSが戻らないまま性向100%超が続けば、この記録だけで配当を支える形になります。PBR 0.79倍だけを見ると安く映る一方、PERは20.28倍と業種中央値13.44倍を上回り、利回りも自社5年平均の0.81倍にとどまるため、利益と利回りの物差しでは株価は高い側にあり、低PBRを入口に見るなら、あなたが次に確かめる数字は次の決算のEPSです。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

三井化学の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.49%で、過去5年平均の4.29%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約123%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2014年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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